hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

護摩について

回答数回答 1
有り難し有り難し 4

先日、インターネットに、死者の供養の為の護摩や、護摩木に「為○○之霊位」のように、死者の名を書いて奉納することを批判している書き込みを見ました。

そのかたが言うには調伏や増益など5、6種類の護摩の中には死者に関するカテゴリーがないから、と。

匿名掲示板のことですし、そのかたに直接聞こうにも書き込が数年前のものでしたし、素人かプロか、宗派も分からないかたでしたが、やはり護摩木を奉納する時に気になります。

しかし今は「護摩の種類」も参拝者に知らせてるわけではないし、現場でもそんなに気になさらないものでしょうか?

護摩での死者の供養をなさっているお寺には失礼な質問かもしれませんが…

私は宗派問わず参拝いたしますので、護摩祈祷をなさる色んな宗派や寺院のお考えをご教授いただけたら幸いです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ちっふぃー様。

死者の供養の為の護摩や、護摩木に「為○○之霊位」のように、死者の名を書いて奉納することは、本来護摩の其れからは外れます。
護摩は本来祈願の物です。
また、ウィキペディアに依れば、護摩は
「護摩壇に火を点じ、火中に供物を投じ、ついで護摩木を投じて祈願する外護摩と、(2) 自分自身を壇にみたて、仏の智慧の火で自分の心の中にある煩悩や業に火をつけ焼き払う内護摩とがある。
また、その個別の目的によって一般的には次の五種に分類される。
息災法(そくさいほう)…災害のないことを祈るもので、旱魃、強風、洪水、地震、火事をはじめ、個人的な苦難、煩悩も対象。
増益法(そうやくほう)…単に災害を除くだけではなく、積極的に幸福を倍増させる。福徳繁栄を目的とする修法。長寿延命、縁結びもその対象。
調伏法(ちょうぶくほう)…怨敵、魔障を除去する修法。悪行をおさえることが目的であるから、他の修法よりすぐれた阿闍梨がこれを行う。
敬愛法(けいあいほう)…調伏とは逆に、他を敬い愛する平和円満を祈る法。
鉤召法(こうちょうほう)…諸尊・善神・自分の愛する者を召し集めるための修法。」

と有ります通り祈願其れで有り、供養の其れでは有りません。

{{count}}
有り難し
おきもち

色々の悩み事がこの世には沢山有ります。 大学の卒論で密教天文暦法を研究致...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

世尊院 沙門樣 ご丁寧なご回答有り難うございますm(__)m プロのかたにはっきりした回答を頂けて助かりました。

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

有り難し有り難し 5
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ