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自分の性格に疲れる

回答数回答 1
有り難し有り難し 18

自分は、

自意識過剰で常に他人からどう思われるかを気にする。
物事を悪い方向に深く考え込んでしまう、思い込みが激しい。
理想が高い。

こんな性格です。この性格のせいで今まで人間関係に苦労したり、自己嫌悪に陥ったり
などいろいろ苦労してきました。
他人のちょっとした言動で自分はあの人から~と思われていると決め付けてしまったり、他人と自分を比べてしまって自己嫌悪に陥ってしまったりします。

以前に、これをどうにかしようとと思って
「他人は他人、自分は自分」
「誰も自分のことなんか気にしてない」
などと思い込むようにしたりしましたが、これがもともとの性格なのでどうしてもダメでした

どうすればいいんでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

幼児決断を思い出そうよ

こんばんは、「元からの性格」って、一体いつからなのでしょう?
人間社会に生きるものとして、周囲からの自分に向けた評価に敏感であることは、基本的に適応、つまりいい事なのですよ。だけど我々、試行錯誤から学んでいるものですから、失敗もたくさんしてきたわけです。「おっと、まずかったな」と思うから、より良い反応をできるようになっていくのですよ。
さてあなたは、赤ちゃんの時から自意識過剰で思い込みが激しく理想が高かったのでしょうか?いいえ、そんな言葉すら知らなかった筈です。つまり今までの人生の中で「人からは悪く思われていると見積もった方がメリットがある」と、どこかで学習した筈です。メリット…他人にばかにされないとか、恥ずかしい目に遭わないとか。
意識的にせよ、そうでないにしても、大概の人は幼児のうちに自分のポリシーみたいなものを決断するのです。私の場合は「女性の言うことは全て聞かなければならない」でした。なので男女関係は苦労しました…(遠い目)。
つまり!「性格というものは変わる」と言いたいのです。私も自分が「決断」する前は「ヤダ!」とかやっていた筈です。けれどある日「ヤダって言っちゃいけないんだ」と自分に課して…性格を変えたのです。
けれど時は流れ、私は女性には全く逆らわず…色々ボロボロになりました。で友達に言われました。「なんでお前は、そんなポリシーを持つに至ったの?何かキッカケあるんじゃないのか?」と。で、思い出したのです。けれど幼い僕ちゃんの、生きるために必要な、精一杯の決断だったのでした…その時は。
何だかアナ雪みたいになってきました(笑)。
まとめます。
早とちりが、あなたの問題なのですね。であれば、キチンと確かめる癖をつければいい。
ん?と思ったら聞いてみる。「えっと…どういうことでしょうか?」って。
これね、きっとハードル高いと思います、貴方には。けれど、この問いをしてこなかったから今の苦しみがあるんだろうよ。これは性格の問題じゃない。性格を直接変えることなんてできない。言うか、言わないか。自分の妄想の中にいるか、相手にちゃんと確かめるか。行動の問題です。
後はね…国語、苦手ですか?接続詞とか助詞よか、文の構造を示す言葉、気づいてるかなぁ。国語は「他者の思いを読み解くことができる」力をつける科目なのよ。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございました。
自分のなかだけの考えにとどめるのではなく相手に直接確認するのが重要なのですね。

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