人間不信
元々、自己肯定感もない私。昨日、信頼していたママ友に裏切られ、まだ、信じたいと少し思ってしまうが関係は壊れた感じ。相手にとって私はどこか一線置かれている感じはあったけどお互いに愚痴り合う中でした。裏切られた直後は一瞬にして孤独感が襲ってきて悲しくなりました。私にはお互いに一番の親友も居ません。いつも気ままにつるむ友達も。旦那や両親は信用してません。娘二人は反抗期。誰か信頼して話し合える相手が欲しいです。今、淋しいです。
どう、考えを改めれば良いでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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信頼とは
人を信じる。信頼するとはどういうことでしょうね。信頼の「頼」は「たのむ」とも読みますが、古い字体ですと「賴」という字だそうです。「貝」がついていますが貝は「お金」に関わる字ですね。
つまり「これだけあったら大丈夫だろうと当てにする心」「担保する心」、あるいは「これだけ払うから(信じるから)こちらの思う通りにしてくれよ」と「取引する心」という意味にとらえられるでしょう。
だから「信頼」とは名ばかりで、相手がこちらの思い・都合の通りにならないと「信頼してたのに!」「裏切った」などとなるわけです。
結局信じているのは相手ではなく、自分ということ。我が身の思い、我が身の都合ということですね。
こういう「信」の在り方ではどこまでいっても不信しかありません。なぜならこの世に私と同じ人間は一人としていない。私と全く同じ考え、同じ価値観の人などいないのですから当然ですね。
一方で、浄土真宗の宗祖親鸞聖人は仏様を「たのむ」という時に「慿む」という字を使う箇所があります。これは「馬」という字がついていますので、馬に身も心もゆだねる、つまり「おまかせする」という意味ですね。
私の思い通りになるから「たのむ」のではない。結果はどうあれ、たとえ私の思いとは違おうとも、それを「たのむ」・拠り所とする、ということでしょう。
あの人ならいいか、この人ならいいか、そっちの人はどうやろか、というのは全部「自分中心」。自分をたのんでいる、自分の思いを相手に期待しているのですね。
そうではなく、どんな結果であろうと相手を相手として受け止める。そういう「信」という在り方を心がけていけば道は開けるかもしれません。
もっとも、私たち人間はどこまでいっても「頼む」ありかたですから。だからこそ仏様を「慿み」、私のありかたを教えてもらわなければいけませんね。
中々相手をそのまま信じれなくとも、教えによって「ああ、また私を中心にして自分だけを信じているようなありかたをしていました」と気づかされるのなら、相手と一緒に迷いながらでも人は出会っていけるのだと思います。
ご自身を大切に。今一度、客観的に考えてください。
ママ友に裏切られたとの事ですが。
どのような裏切り行為を受けたのかは分かりません。
しかし、信じたいと思われている視点から考えてみると....
ご自身の判断でお相手との関係を、決めつけられている所もあるのではないかと、私は感じております。
アイナツさんがお考えのほど、関係性が壊れていない可能性もあるのではないでしょうか。
一回の裏切りという出来事だけで結論を出してしまうのも、どこか早すぎるのかなと、思えてなりません。
もうだめだなと、断定すればするほど、その思いが無意味に大きくなっていき、余計に自分を追い詰めてしまいます。
孤独感、人間不振という苦しみにに襲われ、今はポジティブな発想ができる余裕などない状況におられると、私は思いますが.....
考えられているだけでは、何も進んで行かないのではないでしょうか。
少し余裕ができたなら・・・
建設的に考え、あなたの方から彼女に歩み寄られてはいかがでしょうか?
彼女が受け入れられないのなら、彼女とはそこまでの関係だったとうことだけです。
あなたは何も悪くありません。
自己否定せず、ご自身のすべてを受け容れてください。
少し理解しにくいかもしれませんが、自分を愛せるのは自分だけですよ。
あなたは人を信じたいと願われているのでしょう。
逆に捉えれば、人から信頼される価値のある人です。
私が回答できるのはここまでですが、今とご自身を大切に生きて下さい。
質問者からのお礼
吉武様
早々にご回答有り難うございます。涙がでました。相手と一緒に迷いながら人は出会っていけるのだというお言葉に納得出来ました。初めての質問で文章も言葉足らずだったのにご理解ご回答頂き本当に救われました。本当に有り難うございました。
海老原様
早々にご回答有り難うございます。涙がでました。自分を追い詰め過ぎていた事に気付かされました。
彼女に歩み寄って結果どうであれ前進しようと思います。初めての質問で文章も言葉足らずだったのにご理解ご回答頂き本当に救われました。本当に有り難うございました。