hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる
心構え・生きる智慧
11934views

SNSに振り回される毎日…いいね!への執着、承認欲求を手放すお坊さんのアドバイス

SNSが普及した現代、「いいね」をもらうことに喜びを感じ、いつの間にかそれに執着して「SNS疲れ」をおこしまっている方が増えているようです。
承認欲求は人間には切り離せない欲望ですが、際限なくふくれ上がると逆に自分自身を苦しめることになってしまいます。
お坊さんから生きる知恵(アドバイス)をいただけるhasunohaでは、心の悩みに関する相談が多数寄せられています。今回はその中から、承認欲求に苦しめられる方からの相談を紹介いたします。

SNSで「いいね」をもらうことが生活の中心に


SNSで「いいね」をもらうことに振り回されて、優越感を感じたり自信をなくして落ち込んだりしてしまうという、質問者の楽しく生きたいさん。

傍から見ていると滑稽に見えるかもしれませんが、本人は無自覚のうちにSNSで「いいね」を貰うことが生活の中心になってしまうのです。

肥大化する承認欲求を消すためにはどのようにすればよいのか、お坊さんからありがたいお言葉をいただきました。

メタボ化する承認欲求は自分自身でセーブすべし

いつの時代でも承認欲求は人間を悩ませるもの。しかし、インターネットでいつでも誰とでもつながれるようになったことで、承認欲求が「メタボ化」してしまっているとあるお坊さんは分析します。

SNS依存度によるのでしょうが、思い切って今までやっていたSNSをやめてみるとか、スマホばかりついつい触ってしまう人はガラケーに戻してみるとか、個々が少しでも自分でメタボ欲求を自覚して、改善したいと思い、距離を置くしかないのでしょうね。
(唯称寺 大乗)

ハンバーガーや牛丼がおいしいからと言って、際限なく食べ続ければメタボになり生活習慣病を患ってしまいます。SNSも同じで、自分の欲求のなすがままにしていては心が病んでしまうでしょう。食欲であっても承認欲求であっても、改善するためには自覚してセーブしていかなければならない、というアドバイスはとても納得できるものです。

仏教の内観を応用して無我の境地へ

あるお坊さんは、次のような素敵な回答をされていました。

オシャレで美味しいスイーツをアップしました。それはスイーツがイイねされているのであって、私がイイねではないと知覚しましょう。
(中略)こんな心掛けが肝要です。仏教の内観の応用です。
(中略)インターネットとかリアルとか関係ありません。全ての苦は、この『私』という妄想から出発しています。それがお釈迦さまの教えです。
(大慈)

内観とは、心の内に問いかけることで自分を悩ませる原因を知覚すること。SNSでも、自分自身が褒められているのではなく、アップした写真や言葉自体が「いいね」と思われていると知覚する。考え方を少し変えることができれば、他人に対して優越感をもったり自信を喪失してしまったりと、承認欲求に振り回されることはなくなるのでしょう。

元の問答:SNSに振り回される現代人について、どのようにお考えですか?

「苦」の原因となる承認欲求を手放すためには

次は、承認欲求に悩むたにしさんからの質問です。

認められたい、評価されたい、褒められたいという心。
これらがなくなれば、ほとんど苦はなくなる気がします。
これらの心を手放す為の考え方、方法をご教授いただけませんでしょうか?

欲望を手放すという一大テーマに、お坊さんはどのように回答されたのでしょうか。

欲しいものを人に与えて、因果を利用しよう

自身も、肥大化する承認欲求という煩悩と闘った経験があるというお坊さん。ある時、こう悟ったそうです。

私はこの承認欲求と闘いながらあるとき、自分が欲しいものを人に与えていないことに気づきました。人を認めていない自分 評価していない自分 褒めていない自分。
与えてたものが自分に戻ってくる 「因果応報」です。それに気づいてからは、人の良いところを認める、評価する、褒めるということを心掛けています。そうするようになってからは逆に人からそれらを与えてもれらうことが多くなったように思います。そうなると承認欲求に以前ほどこだわらなくなったと感じています。
(甑嶽山 観音寺 仙如)

仏教では「因果の道理」として、どんな結果にも必ず原因があると考えられています。人から認められたいのに承認欲求が満たされないのであれば、人を認めていないという原因があるのかもしれません。自分の承認欲求ばかりに目を向けるのではなく、人を認めて評価することで、自然と自分も認められるようになり、過剰な承認欲求を手放すことができそうです。

承認欲求のベクトルを変えて善行に励むべし

あるお坊さんは、次のようなアドバイスを送っています。

誉められたい、認められたいと言うことは、周りに高評価を得ること。悪事や卑怯なまねをすれば高評価は得られません。つまり、誉められるためには「よいこと」を行う必要があります。
きっかけがなんであれ、あなたが誉められるということは、あなたが良いことをしたからです。
「自己承認欲求」、大いに結構です。誉められるために、認められる為に、どんどん良い事をしましょう。
(不悪口院 恵成)

承認欲求に苦しめられる原因は、「他の人より優れていたい」という優越感に執着してしまっているからでしょう。承認欲求をなくすのではなく「良い欲求をもつ」と発想を変えれば、人と比較する必要がなく苦しめられることもなくなりそうです。

元の問答:承認欲求について

SNSであっても日常生活であっても、人として生きていく上では常につきまとう承認欲求。
しかし、承認欲求をコントロールしてうまく活かせば、自分自身を成長させてくれる大事な欲求になるものです。
SNSの「いいね」に執着してしまうのであれば、一度セーブしてみる。
人から認められることだけに執着してしまうのであれば、人を認めてあげて自分もいいことを積極的に実行していく。
これが、承認欲求とうまく付き合っていくための一番の近道なのかもしれません。

文・hasunoha編集部
この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

温かい気持ちになるお坊さん説法

「SNS・LINE・ネットのやり取り」問答一覧

自分の過去を友人にバラされないか不安です

共通の趣味でSNSで同性の子と知り合い仲良くなりました。 話しやすくて、その子には何でも話しました。 恋愛の話になり、私はうっかり過去の恋愛事情を話してしまいました。 軽蔑されてしまうかもしれませんが…私は独身時代に既婚者の男性と不倫をしてました。そのことを話してしまいました。 今になって話さなくてもいい内容だったと、すごく後悔してます。 その時は気が合うしいい子だなと思ってましたが、段々その子の本性がわかってきて嫌になりました。 何が原因で嫌になったかというと その子の自宅と私の自宅の距離は車で1〜2時間離れた距離で気軽に会えるような距離ではありません。 ですが、その子は毎週のように「会いたい」「遊ぼう」と言ってきてくれたのですが 毎回私がその子の自宅の方まで足を運ばなければなりませんでした。 「今日は私の家で遊ぼうよ〜」 「私の家の近くのカラオケに行こう」と 何としてでもこっちから来るように仕向けるやり方をされるので段々それがストレスになりその子のことが苦手になってしまいました… 正直に毎週のように通うのが嫌と直接言えない性格の私は最初のうちは行ってましたが、理由をつけて 「今日は用事があるから遊べない」と何回も断り続けました。 それでも変わらず誘ってくるのでとうとう限界を感じ、 ラインも他のSNSも消し、完全に連絡をつかないようにしました。 今は縁も切れてスッキリした状態ですが その友人にうっかり過去の話をしてしまったことを後悔してます。 その子の友人が私の同級生でたまに連絡もしてるし、会っているそうです なので私の悪口もそうですが、 過去の話をネタされてしまわないか不安です…

有り難し有り難し 6
回答数回答 1

私の選択は正しかったのか

こんにちは。いつもありがとうございます。 相談です。 以前hasunohaでSNSの彼の事を相談したのですが、それの相談です。                                       もう4年も前の話なのですが、SNSの彼と交流していた時、彼の事が好きな女性がいました。「私の方が彼の事もっと好き」と言って、仲間と組んで、彼女からSNSで嫌がらせを受けました。                                         それでも彼と付き合えなかったことを腹いせに、多くの人に噂をばらまき、職場の耳にも届き、職場いじめに遭い、職場退職に追い込まれました。 (もう4年も立っているのでいい加減私も許したらどうかとも思うのですが…)                                       久々にSNSを見ると、4年たった今でもまだ彼の事を想い続けているらしく、周りからも応援されています。 私は、彼女と彼が結婚してくれれば、大勢の人が幸せになれるのではないか、と考え、今年やっと身を引くことに決めました。 今頃彼は「逃げた!」と言って罵っていると思いますが…                                      時々、「彼と結婚してたらきっと不幸になってた」と言い聞かせて過ごしています。私が彼女に彼を譲った選択は正しかったのでしょうか?

有り難し有り難し 15
回答数回答 2

ブログは『生きた証』になるのでしょうか。

どうも。自分はこのhasunohaとLINE以外にSNSを使いません。実際にはアカウントだけ作って長年放置しているのもあり、ブログもその一つですが、それはある女性のせいなんです。 その人は自分と一回り歳が離れてて両親も健在。小学校から私立に通い、10代の時に芸能事務所からスカウトされた美貌の持ち主(自撮り写真もたまに載せてるので自信はあると思います)です。しかし、母親とは仲が良いのに父親の酷いモラハラが原因で(この点は自分の家庭に似てると感じてコメントし、返信してもらえた事もあります)家庭内の空気は常に重く、そのストレスで学校の成績もあまり良くなく、どうにか大学は卒業したものの就活に全敗して鬱になり入院した病院で検査を受け、軽度の障害があると判明しました。 その後、女性はその事実を隠しバイトをしたもののすぐに辞め家に引きこもる様になりました。 彼氏もいましたが、デートの度に肉体関係を持ち、更に自分は働いてるのに飲食等の支払いをさせる様な輩で、残念ながら彼女の病気や障害には理解がなく、父親と同様に彼女を苦しめ続けたものの中々別れられず、自殺未遂を繰り返しましたが、医者の勧めで障害者年金を受給する様になった矢先彼氏が結婚を申し込み快諾。 それを知った女性の父親は彼女を地元から離れた場所の作業所に通わせました。勿論女性は最初猛反発しましたが、当時両親の関係が最悪だった事や兄妹が独立して頼れなくなった事、彼氏が子供を欲しがってない(彼女にとって結婚=子供を産む事だった為金目当てで結婚したがってる)と知り、泣く泣く従いました。 その数ヶ月後女性が作業中に姿を消してしまい、警察も出動して大騒ぎになりましたが数日後無事保護されましたがそのまま入院。あの時何があったかよく覚えてないと言いながら日記を書く彼女に無性に腹が立った自分はブログで言及しました。『何でもかんでも病気や障害のせいにして卑怯だ。夫と娘に苦しめられ続けてる母親が気の毒でならない。』と、キツい文面でしたが、少なからず賛同してくれた方はいました。 すると、本人がコメントで『母の悪口を言う人は嫌いです。私にとってブログは生き甲斐で止めるつもりはないからもう来ないで!!』と反論し、ブロックもされました。謝罪はできませんでしたが、宣言通り女性は今もブログを更新し続けています。 モヤモヤが消えないのは何故なんでしょう…。

有り難し有り難し 12
回答数回答 1