縁の整え方 縁の結び方
以前は質問に回答して頂きありがとうございます。
縁を整えたり縁を結ぶためにはどうしたらいいのですか?どうすれば整い縁を結べますか?
私は一度でよいのでこの世でわが子と共に生活していける縁を結びたいです。
私たちのもとにきてくれた子達ももちろん大切です。でも一度でよいので子供の声を聞いてみたい、ふれあいたいと考えてしまうのは、わがままで自分勝手なのでしょうか?
このような考え方しかできないから縁は整わず、縁を結ぶことができないのでしょうか?
うまく文章にできずすみません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ご縁が結ばれますように
縁は整えるものでなく、整うもの 結ぶものでなく、結ばれるもの
かもしれません…。
「一度でよいのでこの世でわが子と共に生活していける縁を結びたいです。」
とのこと。わがままでも自分勝手でもありません。本能です。自然な気持ちであると思います。
なお、私には子どもはおりません。また今後も血のつながった実子は望めないでしょう。
(この件については気持ちと状況の整理がついたらもう少し語れるようになると思います。)
さて、ご縁というものは基本的には思い通りにはならないものです。思い通りになることもありますが、それは私の力だけでなく、他の多くのご縁に支えられてその結果に結びついています。
厳しいようですが、望む結果についてできることはする、そして結果を待つ、受け入れる。これしかないと思います。
後は佐藤師のおっしゃる様に視野を広げる事です。目の前のご縁、人とのご縁を大切にする。そうすることで、自分でも思ってもいない形でご縁が結ばれることもあるでしょう。望んでいたものとはちがうけれども、こんな形もあったのか、こんな満足もあったのか、というご縁です。
たとえば、望んでも妊娠できない方もいれば望まれない妊娠をしたり、状況によりどうしようもなくお子様を手放す方もいらっしゃいます。
こうした時、6歳未満のそうしたお子様を実子として迎え入れる特別養子縁組制度がありますが、法律上の制限とは別に、養親の年齢制限の目安として40歳程度と設定している地域・団体もあります。
不妊治療をギリギリまでがんばってそちらを考えたけど間に合わなかった…という方もいらっしゃいます。
普通妊娠が血縁というご縁ならば、養子縁組は正にご縁で結ばれる関係です。そうしたご縁もあるということは視野に入れてもいいかもしれません。
めでたく妊娠出産のご縁でも、養子縁組でも、夫婦二人の人生でも、どのご縁も多くの「おかげ様のご縁」に下支えされての賜物です。
望んでいるご縁だけでなく、見えないご縁、望んですらいなかったご縁にも目をむけて感謝していきましょう。
今、私は目の前のペンを取ろうと自由に思うことができますが、実際にそれを手に取れるかどうかは、数限りないご縁によります。その瞬間に地震がおき「ない」とか…諸々です。「ない」というご縁も「ある」のです。
ご縁とはそのぐらい思いも寄らないものなのです。
見えているご縁をまずは大切に
こんばんは。以前からの問い、プロフィールと併せて読ませて頂きました。実のところ私には子どもがおりますが、私自身にも死産となったきょうだい、また私の身近にもそうなった子がおります。
さて「縁を整え、願う縁を結びたい」というのは誠に切なる願いであると感じます。そして、安易に医療に走っていない様子なのも、人間として正常な感覚を保っていると感じます。
今後将来、我が子を抱けるのか否か、それは申し訳ありませんが私には分かりません。40歳から3人のお子さんを産んだ方も存じております。しかし、あなた方ご夫婦がどうなるかは別のことです。
せめて「縁を整える=人との縁を良好に整える=」ということをご夫婦で進められては如何でしょうか。人のご縁は見えているものと見えていないものがあると思いますが、せめて見えているご縁を、関係を良いものにしていくことで、来るべきご縁も良いものになっていくような気がします。ご縁は「どうしようもない」ものだけではない、私はそう考えます。
質問者からのお礼
佐藤様、吉武様ご回答ありがとうございます。
友人やまわりの人達の妊娠.出産報告に落ち込み、焦りや取り残されていくような気持ちから、何故私は…と言う思いにとらわれ過ぎてごくごく狭いところしか見ていなかったようです。
まずはご回答にあったよう、見えている縁から大切にできるようにしていきたいです。
そこからまた新しい縁になってくれたらなと思いました。