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子供のことを自分事に考えてしまいます

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有り難し有り難し 13

子供がよく学校での愚痴を言います。
無視されたとか、友達がいないなど。

そういう話を聞くたびに、
子供にされたことが、自分にされたように感じてしまって辛いです。

気づくと、一日そのことばかり考えてしまう。

そもそもその現場を見てもいないし、子供の一人称の視点で語られていること。

考えても仕方がないとはわかってはいるのですが、気づくと何がいけなかったのだろうとか原因はなんだろうとか延々と、その様子を妄想しては傷ついています。

どうしたら、この思考のループから抜け出せるのでしょうか?

2023年11月2日 11:53

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたは素晴らしい母親です

お子さんの事を我がこととして感じられる、素晴らしい親であると感じます。

お辛いでしょうけれども、お子さんの訴えにもっと耳を傾けて頂きたいように思います。

実は私は子供の頃は、クラスではかなりいじめられていました。

私に関しての経験談で恐縮ですが、子供はなかなか自分がいじめられていることを親には言えないものだと思います。

子供の頃の私も最初はいじめられている状況を親に伝えましたが、あまり関わってくれず、学校で何があっても親は助けてはくれないものだと認識して、その後は、あまり親には話せなくなりました。あの時、親がもっと親身になって話しを聞いてくれたら、どれほど気持ちが楽になっただろうかと思います。

子供のイジメは割と残酷なんです。
それは人の痛みがまだまだわからない年頃で、さらに子供のストレスのはけ口が、イジメにつながる場合もあるように思います。

学校で友達がいないということは、孤立してしまっているということだと思います。

最近は学校の教師も過重労働で対応は人それぞれかもしれませんが、可能であれば、担任教師にお子さんの状況をご相談に行かれてはいかがでしょうか?
もちろん、モンスターペアレントになれということではありません。
家では、子供はこのように言っているので心配しているという旨をお伝えするだけでも良いと思います。

子供にとって親が自分を心配していてくれるという認識は心強く感じるのではないかと思います。

そして、可能であれば、学校だけに通わせるだけではなく、学校以外の子どもが楽しめる場所を探して参加させて差し上げてはいかがでしょうか?

子供時代は学校だけが自分の世界のような錯覚に陥り、そこで否定されたりイジメられたりすると、深く自己否定するようになりがちです、もっと違う世界もあること見せてあげるのも良いかも知れません。

私は子供時代、もし自分の心があの時もう少し弱かったら、、、生きていくのが辛くなり極端な行動に走る可能性もあったと自覚しています。

どうか、親としてお子さんに寄り添って差し上げてください。
そのことがお辛いようでしたら、専門医のカウンセリングなどを受けながらでも貴女の心の対処法を学んでみてください。

そしてお辛い時は、全てを仏さまに祈ってください。

合掌

2023年11月3日 9:58
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有り難し
おきもち

仏道に入門して40年が経ちました。 死ぬまで修行を続けるのがお坊さん...
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木 上 立 見

親 という字を分けてみました。

上から目線でいいんですよ。
子供の経験者なんですから。

今時の子たちなんで、ちょっと手ごわいかもしれませんが、クラスや学校が変われば、嵐が過ぎ去るみたいに何事もなくなったり、長い目で見ると、一時的なことですが、渦中の当のご本人には大事でしょうから、側で冷静に見てあげる人(コーチ)が必要です。

本当に大変な時にいつでも頼りたいのが専属コーチだと思います。
ご主人を監督にしてもよいかもしれませんが、ぜひ毎日、初めての今日を経験しているお子様に、経験者としてのアドバイスをお願いします。

昭和....って言われるかもしれませんが、平成、令和のお子様に響くことがあるといいですね。

2023年11月2日 19:39
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有り難し
おきもち

勤め人時代はマスコミ、医療、コンサル(経営・アセット)。都内の大学で週1コ...
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質問者からのお礼

親という字。
確かにそうですね。
今、自分は同じ位置に立っているんだと気付かされました。

立ち上がって、上から見てあげていきたいと思います。

専属コーチ良いですね。
昭和のコーチとして、支えたいと思います。
ありがたいお言葉感謝します。

大変遅くなりすみません。
あたたかいお言葉に涙が出ました。

思い出してみると、私も親にあまり本心を言えなかった記憶があり

子供が生まれたら、きちんと話をきける親になりたいと思い
幼少時から、何かあったらなんでも話してね と子供に伝えていました。
その初心を思い出しました。

しかし、最近は感情的になりすぎてしまって
話を聞けているかは謎ですが、

これからも、話のできる親として努めていきたいと思います。

そして、何かあれば学校も含め対応していきたいです。

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