主人と死別してから生きる希望が持てません。
よろしくお願いします。
プロフィールの通り主人は亡くなりました。
仕事も順調でした。人一倍健康に気遣い、元気で血圧も高くなく、これから家族で新居を構え新しく本人もスタートするつもりでいたのだと思うと無念でなりません。
主人は仏様になったのだと聞きました。ですが、毎日位牌に手を合わせても、もう見ることも、話すことも、触れることも出来ないのは、私には辛すぎて、耐えられません。このつらさを乗り越えていくにはどうしたらいいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
大海の一雫を、探し尋ねるほどの尊き縁
お気持ちお察し申し上げますと共に、ご主人様の菩提を心よりお祈り致します。
今、貴方には、ご主人から引き継がれた「宝物」がありますね。
ご主人の生命は、その宝物の中に確実に息衝いています。そして、「志」を残し置かれ、それはいつしか種から苗となり、蕾を結び、花が落ちてもまた実は残るのです。
生者必滅、会者定離は娑婆の習いです。
しかし、大海の一雫(てき)を探し尋ねるほどの尊き縁(えにし)があって、人はこの世に生を受けます。そして、導かれるようにご主人は貴方と出逢い、今、貴方たちに志を残し置かれた。貴方たち夫婦の子として生まれることを望み、この世に生を受けた宝物に託されたのです。
どうぞ、その事実をお心にお留め置き下さい。
追福修善(追善の御供養)の功徳は、ご主人にとっての「財(たから)」となります。篤く御供養されながら、この先もご主人の死に寄り添って下さい。
無理に頑張ろうとせず、無理に乗り越えようとせず、いつまでも寄り添って差し上げて下さい。
ゆこさま
ご返信、ありがとうございます。
人前で涙することを、否としないで下さい。貴方が流した涙で緩んだ足元は、必ずまた固まります。そして貴方が流された涙は、いつまでもお子さんの心に留まることでしょう。
やがて、泥中からハスが花を咲かせるように、お子さんたちは成長し、「人を愛すること」「人を失うこと」「人と生きること」を、貴方の涙の意味と共に理解されることでしょう。
質問者からのお礼
御返事ありがとうございました。
朝から涙があふれ、とてもあたたかい気持ちになりました。
病室で主人とのお別れを決めた日に、悲しみと同時に、2人を立派に育てなければならない、1人親になる責任感が芽生えました。それからは必死に1週間、1ヶ月、3ヶ月と生きてきましたが、急に寂しさや虚しさが押し寄せてきてしまい、もうどうしたらよいのかわからなくなってしまったのです。
子供が唯一の支えなんだからとまわりに言われ、私もそう感じ必死に生きてきましたが、どこかで、子供たちがいなかったら(この世に生まれていなかったら)、私は直ぐにでも主人のところへ行けるのに。。と考えてしまう自分がいたり、毎日が重く苦しかったです。
ですが、今朝お坊さんからのお返事をいただき、主人が子供たちの中で宿り生きていることを知り、涙がとまらないくらい、あたたかい気持ちになりました。私には、こんなにも尊い宝があることを感謝します。
これからも、辛くなったらこのメールを読みます。まるで霧が晴れたように心が安まりました。本当にありがとうございます。
ありがとうございます。
子供たちが悲しむと思い、あまり子供たちの前では泣かないようにしていました。
でも、そうした気持ちを隠さないことで、子供たちがそれぞれに受け止め、これからの成長の糧になるのだと信じて、これからを生きていこうと思います。
まだまだ気持ちの浮き沈みはあります。ですが、その時その時を、気持ちのおもむくままでいようと思いました。
真っ暗な出口の見えないと感じた私の悩みに、優しくあたたかく寄り添っていただき、本当にありがとうございました。