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自信を取り戻すには、どのように生きたらよいでしょう?

失恋をきっかけに自信を失ってしまいました。
打ち砕かれた自信を取り戻すためには、どのような心がけで生きるのがよろしいでしょうか。

心構え・生きる智慧
有り難し 11
回答 1
回答は各僧侶の個人的な意見であり仏教教義や宗派見解と異なることがあります。答えは一つとは限りません。多くの回答(法施)からあなたの人生を探してみてください。

「何」を砕かれましたか?

初めまして。本多清寛と申します。

唐突ですが、昔の禅僧にこんなことを言った人がいます。
「不安な心を持ってくれば、落ち着かせてあげよう」
自信がなく不安定な人に対して、貴方の心を持って来なさいと言ったのです。言われた人は、はっとしてこの禅僧の弟子となりました。

私がこの話を読んだ時の感想は、「えーーーーっ、まじか。」です。心なんか持ってこられないのは分かってるし、持って来たら落ち着かせてやるとか言っちゃって、ふざけてんのかよ!と思っておりました。(というか、文字だけで読むと、禅問答と呼ばれるもののほとんどがはぐらかしに思えてしまうんですが。。。)

しかし、禅僧の弟子となった方は、どこに行っても解決しなかった「不安な心」を、禅僧の言葉で落ち着かせることができたのです。つまり、禅僧の言葉だけでなく、その時の雰囲気や禅僧の修行態度、そして弟子の本気が合わさり、心に突き刺さる言葉になったということです。

さて、どうしてこんな話をしたのかと言いますと、ここで迷える羊さんに何を言ったとしても、響かないと思ったからです。自信がない人に自信を与えられません。なぜなら、自信は湧き上がるもので、与えたり奪ったり、ましてや砕いたりできるような代物ではないからです。

道元禅師という方は、誰かを指導する時、必ず「葛藤」があると仰っています。むしろ、葛藤によって葛藤を伝えていくことこそが弟子のための指導方法だと仰いました。この話は弟子を取るようなお坊さんであっても、自信を持って生きることが最善ではなく、迷える羊として葛藤する自分を知って生きていくことが最善だということです。

迷える羊さんは、自分が迷っていることを知っています。その迷いを解決したら次の迷いがやってきます。それはしょうがない。まずは、迷って生きていてもOK!ということを自分に教えてあげて下さい。迷って不安で、何も上手く行かないことは、とても苦しいことだと思います。でも、それが普通なんです。その迷いを捨てようとせず、迷っている自分に優しくしてあげて下さい。心が苦しくなったら身体を休ませ、身体が辛くなったら心を楽しくすることをやりましょう。心を楽しくする簡単な方法は、誰かに感謝されることです。電車で転がり続ける空き缶を拾って捨てたり、倒れている自転車を立て直したり、特定の誰かのためではない良いことをするといいですよ!


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