苦手を克服することはそんなに重要か
わたしは子供のころから、話すのが下手、人の目を見ることができない、実務能力が低い、学校に通えない、といったことがあり、苦労しました。
そのため、勉強でも対人でも、自分の苦手なことをあえてして、克服しようとしてきました。
そのかいもあり、いまわたしはそこそこ大きなマスコミ会社の一年生です。
しかし、自然のそばで暮らし、絵をかければ幸せなのに、自分のダメなところをつぶすために大都会で派手な仕事について、まったく違う方向に自分を運んできてしまったのではないかと思うようになりました。
生きる上で心を満たすものは、お金や優越感や欲望ではないと思います。
だからいまそういったものであふれている業界に居ると、
自分は何のために生きているのかわからなくなることがあります。
(そういう心持で仕事をしていることもいけないことだと思います)
田舎に帰って、もう少し規模の小さい仕事をしながら絵を描きたいけれど、失望する家族を想像するとできずにいます。
苦手なことでも、それなりの努力をして結果を手に入れてしまって、人に期待されるようになったから、パターンを変える勇気がないのかもしれません。
抽象的すぎますが、どうやって生きればいいのか悩んでばかりでです。
お考えをお聞かせください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
絵も人生もあなたが描くんです。
よく頑張りましたね!!素晴らしいと思います。
苦手を克服された努力、なかなかまねのできることではありません。
口では苦手、苦手と言いながら、何もしない人が大半です。
そういう中で、苦手に立ち向かっていかれた根性はすごいとおもいます。
まずは、あなたが何をしたのかですよ。
たった一度の人生なのだから、苦手を克服されたあなたは、
もう縦横無尽なんです。
なにを気にすることがあるのでしょうか?
ご自身でもよくわかっていらっしゃるじゃないですか?
幸せはお金ではない、名誉でもない、
たったいま、あなたが、幸せかどうかですよ。
私も、親鸞聖人がたったお一人で浄土の教えを伝えたように、
蓮如上人が、草鞋のあとが足にくっきりとついてしまい、
戻らなかったほど、北陸地方を歩いて布教されたように、
首都圏で、誰も信者のいないなかでお寺を作りたい、
という思いを絶ち難く、古刹の住職を辞任しています。
前の住職はじめ、みなさんに多大なご迷惑をかけてして、
本当に申し訳ないと思っていますが、お寺を出ました。
初志貫徹、布教をはじめました。
砂を噛むような想いをしていますが、
なんとか結果が出てきています。
恰好をつける必要もありません。
お金も名誉もいりません。
私の信心は、阿弥陀さまに対する忠誠と、親鸞聖人に対する敬慕です。
こんな我儘かって破戒僧の生きざまは参考にならないかもしれませんが、
いいです。私は幸せです。
どうか、ご自身が歩みたい道を歩んでください。
ご活躍を祈っています。
あなたの好きな道を歩んで良いのです。
人もうらやむマスコミ関係者じゃないですか…「勝ち組の王者」とも言えますよね。誇って良いんじゃないですか。
でも、どうもそんな気分では無さそうですね…。「田舎に帰って、絵を書きたい」…素敵じゃないですか! 今の仕事だって望んで、自分で選んで就いた仕事ですよね。なら、次の仕事を自分で選んで良いのです。
「家族の失望」っておっしゃいますが、家族が望むのはあなたが元気にお仕事をされる姿でしょう。今の会社で頑張って元気に働けるならそうすれば良いですし、どうもムリ、自分には合わないと思われたら別な道を歩むことをご家族も御納得されると思います。
今の時代、たとえ大手といえども会社にしがみついて一生 生きていけるかどうかはわかりません。
今の会社を辞めても自分一人なら十分食べていける、それくらいの実力はあると思われるなら、思い切った選択をされるのもアリでしょう。
又、その思いを抱えて、後何年と期限を切って より実力を磨くために今の会社に在籍する道もあるでしょう。
あなたはまだ若い、まだ時間があります。好きなことをして良いんですよ。若い方の特権です…羨ましい限りです。私も、また多くのこちらのご僧侶方もあなたにエールを贈ります。そしてきっと仏様も一緒に応援してくださいますよ!
質問者からのお礼
ありがとうございました。
ずっと以前の書き込みになりますが、いろいろと考えてあれからしばらく同じところで働いています。そしてようやくそろそろ辞めようとおもっています。
わたしはもうすごく若い人ではありませんし、30代の女性ですが独身です。
努力はできても、自分のために生きる勇気が小さい
だけど、誰かに嫌われたりがっかりされても、それを振り絞らないといけないときもあるのだろうと思いました。
ゆっくりと自分のしたいことを感じながら生きていきたいです。
ありがとうございました。