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彼女の死について

回答数回答 2
有り難し有り難し 19

僕はいま、25才になります
彼女とは15才で出会い
2年後の17才の頃、乳癌で亡くなりました

乳癌という事で、女性の大切な胸を切り落とさなければ助からないと言われました
僕は、胸を切除したくないと言う彼女に
生きていてほしくて
怒鳴るように無理矢理、手術をしろと言いました
泣き叫んでいた彼女の声が
今でもずっと聞こえます

その後、胸を切除した彼女の母親に
癌が肺に転移していると
そしてすぐに、脳にも転移していて
もう、対処のしようがないと言われました

彼女は、僕を気づかって
笑ってはくれましたが
どうせ死ぬなら
綺麗な体で、女性として
逝かせてあげるべきだったのかと思うと
僕はなんて事をしてしまったんだと
後悔しています

助かるって言ったから
切除したのに
助かるから、大丈夫だからと
何度も彼女に言い聞かせたのに
僕は何もできませんでした
なんの為に、彼女を殴ってまで
病院へ連れていったか分かりません
きっと自分は悪魔のように見えたでしょう

これを書いていること事態も
自分の悲しみばかり人に聞いてもらって
卑怯な人間だと思ってしまうんです
何度も何度も死のうとして
そうやって逃げようとしてる自分が
一番嫌いです
ただもう耐えられなくて

僕は人に迷惑をかける事が嫌いです
そして、自分の事を人に話したりする事が少く
彼女と付き合っていた事は
彼女の母親しか知りません
彼女が死んだからどうすればいいなんて
そんな重い相談が迷惑だろうと
誰にも言っていません

ですが、もう限界みたいで
ここへ相談してみました
長文、申し訳ありません


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

もう十分に苦しみました。

こんにちは、なつさん。
苦しい思いを何年も一人で抱えてこられたのですね。
辛かったでしょう。もう十分に苦しみましたよ。
貴方のせいではないですよ!。
もう自分を責めるのはよしましょう。
余りにも理不尽ですが
彼女がなくなったのは癌と言う病気ではなく寿命が尽きたのです。
平均寿命が80歳を超える世の中ですが、幼くして寿命が尽きてしまう者
100歳を超えるてなお元気な者が沢山あっての平均寿命なのです。
私たちは、そのような理不尽な世界に生まれて生きていかなければ
ならないという事を知ってください。
そして、今生きている我々も何時何処で命を落とすかもしれないという事です。
彼女の死と言う陰に隠れて生きるのは終わりにしましょう。もっと強くなりましょう。
前を向いて、彼女の死を自分の生きてい行く上での心の支えにして
新しい出会いを求め、家庭を持ち子供を育てて豊かな人生を
送るのがあなたが彼女への恩返しです。そしてそれが彼女の願いです。

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有り難し
おきもち

青年の自立支援(生活改善・病後の静養・引きこもり等)
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あなたと彼女さんとのご縁は永遠です

拝読させて頂きました。彼女さんの死を必死に受け止めようと生きていらしゃったのですね。
あなたのその切なる思いは必ずや彼女さんの心に通じます。

そして彼女さんが仏様の浄土に生まれ、安心してご成仏なさることを切に仏様に願いお念仏なさってください。必ず必ず仏様は彼女をお導きになりご成仏させて頂きます。
私も彼女さんの極楽浄土往生そしてご成仏の為心を込めてお念仏させて頂きます。
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。あなたと彼女さんとのご縁は永遠です。仏様必ずや結んでくださいます。

そしてあなたがその人生を全うなさった暁には再び仏様のもとにて彼女さんに出会うことができます。そして再会を喜びを分かち合い、積もるお話を交わすことでしょう。
それまでどうか彼女さんに仏様のもとで心安らかに見守っていてくだいさいね、とお祈りなさってください。そしてあなた自身の極楽往生そしてご成仏の為心を込めてお念仏なさってください。
必ずや仏様はあなたの願いを聞き入れてくださいます。

あなたがこれからの人生を彼女さんの思い出を大切になさりながら心健やかに穏やかに生きて頂きます様心よりご祈念申し上げます。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

お忙しいなか、ありがとうございます

どんな時も、何をしていても
いまここに彼女がいたら、どんな話をしていたんだろうと
そう思ってしまい
いま気づくと、どう死のうかと毎日考えていました
自分ではそれがおかしい事だと、気づかなかったみたいです
これからは少しずつ、どう生きていくかを考えてみます

誰かに相談すると
こんなに楽になるんですね
知りませんでした

頂いた御言葉を無駄にしないよう
しっかりと生きていきます

この度は、本当にありがとうございました

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