なかなか縁がつながらず辛い
以前も相談にお答えいただきありがとうございました。
前回ご相談した時から半年ほど経ちましたが、現在もパートナーを探す活動を自分のペースで続けております。何人かとお会いしてきましたが、残念ながらお互いの気持ちが合うお方とはまだ出会えておりません。
活動を続けたり、それ以外でも交友関係を広げていく中で「いいかも」と思える方に出会うこともありましたが、「いい友達だけど恋人としては見れない」というお返事が続いています。
私はありがたいことに友人はそれなりに居り、「人としてできている」「心が広い」と言ってもらえるので、交友関係を作ることは比較的よくできるのではないかと思っております。
しかしこと恋愛となると話はおそらく別で、より距離感を縮めたくなる何かが無いとそうならないのだということを痛感しています。(私自身もそれをお相手に感じることもあります)
そう思うと自分にはやはり惹きつける魅力が無いのではないか、恋愛という「縁」はもう自分にはつながってはいないのでは、と不安になります。
ゲイ、というコミュニティはどうしても性的な関係がカジュアルになってしまいがちなところもあり、私の周りでもそうした関係ばかりを楽しんで幸せそうに生活している人も多いです。またしっかりとパートナーと関係が築けている方、今文字通り恋い焦がれている方もいます。
ゲイの友人と多く出会うことで価値観が広がった一方で、様々な生き方を知ることでセクシュアリティを見ないふりをし、出会いを探してこなかった自分の努力や経験不足、「好きすぎてたまらない」と心が動かない自分、そんな自分への自責の念も湧いてきます。何かを得ることのできた人はすべからくそのために動いているんです。
そうした思いが冒頭のなかなか「縁」につながらないことと結びついて最近は特に気分が沈みがちです。考えすぎと言われてしまえばそれまでですが、本当にこのままで大丈夫かという気がしてきます。
活動をやめてしまえば可能性はゼロになるので続けていくつもりではありますが、これから出会う人のためにも少しでも心や考え方が軽くなるようなお言葉をいただけると幸いです。
幸いにも家族や仕事にも恵まれ日々一人暮らしで生活できています。こうした育ちのせいか打たれ弱い部分、「べき思考」が強い部分があると思っています。
自分の「正しさ」を勝手に周りに適用して期待し、不満を持ってしまう
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
まだ見ぬ君は、これからのご縁に、きっといらっしゃいますよ。
出会いや親しい繋がりから、もう一歩踏み込んだ恋愛は、縁が整わないとなかなか容易ではありませんよね。自分が惹かれても、相手の想いがあってのことですものね。パートナーに巡り合うことは、それだけ確率的にも低くなってしまうものですね。
出会える機会は、できるだけ持つようにしたいものですね。同じような立場の人が集う場所やコミュニティも増やしていけたらいいですね。
私の大好きな槙原敬之さんの歌に、「まだ見ぬ君を想って、今を頑張って生きている」という曲があります。大切な人に出会うために、今の自分を磨き、毎日を大切に生きる、まだ見ぬ君に出会うためなんだと、とても励まされたこと思い出します。
あなたの大切な人には、まだ出会っていないだけ。
まだ見ぬ君は、これからのご縁に、きっといらっしゃいますよ。
清潔感
年齢を負うごとに見た目の衰えや口臭等も気になるでしょう。
基本に戻って、清潔感や健康面(美貌につながる)のメンテナンスが重要ではないでしょうか。
たとえば歯の治療や運動など。
諸行無常ですから人は必ず老い病むものですが、恋愛偏差値を上げるためには老いや病に逆らう努力が有効かもしれません。
あとは、善悪の価値観が同じ相手の方が長続きするかもしれません。
質問者からのお礼
願誉浄史さま
ご回答ありがとうございます。確かに単なる友人と恋愛とでは清潔感一つとっても求められるレベルはまた違うかと思います。以前と比べれば様々な部分を気にするようになったかな、と思うところもあるのですが、もっと改善できるところはあるはずだと考えています。
運動習慣や服装などこれまで気をつけてきたことを維持しつつ、できる部分から努力を積み上げていきたいと思います。ありがとうございました。
中田三恵さま
お言葉ありがとうございます。おっしゃる通り、パートナーとなるとお互いの気持ちがあってのこととなるので一朝一夕にはいかないことを痛感しています。
槇原さんの歌もご紹介いただきありがとうございます。早速聴いてみたのですが、歌詞が本当に自分の今の心情を表してくれているようで感動しました。「自分のためだけに生きるには時間はちょっと長くて」という歌詞に深く共感しています。
そんな時間を長く共に過ごせるまだ見ぬ誰かに出会える日まで、少しずつ歩んでいきたいと思います。ありがとうございました。