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地獄の数字について学びたいです

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

私は仏教について子供の時から興味があって仏教の専門学校に通ってます
本日地獄について教えてもらいました授業をきいてるなかで八大地獄と十王信仰についてならいました。
私はこの授業の中で八大地獄と十王信仰の8と10という数字がとても気になります この二つの数字にはなにか特別な意味があるのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

日本の死後観は中国の影響が大きい

いわゆる十王信仰という、閻魔さまをはじめ十人の地獄の裁判官が亡者の生前の行いを裁き、死後の世界へ導く・・・というのは、中国、道教の影響が多分にあるようです。
そして、それが今の日本の法事に大きな影響を与えているのも無視できません。
人が亡くなってから七日ごとに法事をし、七回目(49日)のあとは百ヶ日、一周忌、三回忌とほうじをしますね。これは、その法事ごとに十王一人一人の前で裁かれる亡者を、子孫や親類が追善供養してあげて、極楽に導く・・・という意味合いがあり、これが後の仏教的な法事に影響を与えたそうです。
また、八大地獄というのは倶舎論や長阿含経などに説かれているようですが、八という数字自体にはさほど意味はないようです。

が、これもまた中国の影響が大きいと推測されます。なぜなら、「割り切れない数字(3や5や7など)」が好きな日本人と違い、中国では4や8などの数字が好まれるからです。
(日本ではよく三大~といいますが、中国では四大~というのが多い)

日本人の死後観は、中国の影響が大きいと言うことですね。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

ありがとうございました
モヤモヤしていたことが解決してスッキリしました 今後も仏教についてわからないことは進んで学び立派になります

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