皆様に大変ご好評をいただき、ご質問が殺到しています。

回答が追いついておりません。お坊さんから丁寧にご回答いただくため質問受付数を制限させていただいております。大変申し訳ございません。

父が許せません

家族を不幸にした父が許せません。
父は、私が幼い頃から母や私に暴力を振るっていました。警察沙汰になったことも何度もあります。母は馬車馬のように働かされ、父はそんな母を使えないと怒鳴り、殴り、首を絞めたり、包丁を持ち出したり…。そんなことが日常でした。
父は自分の趣味にはお金を湯水のように使い、借金を重ねてきました。私の姉がしてきた貯金も全て奪われ、父の趣味に使われました。
そんな父の不倫が1年ほど前に発覚しました。不倫は今回ばかりのことではなく、過去にも複数の女性と関係を持っていたそうです。
父の行動に耐えられなくなった私と姉は、嫌がる母を説得し、現在は別居し離婚調停中です。
調停では、父は「自分は悪くない。悪いのは全て母だ」という発言を繰り返しているそうです。

私は2度と父に会うつもりも関わるつもりもありません。父が死んだとしてもお葬式に行くつもりもありません。
現在は父と離れ、母と姉と生活していることがとても幸せです。お金がなくても毎日平和で幸せです。
ですが、ふと、何気ないときに父への怒りや憎しみが湧いてきます。
父が不幸になってほしいと願ってしまうのです。
他人の不幸を願うのは許されないことだとわかっています。ですが、自分の父への怒りや憎しみの感情をどのように消化したら良いのかわからないのです。

どうか御回答お願い致します。

怒りを抑える
有り難し 33
回答 2
回答は各僧侶の個人的な意見であり仏教教義や宗派見解と異なることがあります。答えは一つとは限りません。多くの回答(法施)からあなたの人生を探してみてください。
回答僧

仙如

意識に上がってくるたびに1つずつ減っていきます

りこさん

幼いころから大変な苦労をしてきましたね。お父様があなたたちにしてきたことを考えれば、怒りや憎しみを抱くことは当然だと思います。不幸になってほしいと願うのも十分理解できます。だから、りこさんに対して、「他人の不幸を願うのは許されないことだ」などとわかりかった説教などできません。怒って憎んで当然ですが、でもお父様への怒りや憎しみの感情で苦しんでいるのはあなたです。

どう消化したらいいか?ですね。

感情は、ふと湧いてくるのです。楽しいときに、ふと思い出してしまうとか、そういうものです。そういうときは「怒りが出てきたな~」「憎しみがでてきたな~」と認識します。それはいけないことではないから、冷静に客観的にテレビの画面でも見るように確認してください。

あなたの心の中にはお父様への怒りと憎しみがたくさん溜まっています。沈殿しています。仮に「怒り」が100個あって「憎しみ」が100個あるとしましょう。心の奥に溜まっていたものが、意識に浮上してきたら、それは心の奥からから外にでてきたから、消えてなくなります。思い出したら100個あった「憎しみ」が99個に減りました。そうやって、意識に上がってくるたびに、心の中の憎しみは減っていきます。そうやって、あなたは思い出すたびに、軽くなっていきます。感情に巻き込まれたり不幸を願ったりせず、心の中のごみを1つ1つ確認して捨てていくのです。そうすれば、いつかはなくなります。そんなふうに考えてみたらどうでしょうか?

あなたが怒りや憎しみから解放され、心穏やかになる日が来ることをお祈りさせていただきます。大変な思いをしたぶん絶対に幸せになってくださいね。仙如

回答僧

けんじゅ

許さなくてよいです。すくなくとも今は。

りこ様
こんにちは。拝見させていただきました。

家族を不幸にした父が許せないとのご相談でした。結論から言いますと許す必要はありません。むしろ許さないでください。ぜーーったい許さない事です。

ここからは少し別の角度から見てみることにします。私の想像が多分に含まれるので上記のお答えでいまいち心がすっとしない場合お付き合いいただければと思います。まず、許せないという人が求めるのが許す方法です。それもあることはあるのでしょうが、仏道ではもう少し心の内面を見ていく方法をとることが多いです。

りこさんがなぜ苦しいのか。それは許せないからではなく、「許さなければならない」価値観を握りしめているからです。「人として人間として許さなければならない」「他人の不幸を願ってはならない」という価値観。もちろん「正しい」事だと思います。ではなぜ「正しさ」を求めるのでしょうか?それは「お父さん!もっと私を大事にして欲しかった!」という小さい頃の思いがあるからではないかなと思います。お父さんの振る舞いを擁護するわけではないですが、お父さんはきっとお父さんの両親から愛されなかった。受け入れてもらえなかった。でも自分の本当の気持ちを言えなかった。言ってはいけない環境で育ったのではないかなと思います。だから家族を持ってもどうすれば良いのかわからなかった。本人がその事に気づいていたかどうかはわかりませけどね。

りこさんが「正しさ」に執着してしまうのは、正しくなければ「価値がない」頑張らなければ愛されないという「しなければ価値がない、受け入れてもらえない」という気持ちが奥底にあるのではないかなと文面を見て思いました。この気持ちが自信のなさを生み、自信のなさが「正しさ」への執着を生みます。

ですから、許せない「私」も自分の一部として「許せないよねーつらかったもんねー」と許せない気持ちを持ってしまう「もう一人のりこさん」を認めてあげてください。今まで頑張ってきたりこさん。あなたは十分に価値のある人です。弱い自分も認めてあげて自分の人生を生きましょう。そうしていたら変わってくると思います。応援しております。合掌


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