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結婚してから自分の生きる意味がわからなくなりました

回答数回答 2
有り難し有り難し 34

昨年、僧侶の夫と結婚しました。故郷から遠い田舎の土地に引越し、夫のお寺に夫の家族と同居していましたが、心身共におかしくなりました。
・就寝以外全て共同
・結婚式が終わった翌日から1日3食の食事の用意や+介護食&お寺の雑用。
・義両親の過干渉(不要物を譲ろうとする、世間話が終わらない、ふたりで会話していると冷やかしてくる)
・90近くの祖母が私の料理に「少ない」「多い」等毎食小声を言ってくる。当たり障りのない言葉で祖母をなだめるだけ誰も本気で止めてくれない。

実家に気軽に帰れず、友達や頼れるひともおらず、働き先もなく、よく知らないお寺の仕事をまかされ、嫁がきた顔を出しにいけと周りへの自慢に利用され、周りからは子どもを早く、慣れない土地ではやく運転練習しろと言われ、食事のときは小声を言われ、ふたりの時間も許されず、そんな日々を過ごし狂ってしまいました。
それでも夫の家族に好かれたくて、期待に応えるため料理も毎回違うメニューにしましたが、毎食言われる小言に楽しさはなく今は適当。今日は一人で食べました。
お寺の事はわからないけど、SNSでお寺の綺麗な景色を発信したり、自分が出来る事でお寺を好きになろうとしましたが、夫から一言も言ってもらえません。報われません。
夫に不満を全てぶつけたけれど「家族なんだから」と言われました。

わたしは一体何のためにここに来たのかな、死んだほうがましだなと思いました。でも死ねず、やり場のない気持ちを紛らわせるため、道徳上良くないこともしましたが、関係が悪くなり夫に嫌われただけ、そして罪悪感と劣等感で自分を余計に責めるだけでした。
結婚前にお寺ってどんな暮らし?不安!と話したけど「のんびりしてるよ。◯◯ならすぐ慣れるよ!」と言われただけでした。
これからやっとふたり暮らしをする事にしてくれたのに…「夫はわたしの味方じゃない」その気持ちがずっと消えません。私の責任です…
良かった事は、昔祖母の愚痴を話していた母の気持ちが分かった事、女性の苦しみが分かった事、不仲だった自分の両親がやっぱり自分には一番だと思えた事です。
…まとまりのない話で失礼しました。
何を教えて頂きたいかと言うと、「結婚相手に依存しない方法」「自分でできる自分の癒し方」また、このような経験を生かせる方法など知りたいと存じております。
最後までお読みいただき感謝致します。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

旦那様の奮起を

リス美様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

無理に我慢されることはありません。

旦那様にしっかりと言いたいことを言って、負担・ストレスを少なくし、プライベートの時間も大切にしてもらえるように闘ってもらわないといけないかと存じます。

正直、旦那様の甲斐性の問題かと。

心身共に壊れてしまわないためにも、無理なら離婚ぐらいの勢いで詰め寄ることを。

それぐらいしないと、状況は何も変わらず、このままでは誠に心配です。

とにかく、死にたいと思われるほどに追いつめられ、道徳上良くないことまでしてしまうぐらいに追いつめられていることが分かっているのかいないのか・・旦那様にもっと真剣に向き合ってもらわないと・・

少しワザと家出をされて本気度を確かめられても。

そして、これはもう完全に改善の余地なしとみれば、弁護士にご相談されて慰謝料請求も含めて優位に立てる離婚調停も視野に。

「結婚相手に依存しない方法」・・結婚生活は相互扶助、相互協力の関係でなければなりませんよ・・

「自分でできる自分の癒し方」・・適度な息抜き、ストレス発散が大切です。

とにかく、リス美様を守るための旦那様の奮起が必要です。有り難くにもお嫁にきていただけたのに、もっと頑張れよな旦那様・・今頑張らないときっとあとでヒドく後悔することになるでしょうね。

旦那様に改心を促しての善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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同じ課題を抱える者として

こんにちは。お悩みですね。

私たちが何を語ろうが、りす美さんとご家族の現状が変わるわけではありませんが、同じ課題を抱える者として、何か力になれれば…と考えております。

宗派によって呼び名の違いはあるかもしれませんが、若坊守研修会などというお寺の若手女性寺族が集まる機会もあると思います。ご主人に聞いて、そういう同じ課題を抱える人が集まる「場」を求めるのも一つの手段でしょう。

「話しを聞いてもらえる」って大きいですからね。もちろんここhasunohaでもかまいませんよ。どうしても男性が多いですが、続けていると女性僧侶からの回答も入るかもしれません。

さて、お話をお聞きする限り、ご主人の態度にはたしかに不満も積もりますね。「家族だから」という言葉にあらわれていますが、人間はどうも目の前の物を「わかったことにしてしまう」癖があります。
「家族だから」「妻はこういう人だから」「お寺はそういうものだから」という具合に。それをわかったことにし、目をつぶってしまうという間違った信頼の在り方でしょう。

信頼というものは相手をわかるから生まれるのではなく、わからないことを認めてその上で協力して寄り添っていけるからこそ生まれるのでしょう。
ご主人の視野がふさがっているのならば、まずはりす美様から「夫はわたしの味方じゃない」とわかったことにせず、新たな二人暮らしを機会に今一度向き合っていってはいかがでしょうか?
二人暮らしをできるということはご主人も多少でも味方としての態度をとってくれたのではないですか…いや、わかりませんが。

それからお寺をSNSで紹介云々はご主人や誰かに認められると、それはやりがいも出てくるでしょうが、りす美さん自身が本当に仏教やお寺を好きになっていただけるのなら、取り組み方も変わってくると思います。継続は力なりです。僧籍取得への興味も出てくるかもしれません。
私も細々と続けています。よかったらプロフィール(お寺の)からみてみてください。

また、私も頼りない夫ですので、メッセージをくださると妻と愚痴りあいもできるかもしれませんよ!笑

最後にご質問のタイトルの「生きる意味がわからなくなりました」はまさに仏道の歩みのスタートでしょう。
一緒に仏の教えに私を学んでいきましょう。

せっかくのご縁ですからまたいつでもお話しお聞かせください。

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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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質問者からのお礼

川口英俊さま

現実的で親身なご回答、本当にありがとうございます。ストレス発散しつつ、ダンナとぶつかりつつ、どんな未来も受け入れたいと思います。具体的なご意見に感謝致します。

吉武文法さま
お優しい言葉に嬉しい気持ちです。
facebookも拝見しましたので、時々お邪魔しますね。奥様と愚痴、良いかもしれません(笑)またの機会に、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。

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