子供から恨まれています
自閉症スペクトラムとADHDの特性がある高2の娘についての相談です。
娘は私たち両親を恨んでいます。
夫の高圧的な態度、私はそれが怖くて自分の保身の為に夫に逆らえないという家庭のせいで、不登校になり、人生めちゃくちゃだと思っています。
それについては娘に謝罪して、夫も態度を改めています。私も謝罪して気をつけてはいますがまだ夫の顔色を伺ってしまいます。
そして私への暴力が再発してしまい、児童相談所に対応策を聞きたくて面談をお願いしましたが、発達障害が関係している暴力だと思うので医療機関へ行くようにと断られ、
かかりつけの精神科では薬のみで対応策で、落ち着くといいですね!という言葉しか聞けず、
警察に相談したところ、予想外の急展開になってしまいました。
警察としては、相談を聞いてしまった以上自宅に来て娘と話さないといけないと言い、
警察に相談した事が分かったら娘が何をするか分からないので今日のところはやめて欲しいと伝えましたが、とうしても自宅に来ると言って聞きませんでした。
そして、警察が帰った後娘が怒って何をするか分からない、最悪の事も考えて児童相談所の一時預かりに連れて行ってもらう事になりました。
その後は自分達で探して病院に入院か施設に入所かを考えていくようです。
暴力を受けて辛かったですし、一緒に生活するのは危険なのは分かりますが、普通の精神状態の時もあったので、恨みを軽減できるような改善策を見つける努力をしたかったです。
このまま恨みが無くならない場合、一生離れて暮らすのかと思うと辛いです。
娘には発達障害という生きづらさを生まれながらに持たせてしまい、
生まれてきても何も良いことがなく辛い事ばかりで生まれてきたくなかったと言われたことがありました。
今回の事でその通りだと思いました。
娘の世話は高校生になっても手がかかったので自分が大変だとばかり思っていて、娘の辛さを分かってあげられなかった。
発達障害のせいで、普通の生活が送れないのに、普通高校生ならこんな事自分でできるのにと娘の努力不足だと私は感じていました。
この後悔と申し訳ない気持ちをどうしたらいいか分かりません。教えて下さい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたのせいではありません
こんにちは。ふるたにこうだいと申します。
ご質問、拝読いたしました。
娘さんを普通に生み育ててあげられなかったということを、大変につらく思われているのですね。
そして特性にともなう様々なことが家族の苦しみとなっている。
大切なお子様から、生まれてきたくなかったと言われるのはどんなに苦しいことでしょう。
「発達障がいのせいで」
あなたの文章に繰り返し出てくるこの言葉が、その窮屈さを物語っておられました。
私は結婚しておりませんし、子供もおりません。どのように言葉をかけていいのか、今も迷いながらこれを書いています。
でも、これは言わせてください。
全てがあなたのせいではありません。
今の状態は、娘様を取り巻く社会からの視線や、周囲からの扱われ方、偏見による環境も大いに関わっていることでしょう。
完璧な人間はおりません。
できることがあり、できないことがある未熟な人間同士、支え合い手を取る世の中が理想ですが
特性によってはその助け合いの輪からも簡単にはじかれてしまう。
理不尽な世の中ですよね。
大切な娘様と向き合い、わかってやりたいと寄り添うあなたの優しいお心は、娘様にも必ずいつか届くはずです。
よき理解者として、母親として、あなたを大切に思っていると心から伝え続ける。
それで良いのではないでしょうか。
全部あなたのせいだと思って、どうかひとりで背負わないでください。
今、こうなってしまったことの原因は数多あります。
あなただけの行いによるものではないんです。
どうか、たまにはゆっくり体と心を休めて
自分のことも労ってあげてください。
あなたのような人が苦しむ世の中を
少しでも変えていけるよう
私も日々、邁進いたします。
恨みの意識の導き方 「人間の弱さ、情けなさで繋がる。」
人はそもそも恨んでも恨み続けるということはありません。というより恨み続けることなんてできませんよ。たとえ呪うほどに恨む人があるとしてもあなただって一日中恨み続けているでしょうか。一日中ずっと恨んでいるでしょうか?いいえ。ほかのことだってちゃんとやってます。
(;´・ω・)ご飯食べている時まで恨んでいたら味もしません、おかずだって残しちゃう。お風呂入っている時も恨んでいたら洗い残しやシャワーも出しっぱなしにしちゃいますよ?
何を言いたいのかといえば、ちゃんとあなた、状況の把握をしなおしましょうよ、ということです。あの子があのことで恨んでいるぅという風に「あなたが」考えている時点でコミュニケーション不足で、一方的でちゃんとした心のキャッチボール、心の通い合う会話の場を作る機会がないだけではないでしょうか。お子さんに対しても自分の内なるお子さんの影を相手にしていて本人を見ていないと詫びる。あの子はきっとこうに違いないという自分のセルフイメージ、妄想の方を相手にしてきたということなのです。
本当にもう一度謝る場を持つ。
家族で家族関係をリメイク、リフォーム、再スタートする機会を持ちましょう。
人生は日日これ日めくりカレンダー、秒めくりカレンダーです。
お勧め法は第三者を交えて、彼女の苦しかったことを吐き出してもらって、お互いに許し赦しあう。これ以上相手を責めたり、否定、反発する態度がなくなるように、お互いちゃんと本心から言いたいことを言い合って、相手の状況、立場、微細な心理を話しあう。わかってもらう。理解しあう。
家族とは人間の弱さを分かち合うということではないでしょうか。
家庭とはお互い人間の不完全さを共有しあって、受け止めあって、支えあえてこそ真実の愛が生じて家族が初めて家庭という自分の居場所があるお庭になるのではないでしょうか。
ハウスとホームとは違うでしょう。
私も修行道場に飽きて街中にギター片手に道行く人と語り合っていた時期があります。㊙
夜の町中には病んだ人が大勢いました。
それでもちゃんと話せばお互い心が通じ合う。
鉄骨、木組みのおうち、いえというものと、自分の精神的居場所のある家庭というものとは別物と知りました。
たとえ豪邸、お城、天堂に住んでいたとしても、そこにあなたも自分の居場所がなければつらいはずでしょう。彼女も夫も同じです。弱さで繋がれ!です。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
娘を理解して寄り添いたいです。
次娘と次会えたら実行できるようにがんばります。
ありがとうございました。
ご回答ありがとうございます。
人はずっと恨んで過ごす事は無いというのは納得でした。
今は会えないので、話し合いできるようになったら娘の話をよく聞いて、私の思いも伝えたいと思います。
ありがとうございました。