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祖母が亡くなり心が癒えません。

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長文になります。悩んでいます。1月7日に大好きな祖母が亡くなりました。
わたしの父は祖母の息子ですが、ちょうど20年前の1月にわたしが14歳の時に突然亡くなりました。

祖母は嫁に行ったが旦那さんと死別してしまった伯母と暮らしていました。
伯母の性格上、伯母とは会いたくなくわたしが祖母と会うのは伯母が仕事に行っている間だけでした。
近くに住んでいるのにあまり会えなかったのが後悔です。

従姉妹たちの話によると祖母はわたしのことを1番に可愛がってくれていたようです。
確かに祖母からはたくさんのものをもらったり、たくさんのことを教わったりありがとうの気持ちでいっぱいです。恩返しをしたい気持ちでいっぱいです。

1週間ごとの法要にとても行きたいのですが伯母に会いたくない、それと、祖母が亡くなったことにより完全に伯母の家になってしまい行きにくくなった気持ちが強い、
また、祖母が亡くなったことがとても悲しく精神的にショックでまだ完全に回復していないので、
そういう事情で行きたくないです。

元々不安障害を持っていたこともあり薬で抑えていますがおさまっていた症状が出てきています。
7日間毎の法要に行けば色々思い出して精神的な病が悪化してしまいそうです。
前に進めない気がするのです。

祖母がいた家に祖母がいないと思うと悲しいのです。
心の中に穴がぽっかり空いた気持ちになります。虚しくなります。
父が亡くなった時のこともフラッシュバックしてきます。

おうちにもお仏壇があり父には毎日コーヒーをあげたり話しかけており、お菓子をお供えするときは祖母にも食べてもらいたく「みんなで食べてね!」と言います。

本当は7日間毎の法要に行きたいんです。
49日には必ず行きますがそれまで回復したいと思いますが、
1週間ごとの法要に参加しなければ祖母は悲しむでしょうか?
寂しがるでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

何もしないで後悔するか、行動してして後悔するか

「祖母は寂しがるでしょうか?」
と、お聞きになっていますが、逆でしょ?
寂しいのはあなた自身の事柄ではありませんか?

お祖母様はもう仏さまになりました。
辛いも寂しいもない、そのような世の中のゴタゴタを飛び越えて、心安らかな世界、涅槃寂静の境地におられます。
お祖母様には何の問題もありません、問題はあなたの心の中。

中陰忌のお参りをなさりたいのであれば、そうすればよいと私は思います。
「行けば、前に進めない気がする」
ということですが、私は、何もせずに自宅に居る方が前に進めない気がします。
週1回のお参りは、半分は亡くなられた方のため、もう半分は遺された方々のためにあります。
お位牌に手を合わせ、祈ることをくり返しながら、少しずつ「死」という現実を受け入れてゆくのです。
お参りすることは、あなたにとっての「癒やし」なのです。

叔母様との人間関係については、また時間をかけて向き合ってゆくしかありませんが、お祖母様の供養は今じゃないと。
悔いの残らぬよう、しっかり自分で考えて行動しましょう。

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有り難し
おきもち

様々なつらい別れや痛みを、私も経験しながら今日を生きています。 あなたの...
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大切なことは

拝読させて頂きました。どうかこれからも毎日そして7日ごとにお祖母様をご供養なさってくださいね。
場所はどこでも良いです。合間合間にお祖母様の極楽浄土への往生を心から願いお念仏おとなえなさりご供養なさってくださいね。
私も心よりお念仏おとなえさせて頂きお祖母様の極楽浄土往生を願います。
南無阿弥陀仏

大丈夫です。お祖母様は必ずや極楽に生まれ変わり往生なさいます。

大切なことは伯母様や周りの方々に気兼ねすることではありません。

あなたの大切なお世話になったお祖母様に心からご供養の気持ちを捧げることが何よりです。

周りを気にせず時ところを気にせずに心からお祖母様をご供養なさってくださいね。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。お参りは癒しになるんですね。悔いの残らないように手を合わせたいと思います。

ありがとうございます。気持ちが楽になります。祖母に感謝の気持ちを込めながら供養の気持ちを捧げていきたいと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ