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お墓の隣にあるお地蔵様

私の実家のお墓は田んぼの真ん中にあり、隣に10体ほどお地蔵様が並んでいます。
最近、母がお墓に行くと、半数のお地蔵様の首が折れておりました。
(長年の雨風でかなり痛んでいたことや少し前にとても激しい暴風雨があったことで、自然に折れてしまったのではないかと家族で話しております。)
お地蔵様の首は上に乗せ、もとの通りにいたしました。

ここからが質問なのですが、お地蔵様のためにお坊さんにお願いし、お経などをあげたほうがいいのでしょうか?
またお墓にあるお地蔵様にどんな意味があるかお教え頂けるとありがたいです。

拙い文章、また知識不足で大変恐縮ですが、どうぞ宜しくお願いいたします。

有り難し 16
回答 1

質問投稿日: 2015年3月12日 6:46

回答は各僧侶の個人的な意見であり仏教教義や宗派見解と異なることがあります。答えは一つとは限りません。多くの回答(法施)からあなたの人生を探してみてください。

幼くして亡くなられた方々のために建立されたのだと思います

曹洞宗の吉田俊英と申します、若干回りくどい説明になりますが、」まずお地蔵様について説明させていただきます。

  お地蔵さまは、正式には地蔵菩薩と言います。大地が全ての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々をその無限の大慈悲の心で包み込み、救う所から名付けられたとされています。日本においては、民間信仰的な側面をもつ形でも広く信仰されています。路傍に祀られている尊像として、おそらくお地蔵様がもっともポピュラーだと思います。

  お地蔵様の大慈悲心をより具体的に表す言葉に「代受苦 代わって苦を受ける」という言葉があります。「我々が受けるべき苦しみをお地蔵様が代わりに受けて下さる」という考えですが、そのような教えが民衆に説かれ、そして信仰されてきました。こうした信仰が発展した形として、「六地蔵」があり、「賽の河原の地蔵和讃」があります。
   また、安産を願ったり幼子の無事と成長を願ったり民衆によって、子安地蔵や延命地蔵が信仰されるようになりました。そういうことから。お地蔵さまは「子供の守り神」としてひろく信仰されてきました。

 それでご質問のお墓のそばのお地蔵様ですが、おそらく幼くして亡くなられた方々のために建立されたお地蔵さまだと思います。医療事情が今日と違う時代、昭和30年代ごろまでは新生児や乳児の死亡率が非常に高く、幼子を葬送埋葬することが非常に多くありました。そして、「亡き幼子たちをお守りください」という願いを込めてお墓の隣にお地蔵様が建立されたり、幼子のお墓代わりにお地蔵様が建立されたりしました。御実家のお墓の隣のお地蔵さまも恐らくそのような経緯で建立されたものと思います。

  首が取れていたのには驚かれたでしょうが、修復してさしあげて下さってありがとうございます。必ずしも「お坊さんにお願いしてお経をあげて戴かなければならない」ということはありません。でも、壊れたお地蔵様を直した機会に、子供たちを守ってきて下さったお地蔵さまに感謝し、幼くして亡くなられた方々の冥福を祈るという意味で、お坊様にお経をあげていただいても宜しいかと思います。

3年2ヶ月前

質問者からの有り難し - お礼

吉田様

ご丁寧なご回答ありがとうございます。お地蔵様について、よく理解することができました。
お墓まいりの際には、今まで以上に合掌して供養したいと思います。
また今年は祖母の三回忌がありますので、その際にお坊さんにお話してお経をあげて頂くようにいたします。
本当にありがとうございました。

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