無意識に人をバカにしてしまいます。
私には、つい人をバカにしてしまう癖があります。
人にはそれぞれいいところがあるのはちゃんと分かっているのに、
自分と比べたり、悪いところが目に入ったりして、
「あの人はダメだ、この人はバカだ」と心で思ってしまったり、
あまつさえ口に出してしまったりします。
自分でもなんて傲慢なんだろうかと、自己嫌悪になります。
またそれで友人を失ったり、恋人を失ったりもしました。
このような癖、直したいのですが、
どうしたらいいのでしょうか。
自分に甘く、そのくせ人をバカにしてしまう
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
愚者になりて往生す
はじめまして。亀山純史と申します。
親鸞聖人の『御消息』の中に、「浄土宗のひとは愚者になりて往生す」という言葉があります。この言葉は、親鸞聖人が師である法然聖人から聞いた言葉です。ここで言う「愚者」とは、「この私が“どこまでも自己中心的な私である”ことを知る者」ということです。私たちは本来、自己中心的なものの見方しか出来ない存在なのです。ですから、今回のご質問にあるように、つい「あの人はダメだ。この人はバカだ。」と思ってしまう、さらにはそれを言葉にして言ってしまう、といったことは、決してあなただけの話ではないのです。しかし、そのことを自覚している人は、本当に少ないのです。したがって、自分自身の愚かさ(自己中心的な自分への自覚)を認めることが出来ていることは、大変素晴らしいことなのです。そして、なんて自分は傲慢なんだろうと自己嫌悪に陥っても、それをそのままに、つまり愚者のままにして救ってくださるのが仏様(阿弥陀如来)なのです。
最初に示した「愚者になりて往生す」とは、自分の愚かさに自覚を持つ者こそが仏様(阿弥陀如来)の救いの対象であり、その自覚を持つ人こそが仏様(阿弥陀如来)のはたらきによって、そのままにして(愚者のままにして)仏様の世界(極楽浄土)に生まれることが出来るのだ、ということなのです。「あっ、また人を見くびった見方をしてしまった。」と思ったら、仏様(阿弥陀如来)に静かに手を合わせてみてください。「愚者になりて往生す」です。
以上が私からの回答です。少しでもお役に立てれば幸いです。
人の痛みがわかって
拝読させて頂きました。あなたの中で潜在意識の中で人を軽く見てしまう、バカに見えてしまうのでしょうかね。
あなたの今の年齢を考えると他人が自分よりも愚かに見える経験年齢なのかもしれませんね。
ただ言われた人はショックでしょうし、きっと根に持ちますね。あなたのことが一発で嫌いになりかねないでしょうね。
人の心は傷つきやすいものです。言われた人は本当につらいですよね。
その言われたことをおそらくは引きずります。
あなた自身はいかがでしょうか。あなたもきっと悪いこと言われたらそうなるのではないでしょうか。
人のいやがることをしないこと、当たり前のことです。自分がされたら本当につらいですよね。
あなたにめ人の痛みや苦しみを理解して、身近な方々とのご縁を大切になさってその中で人としてご成長なさって頂きたいと思います。
あなたが皆さん共に喜びも苦しみも分かち合い共に助け合いながら充実して生きて頂きます様お祈り申し上げます。