hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

断ち祈願について教えて頂きたいです。

回答数回答 1
有り難し有り難し 18

初めて質問させて頂きます。よろしくお願い致します。

去年の3月頃から家族問題をどうしても解決したく、もちろん自分自身でも最大限努力をした上で色々な神社にお参り巡りをしていました。
その中で「断ち祈願」というお参りの仕方があるのを知り、断ち祈願をその頃から行いました。
その神社で行われている断ち祈願は凄く有名??で、願いは叶うが、もし断ち物を破ってしまった場合、自分ではなく周りの人に不幸が起こってしまう、という話もある物です。

そして、もうそろそろかれこれ断ち祈願を1年行なっているのですが、そもそもこの断ち祈願というやり方自体よくないやり方、やってはいけない事(神様に取引を持ちかけているような失礼な行為にあたる)という話を聞き、確かにそのような考え方もあるな、と思いました。

その断ち祈願を行なった神社にも聞いてみた所わ断ち祈願をやめるには神様に手紙?を書いてそれを読み上げ御祈祷するお参りがある。
願いを叶えて頂いたのに、叶えてもらった途端、はい、断ち祈願やめまーす、は神様に失礼に当たるし調子のいい話。
断ち祈願辞めた後を神様に誠意を持った対応が必要、と言われ、断ち祈願を今後どうしていっていいのか本当に迷っています。

「神様に誠意を持って対応」とはどのような事でしょうか??
月一回お参りや報告、お礼に行けば良いのでしょうか…。
神様への誠意、というのが正しい解釈の仕方がわからず困っております。

断ち祈願への考え方、正しい対処方法、断ち祈願を今後どうしていったら良いかなどアドバイス頂きたいです。

どうかよろしくお願い致します。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

断ち祈願について

h.cさん初めまして。
一つの質問の中に複数の疑問が混在してるようですね。

まず、断ち祈願の辞め方ですが、本質的にはいつやめていただいても構いません。
祈願の途中にやめたからと言って、バチが当たり災いに見舞われる、いわゆる障礙、障りが出ることもないでしょう。
願いが叶う、叶わないを別にして開始する前に決めた期間や祈願の期間が終われば元に戻っていただいて構いません。

何を断たれたのかは存じませんが、基本的に断ち祈願は肉食、五穀、酒、嗜好品、性行為など何を断たれるにしろ期間を決めて行うものです。
期間が終われば元の生活に戻ります。もちろんそのまま断ったままでも構いませんが。

私の場合、つい先日の節分、立春を迎えるまで土用に入ってから酒断ちしておりました。
普段、滝や山に入って修行する際も四つ足(牛さん、豚さん)を断ったりはします。
また宗派によりけりですが、一人前の僧侶となるための修行期間中は肉食、魚禁止、五辛と呼ばれる匂いの強い野菜禁止、飲酒禁止、異性との交わり禁止、携帯スマホ、ネット、PC、TVラジオ新聞禁止、外出禁止など断つものがたくさんあったりします。

が、そもそも断ち祈願というのは我慢比べではなく自分を律し自分と向き合う為、仏様神様と真摯に向き合う為に行うものであります。魔、邪魔、迷い、雑念が入らないようにするためのものです。

次に
>「神様に誠意を持って対応」について
書かれているようにお礼参りや月一のお参りで十分です。
相手が仏様であれ神様であれ人間であれ、お世話になったらお礼をいうのは人間として生きる上で大切なことです。
また毎日行けなくとも社の方に向いて毎日拝むのも良いでしょう。
たまにお供え物をされても良いかもしれません。
お供え物をされる際はあらかじめ神社に問い合わせてから行われた方が良いでしょう。

確かに、神様には仏様と違って善悪の概念がありません。福の神もいますが疫病神や貧乏神、祟り神もいます。それゆえ真摯に向き合う必要があり、粗末にできないのも事実です。ですが、神社や寺の境内に祀られている神様は専門の方に祀られているわけですので、一般の方に害をなすことはありません。
どうかご心配なきよう。

参考になれば幸いです。
合掌(^人^)

追記 ご家族で体調崩されたことお見舞い申し上げます。ですが、それは祈願や神様とは関係ありません

{{count}}
有り難し
おきもち

慈蔵房(氵門亠广)
未だ愚迷凡夫の身ではありますが、皆様の一助になるようなお答えができれば幸い...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

早速の回答ありがとうございました。

祈願の物はお菓子をしています。え?!お菓子?!と思われるかもしれませんが、食事より何よりお菓子が大好きと言う人間でしたので、断ち物をするなら私ならお菓子だろうな、と思いました。
実際、お菓子の断ち祈願自体は全く苦ではないのですが、例えば子供のお菓子の袋を開けてあげて、お菓子のカスが手についていたのがたまたま口に入ってしまったり、人との集まりでお茶菓子を出されたのを毎回毎回断るのも何だか人間関係に支障が出てきたな、と思ったり、スナック菓子だけでなく和菓子や洋菓子類全て気持ち的に断っていたので、茶碗蒸しだと思って食べたら黒蜜がかかったデザートだった、なんて事もあり、その度に神社にお詫びに行っていたのですが、子供を連れて行っていた事もあり、これは子供にも余計な負担をかけているな、と色々考えるようになったのが断ち祈願をどうしたらよいのか再度考えるようになったきっかけでした。

実は、断ち祈願をしている神社に断ち祈願についての問い合わせをした後、子供二人と主人、私とロタウイルスに感染し、しかも下の子がロタウイルスで入院してしまい、今も入院中と言う状態なのです。
これはわたしのおかしな考え方なのかもしれませんが、これも私が断ち祈願をもしやめるとしたらどうしたら??何て問い合わせを神社にしてしまったからでは…なんて考えてしまうのです。
胃腸炎自体、この時期日本全国で流行っていますし、実際にうちの息子の他にも同じくロタウイルスで入院されているお子様もいらっしゃいます。なので、私がこのような捉え方をする方がおかしいと言うか、それこそ神様に向かって失礼な話なのでしょうか??

お礼ではなく再度質問で申し訳ありません。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ