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気持ちの浮き沈みが激しく困っています

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

半年前に大きな失恋を経験したためか、ここ数ヶ月ずっと感情の浮き沈みが激しくて困っています。
しなきゃならないことがあるにもかかわらず、何もする気が起きなかったり。
かといえば、人に冷たくされたと感じたときに激しい怒りを抑え切れなかったりします。
(自覚してからは、出来るだけ抑えるようにしているのですが…。)
コントロールし難い己の感情と、私はどう向き合っていけばよいのでしょう?
アドバイスいただけると嬉しいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

感情はこころの空模様

もがきはじめた人さん

人の感情は天気のようなもの。
晴れの日もあれば、嵐のような日もある。
晴れていたと思ったら、急に雨になるときもある。晴れたり曇ったり変わりやすいときもあり、何日もどんよりした日が続くこともあれば、晴天続きのときもある。

感情は抑えるのではなくて
「今日のこころの空模様はどんなかな?」と確認して、対応すればいいのです。

雨が降りそうなら洗濯物はしまって、傘をもってでかけます。晴天の日は久々に布団を干したり、散歩にでかけます。

人間の感情も天気のようなものです。自分の感情と思ってますけど、コントロールできないのです。なぜなら自分はない=「無我」だから。

失恋のあとだと、お天気は荒れぎみになりますね。仕方ないことです。でも、それも続きません。また、穏やかな天候になるでしょう。

今日のこころの空模様をみながら、天気に合わせながら、どんなふうにすればいいか考えながら生きていきましょう。もがいてもお天気は変えられないのです。仙如

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有り難し
おきもち

お釈迦様の教えと瞑想法は苦悩の多いこの世を生きるための「船」のようなものです。 人生には穏やかな波の日もあれば嵐のような日もあります。 どんなときでもお釈迦様の言葉を探すと必要な答えを見つけだすことができます たとえ嵐の日であっても波に飲まれないように「お釈迦様の船」に乗って心静かに瞑想しながら船旅を続けるのが仏教徒の生き方です わたくし≪仙如≫も 抵抗して、もがいてもがいて溺れかけて そんなことがようやくわかってきたところです(まだ溺れそうになることもありますけど!) 苦しいときはもがくのをやめて力を抜いてみてください・・・からだは水に浮かんできます。 そして瞑想してこころを静めましょう。そうすれば自分のこころの中に答えがみつかります。お釈迦様は最期に「自分自身をよりどころにしなさい」とおしゃいました。 諦めないで絶望しないで自分を信じて生きていきましょう。

質問者からのお礼

仙如さん

親身になってご回答くださり、ありがとうございます。
ここ数日忙しかったため、返信が遅れてしまい申し訳ございません。

感情はこころの空模様ですか…確かに思い当たるフシがあります。

>「今日のこころの空模様はどんなかな?」と確認して、対応すればいいのです。
今まで感情を抑えることばかり、考えてきたので目から鱗が落ちる思いでした。
雨が降ってきたら傘をさすように、感情に対しても上手に対応できればよいのですが、台風を経験したことがない人が台風の脅威に上手く対処できないように、私にはまだ経験が足りないのかもしれませんね。
荒れ狂うこころの空模様に対しては、どう対応すれば良いのか、経験を積むつもりで色々とやってみようと思います。

曇天もいつまでも続くわけではなく、いつかは穏やかな晴天が訪れるというお言葉に勇気をいただけました。
近々きっと晴れの日がくる、そう信じて生きてみます。
ありがとうございました。

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