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夫との関係

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3月に定年退職した夫から、離婚したいと言われました。理由は、価値観の違いとかで生活が不自由とのこと。夫には私との結婚当初から不倫相手がいて、別れたとは言っていますが、連絡を取っていて、まだ続いていると思われます。彼女は既婚でしたが、去年離婚したそうで、子供さんがいるのですぐにとはいかないまでも、彼女との将来や恋愛を楽しむために言い出したことにしか思えません。私は応じられない、彼女に会わせてほしいと言いましたが、会うことは拒否されました。また、具体的に生活の不自由さを言ってほしいと言いましたが、特に話はなく、その後も会話は減ったものの普通に生活しています。以前に彼女との関係がばれた時も、会わないでほしいと言ったのにこの現状なので、彼女の方にアクションを起こしたいです。弁護士さんとかにお願いするか、まずは自分で手紙を書くか悩んでいます。彼女はたぶん、私達が彼女との交際期間にかぶって結婚したとは思っていないと思うので、その点も言って、何とか穏便に関係を断ってもらいたいです。自分で書く場合、いくら不倫に夢中でも、人としてさすがにやめなければと思うような文章を教えて下さい。脅しととられないような。こんな夫でも、別れたくないです。ちなみに、彼女は私より少し年上で、たぶん性的な魅力がある人です。よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「相手の非ばかりを観る目」
「相手にばかり非があると思っている目」
その向ける眼を自分に向けるしかないと思います。
そうすると、ここでの相談の文章も相手が悪い、相手がこんなことをした、という相手の非ばかりをいう姿勢からこんな感じになってくるのです。
「オイオイ…泣
(-_-)私には至らない点が多々ありました。
こんな私とでも結婚をしてくださった夫でしたが、実際に生活をしていく中でお互いの事がだんだんわかってきて、最近、別れを告げられてしまったのです。おそらく原因は私に会ったのであろうと思います。今思い返しますと、…それが夫に対して不自由な思いをさせたのではないかと…」
みたいな。
相手がどうこうより、離れて行ってしまいそうになっているそれまでの経緯、ご自身に目を向けておられません。
そこに向き合ったとき、会話がより良い方向へ発展するんじゃないでしょうか。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

ありがとうございました。
自分で夫に不自由を感じさせている点を考えてみましたが、一度前に言われたのは、どうでもいい話をするということでした。それからは、仕事の愚痴など一切言わないようにしてきました。夫は朝起きてから寝るまでずっと仕事以外はテレビを見ていて、話で中断されるのがいやなのかとも考えました。そうすると、ほとんど話しかけることができません。夫は私とは育ち方が違うとも言いました。実は夫の実家はお寺で、次男なので継いでいませんが、子供時代も祖父のところによく行っていたそうで、大学院を出てからは一人暮らし。これまでに2回離婚しています。つまり、会話がなくても困らないのでしょうか。付き合っている時、よく話していたのは、無理をしていたのでしょうか。
ただ、今の彼女の家庭のことなども聞いているようで、それは苦にならないのかと思います。
生活面では、共働きですが、夫は一切家事はしないので、面倒をかけているとは思わないし、人並みに家事はやっています。食べたい物も聞いています。
夫の不倫相手とは、夫は私との交際中から同時進行していましたが、結婚を機に別れてくれると信じていました。また、夫は内緒でed 治療をしています。精神的なものを求めているというよりは、違うような気もするのですが。精神的に満たされれば、彼女と別れてくれるのでしょうか。

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