自分に自信が持てません
初めまして。
私は、10代の頃から薄毛に悩み周りに指摘されることもありました。
いくつかの病院に行っても原因不明、治るどころか年々薄さが加速し、色々と誤魔化して来ましたが、遂にウィッグ無しでは生活出来なくなりました。
家族はウィッグである事を知っているのですが、周りの友人たちには打ち明けることが出来ません。
ウィッグになってからは男性からお誘いを受けてもご飯に行くまでは良いのですが、付き合うとかその先の結婚を考えると、ウィッグである事がバレてしまうと思い、自分に自信が持てず躊躇ってしまいます。
バレたく無いわけでは無いのですが、それを知った時に離れていったり笑われたりするのが怖いのです。
加えて、婦人科系にも病気があり、女としての自信もありません。
一番の悩みは髪の事ですが、本当に辛くて死んでしまいたいと思った日、泣き腫らした日も度々あります。
将来は結婚して子供も欲しいです。
私が弱いだけなのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
三つの髻(もとどり)を落とす
ご相談拝読しました。
髪の悩みは大きいですよね。私も薄毛に悩む僧職系男子です。(浄土真宗は一度剃髪すればその後は自由に髪をのばせます)
「髪は女の命」なんて言いますが私から言わせると「男にとっても命じゃい!」という感じです。
私は勤め人時代のストレスにより生え際から進行してきたいわゆるM字型です。くる日もくる日も鏡を見てはため息をついていました。毎日ネットで対策情報を調べていたのですが、ある時シャンプーについて調べていた時の事。2ちゃんねるの薄毛版でノンシリコンがいい、あの成分がヤバイ、この成分がいいと議論が行われるのを見ている中、次の一言が私の胸に突き刺さりました。
「シャンプーごときを気にしているような精神力じゃどのみちハゲます」
気にするな!気にするとハゲるぞ!という金言と受け取りそれからは気にしない様に日々の生活を大切にしました。それからは改善したのですが、そういえば最近頭頂部が…悩みはつきませんね。
さて、僧侶が剃髪をするのはこうした煩いを断ち切る意図がありますが、もっと言うとそこには
「名聞(みょうもん)」名誉心~モテたい!
「勝他(しょうた)」他人に勝ちたい(負けたくない)心~あいつよりカッコよくありたい!
「利養(りよう)」利害、損得勘定~モテてカッコいいことで経済的にも潤いたい!
という三つの「髻(もとどり)~髪の束」を落とすという意味が込められています。
髪に悩むからこそ上記の心にとらわれない人間関係を築けるかもしれません。
髪に悩む男性は多いですが、その男性とお付き合いしている女性は別にそのことを気にしていないそうです。
逆も言えるでしょう、むしろそんな男性だからこそあなたの悩みを受け止めてくれるかもしれません。あなたがウィッグだからいう理由で離れていく男性は
「名聞」~いい女連れてると思われたい!
「勝他」~あいつよりもいい女と付き合いたい!
「利養」~美女の恩恵で儲けたい!
なんて思ってる輩かもしれません。そんなのはこちらからBye!
友達も同じですよ。同じ女性としてきっとあなたの悩みを受け入れてくれます。それこそ友情でしょう。
子どもは授かりものですから健康であってもどうなるかはわかりません。継続して婦人科を受診してくださいね。
さあ3つの髻をおとして、他人と比較することのない本当の自信を持ちましょう。