地獄に行きたくない。幸せになりたい。
ネットで調べたら、人を笑わせる人は地獄に行くと書いてありました。お笑い芸人などは地獄に行くと。
僕は今まで人を笑わせるのが好きで、何人もの人を笑わてきました。
僕は地獄に行くのでしょうか?地獄に行くのが怖いです
中学と高校の時、親の金を盗んだり、万引きをしたりしてました。
これについては、地獄に行っても自業自得だと思ってます。どうか、どうやって償えばいいのでしょうか。地獄に行きたくないです。
幸せになりたいです
最近たまにシンクロニシティが起きるときがあります。
シンクロニシティが起きるということは、正しい方向に進んでるということみたいですが、
本当に正しい方向に進んでいるでしょうか。
今、乗り越えられないんじゃないかと思うくらいの試練を受けてます。
あと、人を襲うんじゃないかという不安に駈られる時があります。
幸せになりたいです。どうか、救いのお言葉をください。お願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あまりネットを信用しすぎないように
こんにちは。
シンクロニシティについては、単なる偶然です。そのようなことに意味を持たせようとしたりとらわれたりしていると、あなたの心はおかしな方向に進むことになります。ご用心。
「人を笑わせる人は地獄に行く」なんて、いったいネットのどこをご覧になったのでしょう?荒唐無稽です。ネットは玉石混交。なんでもかんでも真に受けないようにね。
万引きや、ご両親のお金を取るのは良くないことでしたね。反省し、二度としないようにしよう。できたら謝罪の上弁償や返済をした上で、これからはそこのお店でたくさんお買い物をするようにしましょう。また親孝行をきちんとしよう。
さて、仏教では死後の世界は「わからない」としています。ですので、地獄があるかどうかもわかりません。
仏教で地獄を説く理由は、人を地獄に行かせることが目的ではなく、むしろその反対で、地獄に行かないことを願うがゆえだと思います。
地獄図があえて身の毛がよだつほど醜悪に描かれているのは、地獄が誰もが堕ちたくない最悪の場所、と思わせるためです。悪い事はやめておこうって。それが地獄の存在意義だと思います。
最近あなたと同じように、「地獄が恐い」という方が相談にいらっしゃり、3回にわたって問いをくださったので、ここに貼っておきます。
悪い事をしてしまった時の懺悔(さんげ)の方法、地獄に行かないための生活方法について多くのお坊さんが回答しています。是非参考にしてください。
http://hasunoha.jp/questions/13943
http://hasunoha.jp/questions/14064
http://hasunoha.jp/questions/14307
幸せを信じて進んでください
笑うと免疫力が高まってガン細胞を死滅させるそうですよ。笑うと人は元気になります。人を笑わせることは功徳があって、地獄どころか天上界に往きますよ。
ウソや盗みについてですけど、10代には、そんな悪の体験を経ることも必要なんですよ。
人類に火をもたらした英雄。それは、プロメーテウスですが、彼は神さまから「火を盗んだ」のです。要するにこれは、10代の頃の 親から精神的に独立することへの象徴としての物語なんです。
シンクロニシティについては、それが何を意味するかはわかりませんが、良いものとして解釈して前に進んでいけば良いのではないですか?
幸せを信じて進んでください。
大丈夫です。
拝読させて頂きました。人を笑わせることで地獄に行くことはありません。
大丈夫です。ご安心くださいね。
人に笑顔をもたらすことは福をもたらすことです。ですから良いことですよね。
逆に誰かをおとしめて笑い者にして、その人の心を深く傷つけることは非常に悪い行いです。それは罪です。
万が一人を笑わせる為に人を辱めるならば絶対に止めてくださいね。
人を辱めれば必ずやその報いが自分にかえってきます。
またあなたが悪いことつまり罪を犯したのならば心を込めて深く反省し懺悔なさってください。そしてもしもそれによって人を傷つけたのならば速やかに謝罪なさってください。そして二度とその様な行いをなさらない様に固く心がけてくださいね。
あなたにはこれから善の心で人生を歩んで頂きたいです。それがあなたに福をもたらしあなたに大切なご縁をもたらし、幸せをもたらしてくれるもとになります。
毎日を様々なものごとや人々そして神仏に感謝なさりながらお健やかに成長なさっていってくださいね。
あなたを応援しておりますからね。
善き因縁へと向けて
はんく様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
地獄や餓鬼、畜生など三悪趣に陥らずに、天や人などの三善趣、更には、浄土、仏の境地へと向けた赴き、そして、世俗的な幸せについても、それらは、全て因縁(原因と条件)次第となって参ります。
人生、来世へと向けた善い結果のために、仏教では、悪い行いを慎み、善い行いに努め励みて、心を浄らかにすることが、まず基本として求められるものとなって参ります。
とにかく「因縁なくして結果なし」です。
善き因縁へと向けて、日々の行いを調えて参りたいものとなります。
過去でやむなくに犯してしまった罪、悪業については、慚愧、懺悔してしっかりと反省、改悛することにより、善き因縁へと繋げることで、善い行いと共に浄化させることができるようになります。しっかりと慚愧、懺悔し、これからのより善い行いに励んで参りましょう。
また、試練についても、それを乗り越えるための因縁に取り組めば、当然に乗り越えられるものとなります。良い結果へと向けて、できる限り良い因縁を調えて参りたいものでございます。
人を襲うかもしれない不安・・人に害を与えては悪業になってしまいますので、そこはしっかりと自制すると共に、仏教における慈悲の心を滋養して参りたいところでもあります。
是非、これを機会に仏教を少しずつ学び修して行って頂けましたら有り難くに存じます。
川口英俊 合掌