疲れました
お世話になっております。
先日、職場でとても嫌な思いをしました。
考えなければいいのですが、どうしてもそのことが頭の中をよぎり眠れません。
こんなときどうしたらいいのでしょうか。
私はディーラーの経理で働いております。
出庫ラッシュ+電話フィーバー中に一人のお爺さんがカタログもらいにきました。
営業さんが手が空いていなかったので、私がお客様のところへすぐに向かい、車種を聞いたところ、名前が出てこず「○○ですか?▲▲ですか?」と伺い「その上の」と言われたので、★★かな?と考えていたところ、営業さんが「××ですか?」と言いました。
「そうそれ、××だ。なんだよもう。すぐに名前くらい出てこないとダメだろうが。名前くらいさすぐに出てこないと」等と言うことを何度も何度も何度も言われてバカにされ、心が折れました。
別のお客様をお待たせ中で会計中でしたので「おかけになっておまちください」とお伝えし、お金をしまっている最中も、ポスターを見ながら「そうだ、××だ。名前くらいすぐに出てこないとダメだろう。……………聞いてんのかよ。何にも聞いてないです~みたいなすました顔して元に戻りやがって。××だっつってんだろ」と更なる罵声を私に浴びせてきました。
そのあと、カタログを取りに行き、お客様お待たせ中の店長に訳を伝えたところ、引き受けてくれました。
店長がそのお客様のところへいって「××でよろしいでしょうか?」と渡しながら言ったところ「××でよろしいでしょうか?って何度も××だっつってんだろ。××でよろしいでしょうかじゃねぇだろう」と言って去っていきました。
普段、営業のように車にふれていない自分の勉強不足差を反省しつつも、ここまで言われなくてもいいのではないかと、辛くて辛くて仕方ありません。何度も何度も何度も。他のお客様もたくさんいる中でのその対応に深く傷つくと共に、自信がなくなりました。
別のディーラーや某ホテルにいたこともありますが、このような方は始めてで、しばらくドキドキがとまりませんでした。
部長に話すと「どこのお店に言ってもこういった人はいるから気にしなくていいからな」と言われつつも、どうにも忘れられません。
お坊さん方もきっと忘れられないような嫌なことはたくさんありますよね。そんなときはどうされていますか?
どうかアドバイスお願いいたします。
明日も笑顔で頑張るために。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「此岸(しがん)」にもまれて彼岸に参る
蓮は仏教を象徴した植物です。なぜかご存知ですか。蓮が生息しているのは高山では無く沼地の泥の中です。蓮根からこの時期になると茎が1本1本伸びて、葉になったり、蕾から華を咲かせ、花托(蜂の巣みたいな花弁)なります。いつも花瓶にお供えするときに必ず、①葉②蕾③咲いた蓮華④花托をお供えするように言われております。これは時の移り変わり、諸行無常を現しやすいからです。これが何とも仏教らしいではありませんか?
もう一つ、泥は此岸(煩悩の多い世界)を現しており、蓮の花は彼岸(悟りの世界)を現しております。茎は修行を現しております。此岸で修行をして彼岸に行く。それは誰にでも出来ることを表しております。そして、茎が折れたり枯れたりすると花は落ちます。これは修行を怠るとすぐに此岸に戻される。修行は続くことを表しております。私はこの時期になるといつも蓮の花を観て自分を振り返ります。
今回、あなたが出会った人には修行をさせて頂いたと思えば、いいチャンスを与えてくれたのではありませんか。これが無ければ車種を覚えようとは思わなかったのではありませんか?感謝をする必要はありませんが、いい機会、縁起を与えてくれたと思えば不足ありません。実はこの縁起は至る所に転がっておりますが、あなたが見つけなかったり、避けてきた証拠です。山中鹿之助の如く「七難八苦を与えたまえ」とは言いませんが、どこにでも修行は転がっているのですよ。修行をして、あなたはどんな花を咲かせますか?
そういう私たちを悲しんでくださっている存在があります
私はお寺に働かせてもらっていますが、おなじようなことがあり、おなじような罵声を浴びせられてしばらくは、夢でうなされて心が折れてしましました。ですからお気持ちが痛いくらいによくわかります。
あなたにきつく言われたその方も同じように誰かから言われたのかと思います。そうでないとそんな言葉は出てきません。今会社で上司に怒鳴られた人は家に帰ってさらに弱い人にその思いをぶつけるのだそうです。悲しい現実です。
世界全体が闇に覆われているのかもしれません。
私たちは誰とも仲良くしたいという願いをもって生まれてきました。
誰も傷付けたくはないし、誰からも傷つけられたくはありません。しかし縁があれば、誰もが人を傷つけてしまいます。
そんなどうすることもできない私たちを仏さまは悲しんでいてくださっています
そして必ず、どんなことも無駄ではなかったと思える時がきます。
私は少なくともそう信じています
質問者からのお礼
令和になってしまいました。
ご返事ありがとうございました。
とても、参考になり、勇気が湧きます。
そして、あれから数年、私は石材店に転職しました。
石材店でも、もちろん、電話をとったところから怒鳴る方、話が通じないとおこる方もおります。
けれど、これがたしかにチャンスなんかな、、怒鳴られて覚えるタイプなのか、、と思えるようになりました。
さすがに、悲しみにうちひしがれている方方ですから、質問時のような方はおりませんが、あのときや、若い頃にも体験した嫌なことが、今の強い自分になれたのかなぁと思います。
お返事が遅くなり、申し訳ございません。
本当にありがとうございました。