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弱さや醜さ

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有り難し有り難し 9

現在、同僚が精神的に不安定な状態です。そのため具合が悪くなると休憩をしながら、という形で勤務しています。

どうにか軽くしてあげたいという反面、自分がひとりでバタバタしている時などにそういった状況だと、帰れば良いのに!寝ているだけで自分よりいい給料なんて!と思ってしまいます。

自分はその子に比べ明らかに何もかも劣っており、ろくな仕事をしていないです。大してあてにもされず、小間使いです。なのに承認欲求だけ高くタイトル通り本当に醜いです。

それに加え、自分の弱い意思や甘え、恐れやプレッシャー見栄などで引き起こした自分のミス、犯してきた罪が明るみに出るのが怖くてたまりません。なぜ気付かなかったのか、立ち止まらなかったのかと自己嫌悪に陥ります。

それらが明るみに出て、何かしらの罰があり、多大な迷惑を周りにかけて会社を辞め、家族や同僚友達にも呆れられ見放されひとりになり、社会的責任をおい世間に醜態を晒す事になるんだ…と考え不安でいっぱいです。

全部自分が引き起こした事です。もうどうにもできません。もういなくなってしまいたいです。全部から逃げたいです。

前回と被っている部分もあり質問になっていなくてすみません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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小さな感謝と細かな謝罪

 こんばんは。前回の問答と併せて読ませて戴きました。
 私たち(浄土宗)の「おつとめ」=日々のお経では、「懺悔」というパートが前4分の1位にあり、それを通過しないとメイン部分に入れないのです。つまり、「自らを振り返り懺悔する」を強制的に行っているのです。そうして初めて「お経では〜」「昔のお坊さんは仰った〜」とか「南無阿弥陀仏〜」とか言う。そういう構造なのです。
 ですから、少なくとも日に一回は「見直し、反省し、懺悔する」機会を持っています。そうすると…小さいウチに向き合うことができるのです。小さいうちに「ごめんなさい」する。「溜め込まずに」ということがポイントかなと思います。
 タイトルにした「小さな感謝」も同じ。寝る前に一日を振り返って、「あ、あれは助かった、有り難かった、嬉しかった」を思い返します。で、感謝やお礼を言い忘れていたら翌日には表明。もちろん「その場で言う」よりも遙かに価値は下がりますけれど、言葉という形にいれてしまう。そうやって整理していくことで、次々おこる「新しい事」に対応する余裕を作っているのだと思います。
 ですから、ミスや何かは「気づいたらなるべく早く=ちいさいうちに」処理する、ということを心がけてはいかがでしょうか。何時までも抱えていると、それだけ「現在」への対応力が削がれるような気がします。「ミスを正直に、すぐ申告すること」「すぐ感謝の意を伝えること」は、周りからの評判=承認と信頼、を得ることにも繋がりますよ、きっと(とニンジンをぶらさげてみる)。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

「現在への対応力が削がれる」確かにおっしゃる通りです。小さいうちに気付けるものも気付けなくなっている気がします。
ご回答ありがとうございます。

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