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仕事の意味やモチベーション

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仕事に対してやる気がおきません。

休みの土日も楽しみもないですし、趣味もありません。新しく何かをやろうとする気にもなりませんし、友人もいません。田舎なので遊ぶところとかもありません。ただゴロゴロして無駄な時間ばかり過ぎています。疲れもとれません。

恥ずかしながら最近まで無職で数年ぶりに最近仕事を始めました。非正規雇用の製造業です。

始めた当初と違う仕事を任せられ、嫌な仕事を嫌々やっている状況で前より頑張ろうという気になりません。自分は要領が悪く人の倍くらい時間が掛かってしまいます。繁忙期らしく皆、イライラしてこの仕事変えてください等と言えません。

一応教えてくれた方にも相談しましたが大丈夫の一点張り。間違えたり、失敗したらとても会社にとって損になるそうです。何回か失敗して申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

始めたばかりの仕事ですので辞めて別な仕事に・なんてことも考えられません。

食べるためにやらなきゃいけないことというのはわかってますが、食事もおいしくない感じです。

一部の人以外は楽しくて仕事してないと思いますがモチベーション?なんのためについてやってるのかな?と考えてしまいます。

休みの日ですら仕事のことばかり考えて、夢にまで出てきます。

病気でしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

他を求めるという心理を勉強する機会とする

「欲」というものはいわゆる欲ではない。
欲という言葉を捨てて考えてみましょう。
それは「他を求めている」姿なのです。
他を求めているということは、どういうことか考えてみましょう。
・今目の前にあること
・今目の前で起こっていること
・今目の前で出てきたこと
・今、ここで生活していること
・今、そこに存在していること
…などのすべてを相手にせずアタマん中で「それではないもの」を追い求めてしまっている姿ですよね???
あとは、あえて申し上げません。
「力」にするためにも自分で考えてみることです。
「俺は、これをやりながら何をやって」いたのか。
それを問い続ければ、歩くべき橋ではない、別の橋を歩んでいたことに気づくでしょう。
その橋は踏みようもない。形もない。存在もしない。
手ごたえなきもの。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

お返事ありがとうございます。

私は理解する頭がなく、丹下様の助言がよく理解できませんでしたが、毎日何度も読み理解が出来て助言の意味を探したいと思います。ありがとうございました。

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