倉を解体 祟り 呪い 先祖の念
家を建てるので、150年くらいの古い倉を解体したいと思います。
解体すると悪いこと祟りや呪い?とかがあったりしますか?先祖の念とか気になります。
中は、もう処分して何も入っていません。
倉事態は、結構傷んでいます二階ありますが階段は、壊れていて上がれません、
そして二階も下から見上げると穴が開いていて、もし上がれたとしても、底が抜けるかもです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ご安心を
家を建てるのに倉が邪魔なのですね。
祟りも呪いも先祖の念もありませんから大丈夫ですよ。安心して解体してください。
ただし解体後に何か悪い事があっても祟りや呪いや先祖のせいにしないでくださいね。
生きていれば良い事も悪い事もあります。人間は起きた事の原因がわからない時、何かのせいにしないと不安になりますから、つい「あれが良くなかったんじゃ…」なんて考えますが、そういう何かの原因を自分の外に求める心があるはずのないものを生み出します。
良い事や悪い事があるのではありません。起きた物事に良い・悪いの判断をくだす私(あなた)の心があるのみです。
全ては心のなすままに…原因は私(あなた)の内側にあるのです。
お世話になったことへの感謝の気持ちを込めておきましょう
自分の寺の古い建物を解体する際には、今までの感謝の込めて供物を供え香を焚き、読経しました。解体する場合の儀式について、宗派として明確な定めはありません。しかし、実践の場において宗派の先輩方がそれぞれの現場において工夫を凝らして、「解体諷経」などを行ってきたようです。私もそういう先輩方を行ったきた先例を参考に読経致しました。但し、これは飽くまでもお寺の庫裡などの場合です。お寺の庫裡の場合、曹洞宗の場合なら韋駄天という護法神を祀っておりますので、庫裡の使い始めには韋駄天の前で読経します。そして、解体に当たっても韋駄天の前で読経し韋駄天様を他の場所にお移りいただきました。
さて、倉の場合、そうすべきか?倉の場合は神仏を祀っていないと思いますので、そこまでしなくても良いように思います。しなくても、祟りなんてありません。但し、あなたの家の150年の歴史を共に過ごしてきた倉ですので、「150年、ありがとう。」という気持ちを込めたおいた方が良いと思います。丁寧にやるなら、菩提寺住職に読経してもらったり、神職を読んでお祓いをしてもらっても良いと思います。住宅の場合は、解体の際に読経を頼まれることはたまにありますが、倉を解体するからと依頼されることはあまり有りません。飽くまでも私の個人的な意見ですが、お茶・お水・供物・お花を飾り、「150年間、ありがとうございました。」と言って合掌礼拝して、感謝の気持ちを表し、区切りをつけたら良いと思います。
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解体すると悪いこと祟りや呪い?とかがあったりしますか
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そんなことは、ありません。ありませんが、ちょっとだけ注意が必要です。万が一、あなたやあなたの家族にトラブルや不和が生じ、そのことを占い師さんや拝み屋さんに相談したとします。そういう場合、占い師や拝み屋さんが「解体したことが祟りの原因」というデッチアゲをするのが常套手段なのです。ささやかでも、倉への感謝の気持ちを表しておいた方が良いと思います。