先祖の因縁と難病
2年前に娘が難病指定されました。息子もその難病の疑いです。二人とも発熱を繰り返す病気で大変でした。その事をある人に話すと、それは先祖の因縁、夫の祖父がかなりの怨みをかっていると言われました(占い師やスピリチュアルカウンセラーでもありません。)
お祓いも意味はないと言われました。そして今年に入って間もなく私も難病疑いで、大学病院通院中です。
どちらの病気も、10万人に一人や二人の確立。
夫の亡くなった母は統合失調症でした。
先祖の因縁と難病はかかわりがあるのでしょうか?
宜しくお願い致します。
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こんばんは
お子様が難病にかかってしまったとの事、おつらいですね。また心細いですね。
そのような理不尽な事がおこったとき、人は何か原因を探したくなるものです。
しかし、ご先祖さまの行動が、子孫の病気に影響することはありえません。それに、その相談した方、「先祖が怨みをかっている」なんて失礼な話ですよね。「お前のかーちゃん、出べそ」と言われているに等しいです。そのような人は速やかに縁を切りましょう。
お子様がその病気になった事は誰も悪くありません。お医者さんの指示にしたがい、治療をおこないましょう。
遺伝子多型
りな様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
ご先祖様の因縁は関係なく、遺伝的な問題であるのではないかと思われます。
人間であれば誰もが必ず抱えている遺伝子多型・一塩基多型(DNAの配列の1箇所の塩基配列が別な塩基に変わってしまっている)の組み合わせ次第では、どうしても、それが病気などの疾患として現れてしまうことがあります。
これは、拙生も含めて、どの人間でも抱えているリスクであり、その人の長所となることもあれば、その逆に短所となってしまうこともあるのでございます。
遺伝子多型・変異は、どうしても悪いものとしてのイメージが先行してしまいがちですが、私たち生命にとっては、過酷な環境下で対応して生存していくための進化において、必ず遺伝子多型・変異は必要であったのでございます。
また、先にては、今の遺伝子多型・変異が、環境の変化に応じて、必要な強みとなることも当然にあり得るのであります。ですから、一概に否定してしまってもいけないものなのであります。
とにかく、今や、遺伝子研究による医学・医療も進歩しており、治療法、発症予防、薬なども日進月歩です。
あまり悲観なされずに、むしろ人類にとっては先で重要となる可能性のある遺伝子多型・変異であるかもしれないとして、今は、周りによる助け、支えも頼りとされて、うまく付き合えていけるように調えていって頂けましたらと存じます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
ありがとうございます。
難病は治る病気ではないので非常に辛いです。
でも頑張りたいと思います。
ありがとうございます。
子供の病気は遺伝子関係ありますが、私の難病は関係ありません。
ありがとうございました