hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

別れた理由と、彼との関係の修復について

回答数回答 1
有り難し有り難し 11

私にはSNSで知り合った1年4ヶ月程付き合っていた遠距離の4歳歳上の彼氏がいたのですが、2週間程前に「好きかどうか分からなくなったから友達に戻りたい」と告げられ、一旦は素直に受け入れました。
しかし、考えれば考えるほど私は彼の事が好きだと気付き、様々な点を反省し、また好きになって貰えるよう頑張ると伝えました。

ところが、彼は「結婚はまだいいって言ってたのもあるから」と理由を追加してきました。(彼は結婚願望が強い人です。)
仕事がちゃんと引き継ぎをしてから結婚したいと思っていたにも関わらず、曖昧な表現で逃げてきた私に非があるのは事実です。
それを伝えた上でも「今更すぎ」だと告げられ、LINEはブロックされてしまいました。
TwitterやSkypeはブロックされていないので、連絡を取る気はあると思うのですが…。

先日、彼にTwitterのDMで連絡したところ、返信があり「全部が今更すぎ」と言われてしまいました。(感情的に言ってしまった点もあったので、反省しています。)
おそらく、彼から伝えられていないだけで、別れを切り出された理由はあると思います。
今後の自分のためにも、それを彼から教えて貰うにはどのようにしたら良いでしょうか?

また、私は友達に戻って一から関係を修復したいと思っています。(できれば復縁できたら一番良いのですが…。)
彼に友達に戻る事を告げても、それさえ受け入れて貰えないのではないかと不安です。
また、受け入れて貰えた場合、別れた直後のように接して貰えるか不安です。(別れた直後は、普通に明るく接してくれていました。頑張りたいと伝えた後から、どこか冷たい対応をされていました。)
彼との関係を少しでも好転させる為にはどのように彼と接して行けば良いのでしょうか?

知恵をお貸し頂きたいです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人間の知恵でどうにもならないことがある

ご相談拝読しました。恋愛における別れは大変つらいものですよね。

さて、

「彼との関係を少しでも好転させる為」の知恵ですねえ…残念ながらお話をお聞きする限り難しいのでは?と感じます。

お頼りいただいたのに申し訳ないのですが、仏教は

どんな恋愛も成就させる教え

ではなく

どんな失恋をも受け入れることができる教え

なのであります。
お辛いでしょうが、受け入れるものは受け入れないと先にも進めないでしょう。

「人間の知恵でどうにもならないことがある」と教えてくれるのが「仏様の智慧」なのです。

恋愛でも友情でも人間関係は複数人で作るものです。一人ではできないのです。

相手の気持ちは思い通りにはならない。

これがシンプルな事実であり、真実です。

彼にとっては、あなたがまだ彼を好きなことも、反省していることも、頑張りたいこともあなたのことであって彼のことではありません。それはあなたの思いです。

また、「受け入れて貰えた場合、別れた直後のように接して貰えるか不安です。」とのこと。あなたはあなたのことしか見えていません。自分が傷つきたくない、自分がこうしたいということだけで相手が見えていないのではないでしょうか。

そこまで自分のことを考えるならば、相手に素直に「今後の自分のためにも、別れる理由を教えてください」と聞けばよいのです。

頭を下げるところか始まるものがあります。それは彼との関係が改善するとかそういうことではなく、自分の非を認め頭を下げることにおいて人間関係において見えてくるものがあるということです。

悪知恵や猿知恵や小手先の恋愛テクニックや、はたまた仏教になにか上手な方法はないかな?と探ることではなく、

人間関係の相手と真向い、素直に気持ちを伝え、相手の話も聞くことから再スタートしましょう。

相手の気持ちは思い通りにはなりません。だからこそ、関係が結ばれることは有難いのです。
結ばれて当然ではありません。そう「有ることは難しい」のです。

その有難い関係が結ばれていたことに感謝し、反省すべきことに頭が下がるのなら、またこれからご縁に恵まれるのではないでしょうか。

応援しております。

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ご回答頂き、ありがとうございます。
ご指摘頂いた通りですね。
私は自分自身の事しか見えていませんでした。
事実を受け入れ、自分の非を認め頭を下げようと思います。
本当にありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ