hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

祭りの参加

回答数回答 2
有り難し有り難し 17

地元にだんじり祭りがあり、付き合いで参加しています。当日2日間はとてもキツく、なにが楽しいのか分からず義務で参加している感じです。
ポジションとかもあり、年下の子の方がよくでき面子がたっていなく行く事が嫌です。
祭りに参加しないと、地元で葬式に参加しづらくなったり他の行事にも出にくい状態になってしまいます。やはり辛くても参加しなくてはいけませんか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「お祭り=厄落とし」と割り切ってみても良いかもしれません。

ご質問、拝読いたしました。

だんじりって、お祭りへかける情熱がものすごいんですってね…!
練習のために学校を休む!当日は会社が休みになる!ときいたことがあります。
お祭りの様子も、映像でしか見たことありませんが、みなさん体力の限界まで気張っていらっしゃるようで…毎年ご参加なさっているだけでも、本当に頭が下がります。

さて、ご自身でもおっしゃっているように、他の地域行事との兼ね合いもあるようですので、どこかへ引っ越さない限りは、完全にお付き合いを断ってしまうのは、得策ではないかもしれないですね。
いざ、というときに助け合えるコミュニティの力って本当に大きいですし...

というわけで、ご提案です。
視点を変えて、「厄落としに行っている」という気持ちで参加してみては、どうでしょう?
そうすれば、心身ともに多少キツくとも、気持ちの落としどころがみつかるかもしれません。

むしろ、しんどければしんどいほど、一周まわって開き直り、「おお!こんなにも厄が落とされているぞ…!しめしめ!」と楽しくなってくるかもしれません。

このようなお祭りに限らずとも、冠婚葬祭の根本的は機能は、参加者全員の、心の中の大掃除、つまり心身の浄化です。(現代社会においては、この側面がどうしても置き去りにされがちで、もったいないなーと思っています。)ですので、個人的には、普段はなかなかシャイで感情を表現できない人こそ特に、このような機会に便乗して心の大掃除をして欲しい、とすら願っています。笑

技術の上手い下手や、メンツのことは、いったん保留しておきましょう。人間にはみんな得手不得手があって、よくできている人たちは、たまたまそれが「得意」なだけなんです。その方々にとっては、一年にたった2日しかない晴れ舞台です。花を持たせてあげてもバチは当たらないのではないでしょうか?

それを気にするよりも、普段出せないような大きな声を出して応援して、走って、汗かいて、「あーしんどい‼」ととことん思って(可能なら開き直って笑って)、年に一度の「厄落とし」を心行くまで、味わってみて下さい。意外と、お祭りの後には、ちょっとすっきりしている自分がいるかもしれません。

以上、ご参考になれば幸いです。

{{count}}
有り難し
おきもち

仕方ないでしょうね

その地域に住んでいるなら仕方ないでしょうね。祭りを通しての触れ合いも大切だと思いますよ。

ただ一つ気になる点がありました。
面子です。
仏教としては、面子は捨てるべきものです。
思い切って捨ててください。
年下の子に花を持たせてあげましょう。
褒めてあげましょう。
器量の大きさを見せましょう。

ただし、あなたが面子を捨てることができても、他人の面子は潰さないように気をつけてくださいね。
祭り頑張ってください!

{{count}}
有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ありがとうございます。
祭りに向かうのに背中を少し押してもらえた気持ちになりました。
できる限り楽しめるようになれたらいいなぁと思いしてきます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ