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想いを消す方法はあるのでしょうか?

回答数回答 3
有り難し有り難し 39

初めて質問をさせていただきます。
文章がまとまらず読みにくいですが、お許しください。

私には夫がおりまして、夫の親友(Aさんと呼ばせていただきます。)を含め3人で遊ぶことが結構頻繁にあるんです。
夫と付き合った当初からですので、かれこれ10年ぐらいの付き合いになります。
Aさんとは興味があるものや、考え方が似ていたり、また話していてとても楽しく、何度か遊ぶ度に次第に気になる存在になってきました。
自分がAさんを好きなんだと気付いたのは3年前くらいです。

夫がいるのに、他の人を好きになるなんてダメだとは、重々承知です。
ただ、もし私がAさんと不倫などしたら、夫は妻と大事な親友から裏切られ、一生心に傷を負うことになるのは明らかなので、Aさんと関係を持ちたいとは思いませんでした。
Aさんに対する好きという感情を無くすよう努力もしましたし、時間が解決してくれるだろうとも考えていました。
ですが、時間が経っても解決するばかりか、年々想いは増していきました。

なぜ想いが消えずに増すのか、自分はどうしたいのか、何度も自問自答を繰り返しました。
その中で、一つだけハッキリとしているのは、こんな想いをずっと抱えていては、夫に申し訳ない。いい加減この想いを捨てなければいけない。ということでした。

では、どうしたら良いのか。
考えて出た結論は、一度Aさんと二人で会って自分の気持ちを確めるという事でした。
夫には本当に申し訳ないですが、、、

そして、実際に二人で会い、いつもよりも掘り下げた話をしました。(3人で遊ぶときは、あまり恋愛の話とかはしないので)
そこで分かったことは、好きな人がいるということ、私のことは大切な仲間だと思っているということ、そして、私が理想とする男性はきっとAさんのような人だったんだということでした。

好きな人がいるなら、その人との幸せを願おうと、その時は心から思いました。
そして、私は私で、夫と幸せな家庭を築こうとも思いました。
ですが、そう思うのもつかの間で、Aさんが女性と一緒にいるのを想像して、羨ましくなり、辛くなります。
長年想い続けていたので、そう簡単に消えるものでは無いのかもしれないですが、とても苦しいです。

この想いを消し去るには、一体どうしたら良いのでしょうか。
消し去ることは不可能なのでしょうか。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

時間が解決してくれるかも

焦る必要はないと思います。
年月が解決してくれるでしょう。
恋愛と結婚は別物だと思ったほうがいいです。
これからも、旦那さん以外に素敵な異性と出会うでしょう。その度にフラフラしていては、だらしない人生になってしまいます。

恋心は、あなたの幸せな家庭を破壊しようとする、悪魔の誘惑だと思ってください。
悪魔は消せませんが、悪魔の言いなりにならなければOKです。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

想いは消さなくていいのでは

旦那様の友達を好きになってしまったとの事。

心の中で好きだと思うことは、いいのではないでしょうか。
しかし、旦那様と関係を続けながらお友達とも付き合うというのは、良くないように思います。きちんと旦那様との関係を終わらせる覚悟がおありか。
もちろん離婚されたとしても、その友達とうまくいく保証は何もありませんが。

そこまで、考えて行動に移されるといいのではないでしょうか。

人を好きになる気持ちは悪いことではありません。消そうとしたらその気持ちは強くなるでしょう。
そのままにしておけばいいだけです。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

誰をも好きになる可能性がある

「丹下さん、今日は電車の中で7人の女性から告白されて、7人の女性と恋をしましたよ(笑)」と語る私の友人。
「あ、間違えました7人の女性に心を奪われましたの間違いです(笑)」
彼は、人間のしょうもない性を知った上で、それをジョークにしているだけです。
人間無いものねだりで、いまさらながら、アッチが良かった、こっちが良かったとか思うもんなのですよ。
ご主人さま♡と結婚しようと思った時、この人は私の理想♡であるとかラブラブなことを思ったはずです。
人間てなぁ、そんなもんですわ。
パートナー以外の男性としょっちゅう一緒にいれば浮気心の一つや二つ出てくるもんでしょう。だから、日本は昔から「貞節」「貞淑」が美とされてきたのです。
いうなれば、ショーモナイHOTなオトコのさが、オンナのサガちゅうものがあるのです。海外のドラマをみれば、とっかえひっかえ、席替え感覚ですね。ワタシには無節操に感じますが。(^<^)
壮大なラブストーリーに泳ぐよりも、生命的な観点でみつめ、リスクの高い道を歩むより、実質をとる方が安全かと。
自分の本心と語ることができますように。
選ぶのはあなたです。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

邦元様

ありがとうございます。
夫は自分の家族に負い目を感じており、もし私と離婚したら、再婚は絶対にしないと言っております。(新しい奥さんに自分の家族のせいで、辛い思いをさせてしまうためです。)
そうなると、申し訳無さすぎて離婚には踏み切れないんです。

でも、こんな想いを持ったままいるのも申し訳なくて・・・
心の中で思っているだけなら、そのままで良いのでしょうか。

願誉浄史様

ありがとうございます。
恋愛と結婚は別物、確かにそうですよね。
夫意外の異性に対して、素敵だと思ったりするのこと自体は、悪いことではないのでしょうか?
それ自体を否定してしまうから、辛くなるのでしょうか。

やはり、時間が解決してくれるのを待つしかないでしょうかね。

丹下様

ご回答いただき、有り難うございます。
ユーモア溢れる素敵なご友人ですね!
私もそんな風にジョークにして、笑い飛ばしてしまいたいです。

好きになることは悪いことだ、その想いを消さなくては。と、そればかりに固執して、自分の本心がよく見えなくなっていたのかもしれません。
ご相談させていただいてから、少しずつですが、本心が見えてきたような気がしています。
時間はかかりそうですが、結論が出るまで、じっくり自分の気持ちと向き合おうと思います。

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