実母と関係がよくない。
実母と昔から馬が合いません。
母は、傷つくことでも遠慮なく、ずばずばと言葉を放ちます。
上手に受け流せる妹や父は、私のようにぶつかることはありません。
私は受け流すことができず、まっすぐ受けとり、いつも傷ついています。
父に、「うまく受け流せ」と言われて育ってきましたが
30年間、身につけることができず、ここまで来てしまっています。
それでも実母なので、縁も切れず、飽きもせずぶつかっています。
先日、新築祝いのお返しを私たち夫婦で話し合った末、
「こだわりの強い母だから、物で渡してこれは嫌だと言われたら
こちらも辛いし、母たちも嫌な思いをするから」
と、カタログギフトで好きな物を選んでもらうことにし、プレゼントしました。
これまで誕生日プレゼントや義両親のお歳暮などにさえ「これは嫌い」など言うような母なので、やはり今回も気に入らず
「商品券がよかった」と言われました。
いくら血の繋がった娘で遠慮がないからと、夫とふたり、
たくさん考えて選んだもの。言い方があるだろう?と思っています。
私は「2人で喜んでもらえるように悩んで決めたことは知っておいて。次から商品券にするよ!ごめん」と伝えましたが、それでも責められて・・・・。
夫も嫌な気分になったと思いますが、私から母の性格を聞いているため
ぐっと我慢してくれていたように思います。
しかし、昨日の電話で3ヶ月前にあったその話をまたされてしまいました。
「分かった!前も次はそうするって言ったよね!?どうして掘り返すの?」と私も泣きながら言ったのですが、温厚な夫が 「お返しはこちらの思い。それを違う物がよかったというのなら、これから先に子どもが産まれても、何が起きても御祝いはいりません。そして、こちらも何もしません」と電話で話してしまいました。
今回のことは会って父に話し、父から母に話をしてもらうつもりです。
夫もさっぱりした、温かい人なので話せば分かってくれると思います。
これまで、母のいいところを必死に思い浮かべ、「きっと母も娘がかわいいはず。言葉選びが下手なだけ!」と言い聞かせて仲良くしようと思っていましたが、やはり無理なのではないかと考えています。
こんなにしっかり考えたことは初めてです。
ここまでされても、親不孝なのではないかと考えてしまう私に、生き方や考え方のアドバイスがいただけたら、ありがたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
親を大事にしたいという感情は 自然と育まれる。
ももんがさん
文章をよませていただきまして
もんがさんにしても、ももんがさんの旦那さんにしても
お母さまに配慮をしながらも、伝えるべきことはハッキリ伝えるという
大変成熟された方々だと思います。
そのような母親を相手に
誠実に対応されていらっしゃると思います。
一つだけ気にかかる点は
“「きっと母も娘がかわいいはず。言葉選びが下手なだけ!」”
というももんがさんの自身の言葉です。
この言葉の背景には、ももんがさん自身は
母は娘である私のことがかわいいのだろうかと疑問をもち、
母親から愛されていると感じていないのではないですか。
親を慕う気持ちや、大事にしたいという感情は
親からの愛情を受けることによって自然と育まれ、芽生えるものだと思います。
ももんがさんが、母のいいところを必死に思い浮かべたり(自然と感じていない)、
仲良くしようと思っても無理なのではないかと思ってしまうのは、
長年に渡る、母親からの関わりよって引き出されたものではないでしょうか。
辛いとは思いますが
「親は子供を愛している」という前提を疑ってみて下さい。
そして
「子供が親を大事にしないのは親不孝」
とう常識は、親を大事にしたいという気持ちは
先立つ愛情より自然と芽生えるものと置き換えてみてください。
最低限のお付き合いでよろしいのではないでしょうか。
質問者からのお礼
<明福寺・中根さま>
早速お返事を頂き、感謝します。また、私たち夫婦のことも褒めてくださり、ありがとうございます。もったいないです。
おっしゃる通り幼い頃から、「母に愛されているのだろうか」と感じています。義両親からのお中元・お歳暮などに「これはいらない」と言われるのと同じように、小学生の時母の日に贈ったカーネーションの折り紙も「こんなものいらない。ごみになるだけ」と言われたことが忘れられないのです。おそらく、今の私とその言葉を放ったときの母の歳に変わらない年齢になりましたが、もしも私に子どもがいて、子どもなりの精一杯の感謝を伝えてきた物を「ごみになる」なんて言えないと思っています。
「親を慕う気持ちや、大事にしたいという感情は 親からの愛情を受けることによって自然と育まれ、芽生えるものだと思います。」
というお言葉。確かに、他の家族に対しては自然と芽生えています。無理に慕おうとしなくてもいいんだと許していただけて、涙が出てきます。感謝します。少し気持ちを整理して、どこまでが私の辛くない「最低限」の距離感なのか考えて、これから付き合っていこうと思います。本当にありがとうございました。