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夫が嘘を重ねてしまいます。

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有り難し有り難し 22

結婚して3年目になる夫がいます。結婚当初から嘘をついて後になって発覚したことが多々ありすぎて私や家族にも散々迷惑をかけてきました。
主に金銭の事や仕事関係の事です。

何かあってもなくても常に疑う目で見なければならないような気持ちになってしまうし、げんにうちの両親もまだなにか隠しているんじゃないかとか信頼はかなり低いようなんです。

だからといって離婚したいという気持ちはありません。嘘をつくことがある度に約束をするのですが、これだけ何回も嘘を重ねるというのは、やはり虚言癖や精神病の類いになるのでしょうか?どうしていったら解決するのか頭を抱えている状態です。どうかアドバイスお願い致します。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

味方が必要

ご主人は、お婿さんということもあり、どうにかして麗子さんのご両親に認められようと、苦肉の策で嘘をつかれたのかもしれません。

一度嘘をついてしまうと、どうしてもつじつまを合わせるために嘘を重ねてしまいます。
そうなってしまうと、なかなか自分からは言い出せないものです。

もしかしたら、あなたの夫として、ご両親に良いところを見せたくて始まったことかもしれません。

あなたがご主人のことを大切に思うなら、疑うことよりも、そのままのご主人を好きになってあげることの方が先決だと思います。

ご主人は、ご家族にもあなたにも、何か遠慮をして毎日を過ごされているのかもしれません。
そんなつもりはなかったのに、ということが次第に大きな嘘になっていったのかもしれません。

虚勢を張らなくていいんだ。
素のままでいいんだ。
隠さなくていいんだ。
遠慮しなくていいんだ。

ご主人が、家庭は何でも気楽に話せるところなんだと思えるように、あなたが協力してあげることが必要かもしれません。

あなたが、ご主人のお家に嫁いでいたらと想像してみて下さい。

嘘まではつかなくても、ご主人の奥さんとしてご主人に耻ないように振る舞おうとしたはずです。
ご主人は、それが上手く行かなかっただけかもしれません。

本当はそんなことはないはずですが、ご主人は、婿養子に入られて、ここには自分の味方がいないと感じているのかもしれません。
どちらにしても、元はご主人なりの遠慮や気遣いから始まったことかもしれません。

もう一度、ご主人としっかり向き合って、思いやって話をしてみてあげて下さい。
あなたが味方だと解れば、ご主人も無用な誤魔化しをしなくなるかもしれませんよ。

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有り難し
おきもち

相手を認める。敬う。愛する。

旦那様はなぜ嘘をついてしまうのでしょう。
嘘をつくことでしか、自分を表現できない。認めてもらえないと、何か悩んでいるのかもしれません。
旦那様を責めても、何の解決にもならないと思います。

旦那さまとこのまま生活を続けていくのであれば、嘘をつかなくても認めてあげる、優しさを表現し安心させてあげなければいけないと思います。「正直に言っても良いのだ」と思わせてあげられるように関係を作る必要があると思います。

これは、想像ですが、旦那様に対して上からものを言っていませんか。感情的に話すことが多くありませんか。いつも穏やかに旦那様のことを認め、感情に任せた言葉は出さないようにできると円滑な夫婦関係が築けるのではないでしょうか。

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有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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離婚する意思がないなら、あるがままを受け入れる

離婚されるお気持ちがないなら、そのような人だと思ってそのように結婚生活をお続けになることです。

実は、私の(家内を紹介した)仲人夫婦は、そろってたいへんな嘘つきです。一例を挙げますと、仲人夫婦の奥さんの方は、家内と同じ高校のご出身ですが、別の高校を卒業したようにいい、同窓の先輩であることを隠していました。しかし、同じ高校の通学圏で暮らしているのですから、嘘はバレます。バレたところから私どものお寺の檀家さんと同級生であることも分かり、次から次へと嘘が数珠つなぎにバレていきました。

仲人のご主人の方もとんでもない人物(嘘つき)なので、奥さんの方に文句を言ったら、「檀家さんも子供たちも、あの人がどんな人か知っていて、そのうえでそのように付き合っている」とおっしゃいました。ご主人(ご住職)も奥さんと同じかそれ以上の嘘つきです。また、改心なさる様子はまったくありません。「騙された者(私のこと)が悪いのだ」(ご主人の言)とおっしゃるくらいですから。

では、私は他者を責められる人間なのか、というとそうではなく、やっぱり嘘つきだと思います。だから偉そうに他者を批判できません。そのうえで、そんな自分だからこそ、騙されることはあっても人を信じ続けられる人間でありたいとも思います。

人間の本性はなかなか変わりません。離婚なさる気持ちがないなら、そうと覚悟したうえで「そのように」付き合い続けることです。もしかしたら、そのうえで信じ続けるあなたの姿をみて心を翻してくれるかもしれません。そうはならないかもしれませんが。

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おきもち

私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...
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うそはついてもいい

金銭的なことや仕事関係のことで、散々な迷惑を被ったとのことで、本当にお疲れ様でした。怒り心頭はごもっともです。普通の人なら、離婚も視野に入るところが、麗子さんはその意思はないとのことで、なんてよくできた奥様だろうと思いました。

うそはついてもいいんです。朝起きるたびに、「おはよう!なんて君は美しいんだ。これじゃあ、また僕は会社に行きたくなくなってしまうよ」なんて、例えうそでも言って欲しくはないですか。

ただし、夫婦は二人三脚ですから、相手を信頼できない限り、前へは進めないと思います。うそがいけないんじゃない、二人のために正しい情報が欲しいのだ、と麗子さんなりの言葉でお伝えしてはいかがでしょうか。とくに、金銭的なこと、仕事関係のことは麗子さんの中でかなり重要なことではないでしょうか。諦めだなんて後ろ向きに考えず、前向きにムチをふるってまいりましょう!

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おきもち

住職のかたわら、大道芸人PRINCOちゃんとして幼稚園保育園など各種施設、...
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質問者からのお礼

ご回答有り難うございました。
解決するというより諦めも必要ということですね。
少しずつでも変わっていける事を願います。

数々の丁寧なご回答有り難うございます。
大変嬉しく有り難く思います。

婿養子ということもあり、肩身がせまくよく見せようとしたということを本人も言っておりました。私は事あるごとに、「無理はしなくていいんだよ、嘘をついて繕っても誰も得をしないし、自分を苦しめるだけだし、余計に信頼性を失うことになるんだよ」と何度も伝えてきました。
確かに強く言ったり圧をかけているのかもしれないと私も反省しなければならないと思うようになりました。

主人の事は愛しています。だからこそしっかり話し合い解決に向かえるように一緒に壁を乗り越えたいのです。

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