お寺の長男を好きになってしまいました
私は今、仏教系大学に通っていて、私も彼もお寺の長男・長女です。
私はお寺の後継について、私と結婚した方に継いで貰いたいと思っていますし、親の考えとして、「私が結婚して継いでくれるなら嬉しい」と大学生になってから言われるようになりました。それは強要ではないし、親に言われるから継ぐというのではなく、私自身が継いでいきたいと思っています。
継ぐならば仏教の事を知ろう、純粋に仏教に興味がある、と今の大学に入りました。
そこで出会って仲良くなった男性がいて、最初はお寺の長男とは知らず1ヶ月以上メール(ライン)のやり取りを続けたり、出掛けたりしています。
ただの杞憂だ、勘違いだと思われるかもしれませんし、まだ付き合っていないので彼にその気があるかは分かりません。
無いなら無いでそこで終わる話なのですが、メールも出掛ける誘いも全部彼から始まっていて、だんだん好きになってしまいました。
初めて出掛けた時にお寺の長女だと伝えましたが、その後も変わり無く連絡をくれます。
彼にその気が無くて、ただの友達で終わるならそれで良いです。ただ、私はこのまま、彼を好きなままで良いのか、他の人(男性)を敬遠しないで食事の誘いなどに行った方が良いのか、ともやもやと悩んでいます。
まだ大学生なんだから、結婚や後継のことまで考えるのは早いのではと思われるかもしれません。
ですが兼寺をしたり家族の中でのごたごたに疲れきっている父や母を見ていると、とにかく早く継ぎたい、後継になって安心させたい、とも思うのです。
彼は東北のお寺の長男で、弟はいません。私は関東のお寺の長女で、お寺を継げる兄弟はいません。
このまま彼を好きでいて良いのでしょうか。諦めた方が良いのでしょうか。
長々と申し訳ありませんが、アドバイスや実体験など教えて頂ければと思います。よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
それが運命だとしたら付き合いなさい。お寺継承は違う問題です。
みかこさん、こんにちは。
寺を継ぐ目標を持っているあなたが、寺を継ぐ長男を愛してしまったのですね。
それはみかこさんがお寺の娘としてお寺を愛していた正しい証拠だと思います。またお寺の息子の彼もお寺を大切にされているあなたを愛しているのかもしれません。自然に導かれるのも当然なのでしょう。
今の日本の少子化の影響は、お寺の継承に影響がないことはありません。一人っ子が先達、親が守って継承してきたお寺を自分も守っていかなければいう精神は素晴らしいことです。歴史文化を維持してきた世襲文化の素晴らしい機能です。でもお寺って本来は世襲ではなくご縁になった僧侶が継ぐものです。みかこさんがそして彼が、必ずしも継ぐことがお寺を守ることではありません。世襲はお寺を守ることの選択の一つしかありません。どう世襲するのかではなく、どうお寺を継承維持できるかに視点をかえてください。するとあらたな方法も出てくると思います。今までの伝統的な維持方法ではお寺を維持できない時代が到来しています。
もしどちらかが継げないのであれば、あらたな僧侶が入ることのできるお寺になるよう努力するというのも一つの方法でしょう。私も兼務寺を持っていますが、寺一つでは住職一人、まかなう力を持っていません。そこで兼務寺をグループ化して運営を共有化し弟子・信徒の仲間を作って維持しようと努力しています。みかこさん、彼氏の両寺も、お互いが住職しながら夫婦生活もできる方法があるはずです。檀信徒の付き合いや寺院規則・宗派規則など、乗り越えなければならないハードルはあると思いますが、必ずお寺を守るという信心は乗り越えることができるはずです。
もしみかこさんがあらたな方法でお寺維持ができれば、これから、お寺子ども同士のお付き合いのモデルにもなるでしょう。実はみかこさんの仏道使命は重いのです。
がんばって!合掌
素晴らしい未来を
拝読させて頂きました。どうでしょうか。じっくりと長い目で見てお付き合いなさってみてくださいね。
相手の良い面悪い面しっかりとみて、あなた自身の良い面悪い面もあるでしょうから気がつくこともたくさんあります。
大切なこれからですあせらずにじっくりお付き合いなさってください。
お二人の素晴らしい未来をお祈りさせて頂きます。
質問者からのお礼
ご回答いただきありがとうございます。
それが運命なら付き合いなさい、というお言葉にハッとしました。先のことはまだ分かりませんが、今は今の自分の気持ちを大切にしようと思います。
相手と自分の良い面悪い面、これからたくさん出てくると思いますが、その時はその時で対応していけたらと思います。
無事(?)彼とお付き合いすることになりました!ありがとうございました。