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夫の不倫

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有り難し有り難し 36

以前も質問しました。
夫もお坊さんに質問してまして、お坊さんに言われたにもかかわらずに若い女性と不倫が続いていて、まだ小さい子どもが居るのに家族より若い女性に夢中で隠れてコソコソ会ってます。職場不倫なので、いずれはバレるでしょうけど...
私は精神的に辛くて胸が痛くなったり毎日のように頭痛に最近はストレスで体が痒くて傷だらけです。
夫は不倫して家族を捨てて若い女性と一緒になりたくて離婚を告げてきて辛い毎日です。
一回お坊さんに言われて夫は反省してたのか夫から寄り戻そう?って私に言ってきましたが全く変わりないです。
私は希望通りの慰謝料に養育費を出して下さるのでしたら離婚してあげます。
夫は慰謝料に養育費出したくないみたいです。
でしたら、どうしたら良いのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心の苦しみを一度解き放つために

男女間の嫉妬・裏切られの苦しみは「私の」という気持ちが強く働いていることで生じますから、まずそれを捨てましょう
「私のダンナ」「私の主人」「私の夫」「私の理想の…」ところが実際はそうではなかった。
ご主人と一生何の障りもなく上手くいくことが望ましいと思うのは当然至極のことでありますが、人間はそれぞれが独立したルールの通じない存在。不倫する肉食男性には性欲がつきもの。「自分だけの存在」にはならない、ならなかったのが今の真実です。
求めるものが得られない苦しみ「求不得苦」の一種です。
結婚して「誓います」と愛を誓っても、そうではなくなっていくのは人の宗教心の無さ故。私ども現代人は宗教心の無いままにカタチだけ教会めいたところで結婚をする。本当はスタート時点で間違っているのかも知れません。宗教心がない結婚=エゴの生き方を止めない、ということだからいずれ相手も同じ運命を歩むでしょう。
異性の不貞によって心がしずんだ時は「自分のものは何もない」ということを強く念ずるとよいでしょう。自分ルールを捨て去るのです。
貴女が失ったのは理想の物語だけです。
「幻滅」としての失いだけと心得ましょ。マイルールや理想が壊れただけだ、と。
理想はご主人が自分の理想通りであってほしかった。ところが実際はそうではなかっただけ。
今日からご主人にルールを押し付けず、所有しようとせず、公の夫として機能的に関係を再構築すればよいのです。
会社に間接的に報告して公にされてはいかがでしょうか。
貴女と子供を苦しめ、二人そろって幸せというのも納得いかんでしょう。
上司にお伝えして、社内不倫の事実を伝え本人たちに自分達の罪を自覚させた方がよいのはないでしょうか。
芸能界だって不倫すれば公になり、謝罪があり、進むべき方向に進み、まとまるべく方向にまとまります。
相手の実家にも報告して、公の力で外堀を埋めていくのも一法かと。
ご主人との関係が公になれば、少しはお互い目が覚めていくでしょう。
世の中に犯罪が生ずるのは「人目」につかないようにやるからです。
「公の人の目」があれば、その「公の人の目」がご主人と不倫相手を裁くことになるのです。
男の浮気はアザラシのような動物的本能だと思って諦め、その子の父親を奪わせないことだけを優先させて、その女性よりも優しい態度で受け入れる姿勢で接してみてください。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

辛いですねぇ

 ももさま、本当に心が辛いですねぇ。仏教では不邪淫という戒律を破る事になるのですが、私たち坊さんでも宿縁によって女性と親しくなる事は起こりますが、ただ世間で坊さんが女性と親しくすると噂が広まってしまい、辛い思いのままお寺を護っていく事は大変ですので、絶対に女性と親しくしてはいけないと思います。
 話しは変わりますが、旦那さんはまだ若いから何もわからないまま不倫をされていると思いますが、揉めてしまうと本当に大変ですし、子どもがかわいそうです。不倫相手も金目当てや噂目当てや別れさせようとしてとも考えられますので、旦那さんと一度話し会われてはどうでしょうか。合掌

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有り難し
おきもち

山寺の住職です。他の仕事と兼務してます。

質問者からのお礼

お忙しい中ありがとうございます。
夫と話し合いをしても逆切れをするので、いつも喧嘩になります。
逆切れされる筋合いは無いのですが...
会社の上司に二人の関係を話しても良いのか考えてましたが、今の状態が続くのは嫌なのでストレス溜まるばかりですので上司に話します。
それで夫が私に切れるかもしれませんが...
最近の夫は私に対して怖い目付きをしますし女と上手くいってない時は私や子供にあたります。
自分と愛人を守ってるんでしょうね。
二人でのお話は感情的になってしまうので上司にお願いしてみます。
ありがとうございました。

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