自分を呪うしかないのか?
子供の頃に母親から、家族の悪口を毎日毎日聞かされて育った。
母以外は悪者なんだと思い込み、黙って悪口を聞くしかなかった。
私に対する成績、容姿への否定も激しく、子供の心では抱えきれなくなって、吐いて寝込んでしまい病院のお世話になった事もあった。
そうしたら、寝込んだのは名前の画数が悪いからだと、勝手に別の名前を持ち出して、役所に届けもしていないのに周りに言って回ったため、ある日から突然に、近所の子から、その名前で呼ばれていた時期がある。
学校の持ち物にも、勝手に新しい名前が書かれていて、友達から笑われたこともあった。
玩具も私服も、欲しいと言う物は決して買ってくれなかった。
買えなかったのではなく、買いたくなかったんだと思う。
きっと私の事を、我慢する生き物だと思っていたのだろう。
近所に同級生に一度、成績で負けたからと、小学校低学年の私を吐くまで追い込んだ母親は、反省したのか?飽きたのか?その後、成績の事は何も言わなくなった。
就職も結婚も、人より良い人生を選べと言いつつ、大学にも進学させてもらえなかった。
劣等感に苛まれた、悲しい記憶を紐解けばキリがない。
結局の所、私は自分がダメな人間に思えてならない。人を信用できない。
ダメな自分は、どこかで誰かに笑われているのではと思うと、人が怖くてたまらない。
そして、不都合な事は全て自分のせいに思えてならない。
何かを我慢すれば許されるのかもと思う反面、何もかも嫌だと思っている自分もいて心が崩壊しそうだが、崩壊すら許されないようにも思える。
どうしたら心が軽くなるのかわからない。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
辛い過去はよくわかった
あなたの辛い過去はよくわかりました。
では、現在はどんな感じですか?
お仕事は?結婚は?
人生で大切なのは、過去では無く今。だと思うのです。
菩提樹の下で瞑想していた仏陀のところに1人の男がやって来ました。
名をヤタラといい、身分の低い奴隷の子だったのですが、仕えていた主人に両親を殺され(象に踏みつぶされた)ショックのあまりその怪力で暴れ回る、手のつけられない乱暴者として皆から嫌われていました。
けれどある日、その強さをコ-サラ国のルリ王子に見込まれ王子直属の戦士としてお城で暮らすこととなりました。
そこで出会った奴隷の女性を、母と慕うようになったのですが、後でその女性がルリ王子の母だと知ります。隣の国から王に嫁ぎ、王様の子を産んだものの、後から奴隷の出身だったことがわかって、王妃の座を追われ、奴隷として暮らしていたのです。
ある日、城に伝染病が発生します、病気の拡散を止めるため、ルリ王子は奴隷の小屋を焼くように命じます。
ヤタラは必死に「母」を救い出し、城から逃走するのですが、その途中で母は死んでしまいます。
初めて心を開いた「二人目の母」を亡くし、火を放って実母を殺そうとした王子を憎み、すべてを憎んだヤタラが、偶然、瞑想する仏陀と出会ったのでした。
彼は質問します
「世の中にはなぜ、幸福な人と不幸な人とがいるのだ」
仏陀は答えました
「お前は自分が世界で一番不幸だと思ったか?では可哀想な死に方をしたふたりの母の方が不幸では無いのか、母が奴隷だったとわかってルリ王子も苦しんだ。さらには、立場上、小屋を焼く命令を下さなければならなかったルリ王子も不幸だ、そんな我が子を前に何も出来ない王様も苦しんだにちがいない。王子よりもさらに不幸だと言えるのではないか。お前に見守られて死んだ母はまだしも、焼かれた他の奴隷達はどうなのだ。ずっとたどってゆくがいい、幸福な人間など、どこにもいないのだ」
人間はみんな、どこかで不幸を抱えているよ。
あなたが羨むような、幸福な人間なんていやしないんだ。
苺さんは不幸な経験をなさった、だからこそ、いまある幸せを有り難いと感じることが出来るはず。
過去を悔やみ、人を憎んでも、あなた自身の心が荒むだけ。
今を精一杯生きよう。
あなたは何も悪くもないし、劣ってもいません
苺の大福さんこんにちは、母親に愛されず子供時代を過ごされてきたのですね、本当にお辛いことと思います。人は幼い頃は親が何よりの味方でありその親から充分に愛情を受けないと自分というものに自信が持てなくなる可能性が高いと思います。だからあなたが自分に自信が持てないというのも人を信じられないというのも母親の原因が大であり、あなたはそのことに関して被害者であることは確かだと思います。私の大切な友人の1人もあなたと同じような経験のもと育ち本当に自分を見失いかけ、心の体力を親に奪われ辛い想いの元に人生を歩んで来られました。自分が愛されて来なかったため人を愛せないのです、愛し方がよくわからないのです。しかしあなたも人が信じられない、自分に自信が持てないとのことですが、あなたもご家族をお持ちかと思います。あなたを人生のパートナーとして選ばれた夫の方はあなたのその素晴らしさを愛されたのではないですか?お子さんはあなたのその愛情を受けて育たれているのではないですか?子供時代のことは本当にお気の毒さまです。その悪影響(特に過去のフラッシュバック)は当事者しかわからないほどのものかと思います。私も友人とは何年もに渡りその話を聞いてきて少しづつ想像できるようなりました。ですからすぐにそのお心が解決することは難しいかと思います、ご家族にもすぐにご理解いただくのは難しいかと思います。ただあなたを選ばれ愛されている方がそばに居られます、あなたがご自身の子供の頃の想いはさせたくないとお子様に接し愛情を注がれていると思います。そのことを強く強く心に刻まれることがあなたの心の芯になられと思います。ちなみにその友人も家族という心の芯に支えられながら少しづつ前に進んでいます。子供の頃の傷を少しづつ癒やしながら幸せに向かって生きています。あなたも少しづつでも必ずそのことを乗り越えられると信じております。仏さまも辛い想いをされているあなたを確かに見守られておられます。朝が来ない夜はありません
追伸 改めてあなたのその大切なご家族とともに、ご家族と自分のために生きてください。朝は必ず来ますから。少しでも役に立てたなら本当に嬉しいです。
質問者からのお礼
回答、ありがとうございました。
暫く前に、テレビ番組でこちらのサイトを知ってから、数か月悩んでの投稿でした。
お坊様に相談できるとのことで、思い切ってみました。
実はこの悩みを外に向けて話したのは初めてです。
自分自身を肯定できないのは辛い事で、
不都合な事が起きた場合、ともかく全て自分がダメな人間だからこうなるんだ・・・と、
条件反射のように思うことが、どうしても改められなかった。
劣等感とは、苦しくて、辛くて、とても惨め。
腐らずに生きたいと思う一方で、物凄い負の思い。
あからさまに劣等感に潰される事もありますが、そうでない場合でも、
どんなに取り繕って生きてみた所で、紙の表と裏みたいに、油断したらふわっと惨めな側が丸見えになるのかも。としか思えなかった。
恥をかいて傷つく位なら、自分で自分を貶めて、
ほらね、だから用心して人と関わらないと恥かくよと、自分を追い込む事で身構える。
馬鹿みたいな話ですが、そんなことも、ある種の防御だったのです。
幸いにして、家族は円満です。
とても大切な宝物、その存在に癒されている私は、ご友人の方と同じなのかもしれません。
今回こちらに相談させて頂いた事で、長年抱えていた胸のつかえが、だいぶ軽くなりました。
全てを吹っ切れた訳ではありませんが・・・頂いた回答より、
荒まず今を一生懸命に生きる
そうするうちに、私にも朝が来る。と解してみました。
心の中の呪縛を、いつか断ち切れるといいのですが。
自身は全くありませんが、大切な家族のために、腐らず、生きてみなければと思いました。
ありがとうございました。