この問答を娑婆にも伝える
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こんにちは。
以前、他の方から「お守りに二礼二拍手一礼のようなお参りをしますか」という質問があり、その時に少し調べたのですが、お守りにお参りをする作法というのが、ネット上にも出ていなかったですし、私も聞いたことがなかったので、「お参りの必要はありません。お守りは神様ではないようです」との回答をしました。
新しく仏像を求めた時「開眼(かいげん)法要」といって、仏像に魂を入れる式をします。お守りには、この「開眼法要」をしないので、お守りには魂はないと思います。
お守りに対し、私は「開眼」ではなく「ご祈祷」をします。文字通り、お祈りということですね。これから持ち主となる方の願い事が叶うようにお祈りをします。
ちなみに、お守りを分解すると、中に板が入っています。私たちがよく「お守り」として見ているものは入れ物(袋)で、本体は中身の板(お札)です。私はこの板(お札)に対しご祈祷をしているという事になります。
先ほども書きましたように、お守りの本体は神様や仏さま(の魂)ではなく、「ご祈祷」がされています。ご祈祷により、願い事が叶う不思議な力が宿ると考えられます。
ちょうど使い捨てカイロの中に発熱物質が入っているように、お守り袋の中にはご祈祷による不思議なパワーが入っているんだと思います。
ちなみに以前の質問で、お守りの袋から中身を出してしまったことを気にされているようですが、袋から本体を出しただけなので、何の問題もありません。それが原因で不幸が起こることはありません。
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有り難し
質問者からのお礼
ありがとうございます。
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