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他者に対する感謝の気持ちと、不思議な気持ち

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有り難し有り難し 13

初めて質問いたします。

私は介護施設に勤めて6年目、管理者をしています。

今年に入り離職者が相次ぎ(やむを得ない事情であり、人間関係が嫌で、といったことではありません)、現場に入り利用者様の介護に携わったり、ケアマネージャーとして計画を作成したり、看護師(のような役割)として薬の管理に関わったりと多忙になり、休めない状況になりました...

それでも、私が辛い顔をしたら周りの職員が不安になるだろう、と毎日笑顔を心がけています。

しかし「きっといいことがあるからもう少しがんばれ」という上司の言葉が信じられなくなり、いつまでこの状況が続くのか。見通しが立たない中、精神的に追い詰められている自分がいます。

他の事業所の職員や部長など、全力で応援するから、信じてついてきてくれ、と励まして下さる方に対して、ありがたい、感謝、と気持ちも強いのですが、同時にとても不思議な気持ちになるのです。

なぜそこまでわたしに優しくしてくださるのか、声をかけてくださるのか。
私のような人間に、そこまで力を入れる気持ちがわからないのです。

ありがとうございます、の気持ちの裏側で
その人を疑っている自分がいます。
そんな自分が嫌になります。

どうしたら、この不思議な気持ちが、人を疑う気持ちが消えるのでしょうか。

最近では会社の中で聞こえる声が私に向けられているような気がして怖いです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

冷静に見直してみてくださいね

拝読させて頂きました。お仕事大変頑張っておられる中での疑問を感じておられるのですね。過度の仕事のせいでもあるでしょうね。あなた自身精神的にも肉体的にもお疲れがたまっていらっしゃることもあるでしょうから。又あなた自身が気が付かないまでも職場でのあなたの仕事における貢献度や重要度も高まり、皆さんから評価されておられることもあるでしょうね。
なかなか冷静に判断することも難しいかもしれませんが、やはり率直に職場で皆さんとコミュニケーションとりながらご自分のことをしっかり見直して頂きたいと思います。
合間にはお休みなさって、そしてこれからもお仕事に充実した毎日を過ごして頂きます様にと思います。

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おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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疑ってしまう気持ちも大事にしましょうよ。

こんにちは。拝見いたしました。

介護施設で離職者が続くと残った職員は大変ですね。人数に余裕を持つことができる施設だと良いのですが、なかなかそうもいかないのが今の介護現場(あるいは社会全体の)問題なのでしょう。その中でもまわりの人の事を考え頑張っておられることには頭が下がる思いですよく頑張ってこられましたね。あなた様のおかげで多くの人が救われたことと思います。

とはいえ、期限付きならば人間頑張れますが、見通しがつかないというのが実はじわじわと身体と心にストレスを蓄積させていくのも確かです。ゆきりんごさんが勤めておられる状況と部長さんなどの人柄はわかりませんので勝手な妄想で言ってしまいますが、ゆりきんごさんが疑う心が起きるのは不思議な事ではなく当然のことだと思います。私はゆきりんごさんのような広い心は持ち合わせていませんので、かけられた言葉が「優しさ」だとは思いません。そもそもゆきりんごさんが大変な状況にある時点で「全力で応援してないじゃないか」と思ってしまいます。口では人間はなんとでも言えます。人間を見るのは「行動」です。

人を疑う心となって出てきている根っこに、何かしら感情があるのではないでしょうか。疑う心の是非を考えて自分を責める前に自身の本心に耳を傾けてみていただきたいと思います。しんどい時はしんどいと言って良いのです。それは弱音ではなく、入居者や利用者の環境にとっても大事な事だからです。「さすがにここまでになったらもういい人は辞めよう」というラインを決めてみるのも一つです。自分の問題と施設の問題、部長の問題を分けて考えてみること。今の経験はきっとこの先のゆきりんごさんの糧になります。引き際を見つけるのも施設のためです。自分自身の中の弱音を吐きたい自分の声も聴いてあげてくださいね。

ゆきりんごさんの思いやりと頑張りに感謝いたします。

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おきもち

御縁があって一般人からお坊さんになりました。現在は小さなお寺の住職をさせて...
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質問者からのお礼

お礼が大変遅くなり、申し訳ありませんでした。
しんどい時はしんどいと認め、休める時は休む、を心がけ今では心身ともに健康です。
ありがとうございました!

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ