復讐が怖い
誰かに対して
「申し訳ないことをしてしまった」「きっと傷ついただろう」
などの記憶から
「いつか復讐されるかもしれない」
という不安が募り、頭から離れません。
傷つき傷つけられた経験は活かすものだという認識と同時に、
自身の保身に走っている上での自己中心な悩みだとは分かっています。
それでもやはり、怖いのです。
私はこの恐怖、そして過去の経験とどう向き合えばいいのでしょうか?
どうか、よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
冷静に今の状況を分析する。
あなたは、保身や自己中心だと、今の気持ちを表現しておられますが、まずは自分自身の素直な感情と向き合って下さい。
お相手にどのような関わりを取り、今の状況になられたのかは分かりませんが、復讐の恐怖のみに怯えておられるのでしょうか。
本来は、お互いが許しあい和解する方法が一番いい形なのですが.......
一番に思うのは、あなたから「謝罪」という形の、何かしらのアプローチを試みられてはいかがでしょうか?
復讐とのことですので、そのような形も恐怖に感じるでしょうが、ひとつの選択肢ではあります。
これはあくまでも最終的な思考ですが、復讐に怯えているだけではなく、それを想定して準備する必要性を感じて下さい。
相手とのやり取りへの試み、課題を乗り越えるための想定・努力。
また、最終的に悪い結果となった場合の、その後の行動の取り方、そのすべてが経験となります。
今回の場合は、あなた自身何かしらの行為で相手を傷つけ、相手から傷つけられましたが、この経験をもとに、傷をつけあわない人間関係を構築していくよう心掛けていただければと私は思います。
質問者からのお礼
海老原 学善 様
私自身まだまだ未熟だと自覚することが多く、此度もまた視野が狭くなっていたのかもしれません。
多くの、それこそ無数の可能性を自覚し、日々精進していく所存でございます。
気落ちし、迷走していた自分への暖かなお言葉。本当にありがとうございました。