自らの不注意での愛犬の死。
その子を初めて見たのは保健所のホームページです。目鼻口が何処にあるのか分からない程に毛は伸びて、白色なのに全体は真っ黒に汚れて、糞尿まみれで毛が絡まり歩けない状態。いわゆるネグレストで捨てられた子です。こんな酷い状態で捨てられて、後は殺処分。あまりにかわいそうに思い保護した子でした。
保護した当時、その子は血便をしていてとても弱々しかったのを覚えています。旦那がその子を初めて見た時に、明日にでも死ぬのではないか?と言った程でした。
私はすぐに動物病院に連れて行き健康診断、血液検査をしてもらい、幸いな事に病気は何もありませんでした。しかし、その子の後片脚には障害があり奇形でした。本来なら土を踏む脚が曲がって天の方向(上)を向いているのです。
今まで糞尿まみれで歩いていないネグレストだったので、最初はきれいに歩くことも出来ない状態でした。でも、その子は必死でよろけながら3本脚で歩こうとしました。4本脚で歩けるようにしてあげたいと思い、私は片道2時間の隣の県の動物病院まで通い手術をする事にしました。先生には手術しても歩けるようになるか分からないと言われました。手術後はリハビリをして、その子と一緒に頑張りました。その甲斐あり、見事4本脚で歩けるようになりました。
トリミングにも行って、普通のワンちゃんと変わらない生活。今まで辛い思いをして来た子、贅沢は出来ないけれど、普通の生活をさせてあげたいと思っていました。
その子も、当初の暗い表情はなく笑って過ごしていました。私と一緒で嬉しそうでした。
先月11月に糖尿病になりました。今すぐにインスリン注射と言われたけど、1週間食事療法で様子を見ることにしました。合併症で白内障になリ失明するかもしれないとも言われ、失明だけは避けたいと思い、少し散歩量を増やして、一緒に頑張りました。1週間後には数値も体重も減りインスリン注射は必死無くなりました。
嬉しかったです。まだまだ一緒に頑張って行こうと思っていました。
そんな矢先、私の不注意でその子の命を亡くしてしまいました。
我が家に来てわずか11ヶ月。
手術、リハビリ、去勢手術、歯石除去、糖尿病、全て頑張って乗り越えた子。病気や老衰ならまだ心の整理も付きますが、寿命ではなく、不注意とはいえ私がその子を殺したのです。苦しかっただろうな…後悔と哀しみが一杯で苦しいです。
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違います。運命の寿命をあなたが11ヶ月延ばしたのです。
カナルさん、こんにちは。
保護したワンちゃんを亡くされたのですね。お悔やみ申し上げます。
でもその子は、前親の虐待の中で、最後に親の暖かさを知って召されたのですから、子どもは喜んで霊界の阿弥陀様の元に行かれたと思います。
もし辛ければ、ペット供養をしているお寺にいって、供養してあげてください。ご縁がなければ私のお寺でもかまいません。供養させて頂きます。
辛いことだと思いますが、もし一番辛い思いをさせてしまうのは、自分のせいでお母さんは泣いていると悲しんでいる子どもだと思います。一番の子どもへの供養は、あなたがワンちゃんに一生懸命介護し11ヶ月一緒にいられた幸せであなたが幸せになることです。そのことで、ワンちゃんは、あなたと出会いに心から感謝することでしょう。
お子さんのためにも悲しまないでください。
合掌
質問者からのお礼
染川 様
ご回答ありがとうございます。
あの子が亡くなった日から毎日毎日後悔をして悔やんでおりました。あの子との11ヶ月という短い幸せでしたが、その暖かさを知って阿弥陀様の元に行けたのなら、今、あの子はきっと幸せなのでしょうね。安心しました。
私も少しずつですが、あの子との思い出を胸に、あの子の為にも前向きに頑張ろうと思います。
染川様、ありがとうございました。心が軽くなりました。