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美容師と。そしてお気づかせなんてありますか。

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有り難し有り難し 4

当時6年ほど通った美容師、最初私は既婚出産直後、彼は独身4歳年下で、後に聞けば独身時代もてて遊んだがこの人は違う、気になっていたが誘ってはいけない存在だと思っていたと。その間にでき婚。名古屋の有名デパートに入る美容室の店長でした。

その後別の系列店に移動、私が離婚すると話すと、二人目の妊娠で里帰り予定でも嫁が言葉の暴力等でうっとうしくてと初めて聞き食事でもと誘われました。連絡先も渡さず、その後も数ヵ月会いませんでした。それでも何度も誘われて燃え上がってしまいました。
間もなく里帰りから戻った嫁から罵倒されたことがきっかけで大切な人がいる、離婚してほしいと伝えたのです。そこまでしてくれたならと覚悟を決め私の家で住み始めました。
彼は家具を作ったり、リフォームや車の買い換えそれはたくさんのことをしてくれました。毎日愛しあいました。休みの日は何度も、それほど相性がよかったです。私より10年下の嫁とは女として見れずもともと話も噛み合わず付き合ってすぐできて仕方なく結婚、子供を作る以外になかったとたまたま知り合いが嫁とママ友でそういう話も聞いていました。

でも法外な要求、弁護士ついても彼の離婚が成立せず。元同じ職場の嫁と二人の子供は長崎へ帰りました。慰謝料の為独立を考え一緒に準備、それが周りから不倫になるからやめた方がと言われだし開店2週間前に一人でやりたいと7月1日小さな店をオープンしました。私が選んで仕入れた鳥や花の壁紙やアンティークや手作りのものに囲まれて。
いやになるわけがない、とこれからも私と娘は一生俺が髪をやり続ける、将来のことは今は、とにかく仕事を成功させて借金なくして慰謝料払えるように自立したいと、家も出ました。
それでも置いていった車を出張仕事で乗りに来たり月に2回は予約をいれてくれており結果3日に1度くらいは顔を合わせます。
利用された等人は言いますが、これだけやってもらってお金にもならない今後も髪をやり続け、私は悪い方には思っていません。知り合ってから11年を越え情なのか恨もうにも恨めませんでした。
娘には放ったらかしでさみしい思いを、彼の子にも同じ気持ちです。彼から離れて一人でと言われなければずっと気づけなかったこと、今あるのはすべてお気づかせだと年配の方に言われました。私も悩んでいたのは確かですが、そういうことはあるのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

何を気づくかが大事

すべては無常(必ず変わってしまう)だと気付くことが、心の平安につながります。
すべての刺激(喜びや快楽でさえ)は実は苦痛(ウズウズ)だと気付くことも、心の平安につながります。
ただ、強い苦痛(ウズウズ)を受けているときに、それより弱い別の苦痛(ウズウズ)に移ったら、快楽だと錯覚するだけです。
喜びや楽しみや快感の正体は、「弱い苦痛」なのです。
弱い苦痛も苦痛だから、ずっとそれを受けているとだんだん嫌になったりもします。
だから、恋愛感情なども変化してしまう(無常)なのです。
必ず変化してしまうものばかりの世の中で、弱い苦痛にすがりついて依存して、それで強い苦痛から開放されたつもりになっていると、足元をすくわれます。
強い苦痛から弱い苦痛に移動しただけだなと冷静に気づき、浮かれないことが大切です。
赤ちゃんは、目の前におもちゃやおっぱいが近づくと、欲しがるときに泣きます。
喜ぶはずのもので泣きます。
これは、「欲しい」という苦しみ(ウズウズ)が生じているからです。
うれしいことさえも、実は苦しみ(ウズウズ)なのです。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

願誉浄史様

先日に引き続き、二度目のお答えを
いただきました。
ありがとうございました。

彼は家庭で受ける苦痛より
不倫で慰謝料請求されても
子供を捨てて
当時辛かった私を慰めるように
優しい心で私のもとへ
来てくれていたと思っていました。

これも、程度は違えど、快楽という苦痛
だったんですね。

これから責任を果たしていく彼を
ほどよい距離で見ていようと
思います。

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