過去の事にとらわれ、復讐を考えてしまう
普段は幸せなのですが、ふとした瞬間にどうしても許せなかった過去の嫌なことを思い出してしまい、今すぐその相手の所へ行って復讐をしたい、と考えてしまいます。
そんなことをしても意味がないし自分をさらに追い詰めるだけだと理性で抑えてはいます。ですが、もっとああすれば満足出来たのではないか、もっと言うべき言葉があったのではと深みにハマることも多いです。
執着を捨てるにはどうしたらいいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
逮捕された犯人のニュース映像を
暴れた結果逮捕された犯人のニュース映像を思い出してみてはどうでしょうか。
後悔先に立たず。
やってしまった後に「しまった!やらなきゃ良かった!」と思ってしまう人がほとんどでしょう。
また、過去を引きずりやすい人は、復讐した後に、今度は復讐してしまったことへの罪悪感や恥ずかしさを引きずってしまう可能性もあります。
その相手のことは、蚊に刺されたとでも思いましょう。
過去に自分を刺した蚊のところに、わざわざ復讐に行くほどの価値はありません。
まぁ、たまたま再会したらちょっとくらいは意地悪してやっても良いかもしれませんが、わざわざ行くほどあなたは馬鹿ではないでしょう。
何にでもメリットとデメリットがあります。
「もっときつく言ってやれば良かった」と今は妄想雑念の中で考えているだけ。
あのときは、あれがベターだと判断し、きつく言わずに済ませることでそれなりのメリットもあったはず。
焼き肉を食べた後に、「やっぱりあのお肉は焼き肉じゃなくてすき焼きにすれば良かった」と思うより、「まぁ焼き肉も美味しかったから良いか。」と思いましょう。
でも、「次はすき焼きに」と思うのは勝手です。
次に同じような場面があれば、そのときは違う引き出しがあることを、あなたは学んだのです。