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最近あまり何をしても

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有り難し有り難し 19

うまくいきません。

時間もあるので、心のストレッチの為に、
読書をして教養を高めたいと思いますが、
何か良い本があったら、教えて頂けると大変助かります。
よろしくお願いします


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ちゃんと悟った(自己を明らかにした)日本僧の本がおススメです

井上義衍老師「もう迷うことはない」「井上義衍老師語録」
井上貫道老師「げんにーび」「井上貫道老師提唱録」
原田雪溪「無舌人の法話」「THE禅」「行雲流水」
飯田トウ隠老師「参禅漫録」「禅友に与うるの書」
もし坊さんの本を読むのだったら、ちゃんと悟りを得られた坊さんの本を読まないと時間の無駄です。人生に時間は限られているからです。
最近は自分自身が脚光を浴びたいという中途半端な坊さんも多く、知名度こそ高いものの、その人の説く仏教・説法は空っぽなものが多いです。(当方ちゃっかり毎月新刊チェックしてます)
あ、私の説もその類と思っていただいても結構です。
私はちゃんとした仏教者が世に正しく評価されて、目立ちたがり屋の生悟りのインチキ坊主の仏教が偽物だと、世間の人がホンモノを見極める眼を持って頂きたいだけの田舎坊主です。
信じられないかもしれませんが、世の中にはまるで自覚のない邪師邪僧がいます。自分が悟りを明らかにできなかったからといって、みなを地獄につき落とす坊さんのことです。地獄につき落とすとは何かというと「人間は悟りなんか開けない」みたいなことを言って、自分自身が仏道の求め方が分からなかったり、悟りを得られた正師にあえなかったために、悔し紛れに「人間は悟りなんか開けない」とうそぶいて、自分こそ正しいかのようなことを言う野狐禅僧のことです。だったら仏教ってなんなのかと思いますね。(笑)
悟りぬいた方と、有名だけど悟っていない坊さんとでは高級料理と食べられない展示品ほど差異があります。
食品業界でもCMを沢山用いれば売れます。売れるだけで味はB級で混ざりもんも多いのです。審査員も素人だからどれが本物の僧侶かはプロの精査がないと見極められないものです。その説法に人をして釈尊の「悟り」に導く内容があるかどうか。実効性のあるものであるかどうか。門下生にも道を明らめた人がいるかどうか。
我こそは本物だ、と周りに思わせるようなことをしている僧侶は実際に居ます。
ところがどうでしょう。そういう方々の書を手にしたり、講話を聴いて生老病死から救われたでしょうか。きびしいようですが、もし書を求められるのでしたら禅門では上記のものがおススメですが、それより井上貫道老師がご存命のうちに直接参禅されて提唱を拝聴されることをお勧めいたします。本や、こういう文章で人生が変わることは少ないものです。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

こんばんは。

物事がうまくいかないのですか。そういう事ってありますよね。お釈迦さまは「人生は苦だ」といいました。この「苦」とは、苦しいとか大変という意味ではなく「思い通りにならない」という意味なんです。「人生は思い通りにならない」ものです。

さて空いた時間に読書をして過ごす、良いですね。

私は小説が好きなので、私の好きな小説を紹介します。

夏目漱石の「吾輩は猫である」。夏目漱石の処女作であり代表作。明治の文化がよくわかります。
芥川龍之介や宮沢賢治は、小学校や中学の教科書にも使われるので子供向けかなと思いきや、奥が深いです。
三島由紀夫は「潮騒」がオススメです。この方は、今再注目されていて、「命売ります」のような新作(故人なのに)が出版されたりしています。

現代文学ですと、何度もノーベル賞の話題が出る村上春樹さん。この方の作品は、どのページを開いても引き込まれます。ペンネームから音楽がお好きでしょうか?それでしたら「ノルウェイの森」をオススメします。

 本屋さんや図書館に行って、係の人に、オススメの本を聞いてみるというのも良いと思います。

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おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoha回答僧登録。 好きな言葉は「和顔愛語」。和やかな顔と思いやりの言葉という意味です。曹洞宗開祖道元禅師は、愛語には世界を一変させる力があると仰っています。回答には厳しい言葉を入れることもありますが、相手を思いやる気持ちがあってこその言葉と捉え、受け止めていただきたいです。 ※質問の答えについて、話の大筋は変えませんが、投稿してから誤字脱字を直したり、内容をよりわかりやすくするため、若干加筆修正することがあります。ご了承ください。 ※「お礼」は必ず拝読していますが、それに対して回答の追記は原則しないことにしています。ご了承ください。 ・回答する件数は減っていますが、ほぼ全ての質問とつぶやきに目を通しています。
話すのが苦手なので、原則不可とさせていただいています。どうしても!という場合は運営さんに問い合わせてみてね。

質問者からのお礼

とてもために、
ありがとうございました。

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