守れないルール
お世話になっております。
柴田秋と申します。
現在はSEをやっておりますが、以前は漫画家のアシスタントをしておりました。
2年間で20程度の現場を経験しましたが、そのうち2箇所で次のようなことを言われ、御免となりました。
「柴田さんは空気を読むことができない。」
空気とは雰囲気のこととおもますが、雰囲気を感じることを期待するのではなく、ちゃんと何がよくて、何が駄目なのかをはっきりと説明すればいいと思いました。
空気を読むということは暗黙の了解を守るということと同様と思います。
現在所属している会社でも、退職となるほどの違反はしたことはなかったらしいですが、いくつかの暗黙の了解があるらしいです。
服装、髪型、開発規約上明記されていないが、守らなければならない山ほどのこと、何故か業務時間外に行っているラジオ体操など。
規則集や規約に書かれていないことを私が破った後で、それは駄目だと言われることが多いです。
説明されていないルールは守れません。
守る必要があるなら、規則、規約として明文化すべきと言いましたが、皆が過し辛くなると言われ、受け流されました。
いくつか、明文化を約束されたものもありますが、未だ一つも明記されていません。
また、守らなくてはならないのに説明されていない事がある状況よりは、そうでない状況のほうが私にとって過ごしやすいと思っております。
今の会社への文句ではないですが、具体例として上を挙げています。
他にも山ほど、同様のことを経験しています。
ここまでが前置きです。
質問です。
・なぜ、守る必要があるルールを説明しない人がいるのでしょう?
・多くの人は、ルールが明らかになると、何か困るのですか?
・困るとしたら、何故困るのですか?
アシスタント現場や会社だけの問題ではないので、カテゴリを「その他」としておきます。
つまり、一般的なことを伺っています。
以上、お手数ですが、お答えいただけたらありがたく思います。
SEです。 父、母、姉がいます。 男性らしさや女性らしさを強要されることが嫌なトランスジェンダーです。 発達障害者です。 宗教全体に忌避観念を持っています。 ただし、空飛ぶスパゲッティ・モンスター教をパロディとして信仰し、パスタファリアンとなりました。 先日、按手証明書をいただきました。 他、科学的方法、特に数学を信仰しています。 嘘やごまかしが苦手で慇懃無礼に感じる方もいるかもしれませんが、質問は真剣な悩み故です。 怒ることには疲れているので、最近は怒ることは稀です。 酒、煙草、コーヒーが大好きです。 自由に生きたいです。
自らを由としないことに耐えかねています。 らしさを強要されるとストレスです。 考えの転換が難しいです。 嘘に抵抗があり、故に損をし易い気がします。 曖昧さに不安感を感じます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分なりの理由を考えてみる
こんばんは。
なるほど。おっしゃる通りです。
私はお坊さんになる前はサラリーマンでSEのような仕事をしていましたが、服装は自由でした(お客様の所に行くときはスーツでした)ラジオ体操もしませんでした。
3つの質問にいっぺんに答えてしまう形になりますが、多分他の社員さんは、暗黙の了解に、それぞれ自分なりの理由をつけてやっているんだと思います。それはもちろん個人的な考えで正式な見解でないから説明できない。だから聞かれると困る。
ルールが明らかになって困る事はないでしょうが、この暗黙のルールをやめようとなったら「代わりになる暗黙のルール」が必要になります。素直にやめればいいのにそれができないのが日本人です(笑)。また明文化にしないのは上司はそこまで縛りたくないし、部下はそこまで縛られたくないからでしょう。「やった方がいいけど、やる必要はない」というユルさは、あなたには辛く感じるようですが、多くの人は、必要だと感じていると思います。
暗黙のルールに対する対処法ですが、最初に少しヒントを書きましたが、ここに暗黙のルールがあるな、と思ったら、それにあなたなりの理由付けをすれば良いと思います。ラジオ体操は「仕事前にラジオ体操をする事で小学校の夏休みの事を思い出してリラックスするため」とか、服装の制限は「良い服で来たら昼食時に汚すと大変だから」とかね。あなたなりに決まりの理由を考えて守るようにしたらいかがでしょう。
「暗黙の了解」はルール化されていない
ルール化とは、明文化のことですね。
貴女は「明文化されていないことを根拠に何かを被るのは、それこそ御免被りたい」との趣旨と受け取りました。
それは、その集団の文化のようなもの(明文化されていないという意味において)ですから、新人のうちであればともかく、回数を重ねてもそこから外れる人は、いらないのです。
なので、「とにかく仕事はやっているから給料は下さい」と割り切るのが最良と思います。
次善の策は、貴女がルールメイカーになることです。つまり、トップになること。そうすれば、「会社組織、というものの進化」に寄与できるかも知れません。
「朝、出社したら挨拶をしましょう」はどうですか?「廊下にゴミを捨ててはいけません」はどうですか?「電子レンジで猫を乾かしてはいけません」…これは書いてあるかもしれませんね。
いい事を思いつきました。「起こりうるすべてのケースについて、あらかじめ考えてみる」はどうでしょうか。…貴女の部下から聞かれたら、と想定して回答を考えてみては。
追記
「お礼」、拝読しました。理不尽さに怒っておいでのように見えたので、失礼しました。困っておいでなのですね。では確かに、他の方からの回答を待ちましょう。
質問者からのお礼
>「暗黙の了解」はルール化されていない
佐藤良文様、ご回答ありがとうございます。
タイミングを見て早期退職し、自分のルールで働きたいと思っておりますので、実現した折に生かせたら良いかもしれません。
下に人がつくようなことが仮にあれば、明文化していないことは守らなくて良いという方針が良いかなと思っております。
追記です。
質問に答えていただいているような認識ができなかったので、他の方でも、もし仮に目を留めていただいて、何か回答を書いても良いと思える僧侶がいらっしゃいましたらご回答を引き続きいただけるとありがたいです。
更に追記です。
何が問題かというと、説明を受ければ、忘れることはあっても守るように努めることができますが、説明がなければ、守るように努めることすらできないことです。
ですから、文句ではなくて、本当に守れなくて困っております。
>自分なりの理由を考えてみる
光禪様ご回答ありがとうございます。
きちんと回答を書いていただき、とてもありがたく思います。
理由はともかく、暗黙の了解には因果の原因があるのだとは予想しております。
繰り返しとなることですが、知っていることは守るように努めることができます。