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男遊びがやめられません

回答数回答 4
有り難し有り難し 74

このままで良いのか、
ご意見を伺いたくご相談申し上げます。

僧侶の妻ですが、男遊びがやめられません。

出会い系を利用して知り合い、
お付き合いは基本お一人の方とですが、
やりとりは数名おられてキープしているような状況です。

お相手には寺院の者であることは秘密にしています。

そもそもはセックスレスだったからなのですが、
そのほかにも寺院以外の事業展開のストレス、拡大に伴い夫である住職がほぼ不在、義母の入退院と介護、義妹との不仲などが同時にのしかかり、ある日プチンと切れてしまいました。
いろんな男性に刹那的にでも優しくしてもらえることで、精神のバランスをとっているような状態です。

うつになり死にたくなるよりはマシ、と正当化しています。
不邪婬戒を侵していることは自覚しています。
毎日の本堂でのご奉仕中に心が痛むこともあります。
それでも仏様はわたしを見ていてくださる、と思いながら、表の顔と裏の顔をそれぞれ生きています。
性欲を満たすために始めたことなので、
とてもやめる気持ちが起こりません。
夫は全く気づいておらず、わたしも積極的に夫とスキンシップはしています。

このようなわたしに、ご意見をいただけますでしょうか。
よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご存知の通り、仏教とは仏に成りなさいというお釈迦様の教えです。仏に成れば悩み苦しみ無く楽しく生きることができるからです。
そして、仏に成る為にいくつもの戒を守るように教えました。
戒を守ることによって仏に近づき、戒を犯すことによって仏から遠ざかるのです。

あなたは多くの戒を犯してきました。
不邪婬戒だけをみても、あなた自身の破戒だけで無く、あなたの浮気相手をも破戒させているのです。多くの浮気相手を仏から遠ざけているのです。今後、その行いを原因とする様々な結果を受けることになるのは仕方のないことです。

精神のバランスを取っていると思っているでしょうが、果たしてそうでしょうか?
右手を怪我して痛むから、バランスを取って左手も傷つけて痛める、そなようなバランスの取り方ではありませんか?
本来なら右手の怪我を治療しなければならないのです。
バランスを取っているようにみえて、実はますます痛みを苦しみを増しているのではないでしょうか。

手遅れになる前に、根本原因である介護や家族の問題をご主人と話し合ってください。そして不倫をやめることを願っています。

返事
私の妻があなたと同じ状況なら、やはり話し合うと思います。仏教とは因縁の理を説く教えです。何が原因なのか、解決策は無いのか妻と一緒に考えていきたいと思います。

なお、どの回答もあなたの想像を超えないとありましたが、ほとんどの回答は元々はお釈迦様の教えです。お釈迦様の直接の言葉に近いとされるもっとも古いお経の阿含経にも書いています。それが受け入れられないことは、お釈迦様の教えを受け入れられない、ひいては、仏様を受け入れられないことにつながるのではないかと危惧しています。
とはいえ、そのようなあなたを救う教えもあります。例えば浄土宗では、念仏を唱えれば阿弥陀仏が救ってくれるという教えを拠り所にしています。
もしあなたのお寺の宗派が浄土宗系であるなら、日頃からしっかり念仏を唱えてください。
あなたが極楽浄土で改めて修行を修め仏に成ることを願っています。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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ご自身を大切になさって下さい。

今まで大変な思いをされてきたのですね。

お寺の奥さんの役割は、住職が考えている以上に重労働ですし、それ以外の要因も絡み合った状況で、現在の環境に至ってしまわれたことは解ります。

人間バランスを取ることは、非常に大切です。

しかし、必要以上にプラス思考で考えないで下さい。
ご自身を大切にしておられないようにも感じられましたので。

元の原因は、ご主人との関係性ですよね。
そのことについて、一度ご主人と話し合われることも、大切なのかなと思います。

話し合った結果、それでもご主人では満たされないと思われるなら、この状態のままでいいのかも知れません。
それは、あなたが決める事です。

しかし、あまり無茶をして、自分を大切にされない結果、精神のバランスが崩れてしまう事もありますので、その点も充分にお気をつけ下さい。

ご住職の奥様である以上は、お寺の事、仏様へのご奉仕はしっかりと行ってください。

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有り難し
おきもち

時宗の寺院で住職をしています。 今の時代、お寺の在り方とは、僧侶とはいっ...
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仏様にお向き合いなさって

拝読させて頂きました。
なるほど・・・一瞬びっくり致しました。そうですよね、お寺の者でも人間です。
ご自分の今の生活に不満やストレスを抱えているならそう走ってしまうことだってありますよね。ましてや仏教徒の戒律をご存知の上でのことですからあなたの心の奥底は満たされない寂しいお気持ちが常に渦巻いていらっしゃるのでしょう。あなたのお気持ちをお察し申し上げます。
それでもやはり一度しっかりと立ち止まりご自分のお気持ちに向き合いそしてご自分の行いについてまずご自身で振り返ってください。そして仏様にお向き合いなさってください。あわただしいなかではゆっくりお向き合にできませんでしょうから時間を設けて心ゆくまでお向き合いなさってください。
そしてお考えを一度整理なさってください。
その後ご主人様とお向き合いなさるかどうかはあなたのご判断です。
しっかりとお向き合いなさってご相談なさるも良いでしょうし、そうでなくても良いかもしれません。
ただいつかその行いを精算なさる時が参ります。
その時にしっかりと気持ちも割り切ることです。

あなたがその行いについて懺悔なさっておられるならば仏様もご先祖様もしっかりとお聞き届けなさりお許しなさってくださると思います。
またあなたの思い如何によってもこれから大きくあなたの人生も変わるでしょう。
そしてその原因についてもしっかりと精算することになるでしょう。

あなたがその思いを整理なさり素直なお気持ちで仏様にお向き合いなさって頂き、これからも仏弟子として健やかにご成長なさって頂きますことを心より仏様にご祈念申し上げます。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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散華されれば

 はなさん、ご質問の内容拝見させて頂きましたが、お寺の坊守は本当に大変だと思いますし、檀家(門徒)さんとの関係も大変だと感じておりますし、住職が不在で身内の方の介護をされておられて大変だと感じております。心の休めたい気持ちはわかりますが、一度住職さまとお話しされれば解決できるかと思いますよ。                  合掌

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有り難し
おきもち

山寺の住職です。他の仕事と兼務してます。
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質問者からのお礼

皆さま、すぐさまのご対応とご回答に心より感謝申し上げます。
大変申し訳ないのですが、皆さまのご意見はどちらも至極ごもっともで、わたしの想像を超える内容ではありませんでした。
僧侶でいながら不特定多数不倫を行い、それがもとで離婚されましたが、その後再婚し子宝に恵まれ、ある寺に入寺し住職におさまっている方を知っています。因果応報の報いを受けている様子はありません。
だからと言ってわたしの行動を正当化するつもりはありませんが、性の問題を仏弟子としての型にはめたところで、心に響いて参りません。
皆さまは男性で、もしご自身の奥様「坊守さま」がわたしのような行動をしていたとしたら、どのように接し対応されるのか、それをお尋ねしてみたいです。
親身にご回答いただきましたのに、質問返しをするご無礼をお許しください。
仏様はわたしを手放さない、わたしも仏様の手を放すことはない。その確信だけは持ち合わせております。

皆さま、すぐさまのご対応とご回答に心より感謝申し上げます。
大変申し訳ないのですが、皆さまのご意見はどちらも至極ごもっともで、わたしの想像を超える内容ではありませんでした。
僧侶でいながら不特定多数不倫を行い、それがもとで離婚されましたが、その後再婚し子宝に恵まれ、ある寺に入寺し住職におさまっている方を知っています。因果応報の報いを受けている様子はありません。
だからと言ってわたしの行動を正当化するつもりはありませんが、性の問題を仏弟子としての型にはめたところで、心に響いて参りません。
皆さまは男性で、もしご自身の奥様「坊守さま」がわたしのような行動をしていたとしたら、どのように接し対応されるのか、それをお尋ねしてみたいです。
親身にご回答いただきましたのに、質問返しをするご無礼をお許しください。
仏様はわたしを手放さない、わたしも仏様の手を放すことはない。その確信だけは持ち合わせております。

電波の不具合によりダブル投稿となりました。
大変失礼いたしました。

質問返しにご対応いただき、
ありがとうございます。

ほとけ様から垂らされた糸を
わたしは疑いはしていません。
煩悩と罪とがにまみれたわたしを
ほとけ様が見過ごされていないことも
理解しています。

導く立場にある者が
最も穢れた行いをしている。
この大きな矛盾、ねじれを抱えていること。
それにどんな意味があるのだろう。
根本原因はなんなのか。

己に問いかけ続けるとともに、
時が満ちたら夫と話し合います。

ありがとうございました。

2018年4月30日
一年前の投稿と皆さまからの回答を改めて拝読しました。
今ひしひしと心に沁みてまいります。
煩悩にまみれた行動を完全にやめられてはいないのですが、全てわたしのこころの空虚からの問題行動であったこと、ひとえに自分を愛せないトラウマからの思い込みが原因だとわかってきました。
自灯明法灯明
自らをともしびとする
真理をともしびとする
己から逃げずに向き合い、許し、
真の安らぎのために努力いたします。

あらためまして、
落ち着いた寄り添いのお言葉に
心より感謝申し上げます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ