子どもを可愛いと思えない
回答 3
有り難し 16現在生後8ヶ月の子どもを育てております。
初めての育児で試行錯誤しながら今日まで過ごしてきました。子どもはとても大切な存在です。
しかし最近、心から可愛いと思えなくなってきました。原因は私に似ている所が目に付くようになってきたからです。
（遺伝的な性質のもので、ずっと私のコンプレックスだったもの）
私に似てしまい申し訳ない気持ちが大きい反面、その部分を見ると過去の辛かった気持ちが蘇り目を背けたくなります。
こんな気持ち誰にも言えません。
可愛いはずの我が子を可愛くないと思うなんて、母親失格です。
こんな私は母親になる資格などなかったのだと後悔しています。
ひどい母親です。
この先どのように子育てをしていけば良いのかわかりません。
どうぞ何かアドバイスをよろしくお願い致します。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
頭を使いすぎると頭でっかちになります
あなたはお子さんを自分と重ね合わせ、あなたの余裕のない生活の不安やイライラを子供に向けているだけです。
まず、ご自分を責めないことです。子供を愛さなければならないと思えば思うほど、逆効果です。そのままでいい。しかし、子供をいじめてはなりません。どうしてもご自分で抑えられないようなら、しばらく子供と離れて生活することを考えましょう。そして、自分とは何かということをしっかり見つめてほしいです。あなたは、自分というものを体のことや心というものだと思っていませんか。
そして、自他の隔てを作っていませんか。ジブンという自我で物事を見ると思い通りにならないとそれを問題にします。思いを手放し、自我は無いものだと知ることです。頭の中のつくりごとです。
人は考えてばかりでは、頭でっかちになります。頭でっかちは不安です。▼土台がしっかりしていないから不安定でしょ。
頭を使うことを思い切ってやめるのです。思いを切るのです。大丈夫です。捨て身で思いを捨てると、自然とゆとりのある優しい大人になれます。人に感謝もできます。素直になります。
それが仏道です。
坐禅してみましょう。
優しいお母さん
りんごさん、初めまして。「子が産まれて親になる。親と子は同い年」という言葉があります。
私は、3人の子供を産みました。正直、産むことはしたけど「育ててるか」と言われると難しいです。どちらかというと、子供に育てられている部分が多いです。
他の先生方の回答を拝読させて頂きながら、不要だと思ったのですがお話させて下さい。末っ子は8ヶ月…段々、保育園から病気をもらうことも増え、離乳食も選り好みし、「最初の自我」が目に見えるようになりました。
私も「なぜ似てしまった」と思う部分が、それぞれの子供にあります。嫌で、申し訳ない思いでいっぱいになる時があります。よく考えてみると自分の両親の良い・悪いところが私にはあります。
その悪い部分に対して、両親を恨んだことはないし、子供に対して「いなくなれ」と思ったことはありません。りんごさんも、子供を大切と思っておられますよね。
それが答えです。どんな子であっても大切。
「こんな可愛いげのない私をよく育てられたな」と思いますが、「育ててくれた」ことが大切。「かわいい」と思える日はいつか来ます。
第一子を産んだ時はそんな余裕がなかったですが、どんどん「個」が出てきます。
色々な面が出てくると、逆に自分に似ているところが愛しく思えてくる…というのが私の経験です。
そして、一番利点は子供の気持ちが分かること。自分に似てるから、嫌だと悩んでるところだからこそ、同じ気持ちで話を聞きアドバイス出来るんです。
これは「この子、かわいくないかいらない」という土台では難しいことです。
大切だから悩む。大切だから良い母親になろうろする。
理想は高くても良いですが、大丈夫、もう立派なお母さんです。
子供の成長と一緒に、自分の悪い部分と向き合い受け入れていきましょう。
りんごさんだけじゃないです。私も子供の姿を見て、自分を知る毎日です。
ただ抱き締める。笑顔を作る。それだけでも、子供は純粋に応えてくれます。大丈夫。お子さんがよりステキなお母さんにしてくれます。
長い目で見て
拝読させて頂きました。母として大変お辛い思いを抱えてるいらっしゃることを読ませて頂きました。
あなたのお気持ちをお察し申し上げます。
あなたに似ていることがあなたにとっては人生の中で嫌なことであったかもしれません、それはあなたの中でのことでありその子の問題ではありません。
生き物長い進化の過程で生き残りの優劣を競い合い様様な違い多様性に富んで生き延びてきました。
例えあなたが嫌だと感じる部分であってもそれは時と場所によっては大変有意義になることでもあるでしょう。
ですから長い歴史的な経緯を鑑みると今あなたが感じる好き嫌いは非常に主観的でちっぽけなことだと考えられます。
お子様を育てることで大切なことは何でしょうか？その子の自分が嫌いなところを見ることでしょうか、あなたはその子にバトンを渡していくことが役割です。
自然に考えればあなたはその子の前に生命を全うしていきます。
どうか自分の目先のこと好き嫌いだけでなくじっくりと見つめてください。
そしてお子様に沢山のことを注いであげてくださいね。
あなたもお子様もこれからお健やかにご成長なさいますようにと切にお祈り申し上げます。
質問者からのお礼
お返事をありがとうございます。
嫌な部分は私の中のことであり、子どもの問題ではない。たしかにそうですね。
将来辛い思いをするのではないかという思いは拭えませんが、子どもにしてあげられることは山ほどあり、しっかり向き合っていくべきなのだと思いました。
こんな母親で良いのか自信はありませんし、心から可愛いいと思える日が来るのかもわかりませんが、とにかく今は日々成長している我が子に出来るだけのことをしてあげたいと思います。
ありがとうございました。
邦元様
お返事ありがとうございます。
私の不安やイライラをぶつけているだけということ、心当たりがあります。
普段のお世話はしています。
でも、子どもが笑いかけてくれた時に笑顔で返せないことがあります。
申し訳ないです。
まだ起こるかどうかわからないことを今から考えて何になるんだと笑われそうですが、どうしてもこの考えが頭から離れないのです。
考えれば考えるほど苦しくなります。
意識的にでも考えることを止める努力をしてみたいと思います。
アドバイスありがとうございました。
