人に与えるということ
回答 2
有り難し 12人間関係において、私は人に対して自分ができることは、引き受けよう！という姿勢で接しています。
例えば、お稽古ごとの仲間を車で送迎したり、パソコンで名簿を作ったり。しかしながら、人は、欲望の塊で、これもできるなら、これもやって欲しいな！というスタンスに変わっていきます。そして、関係が濃くなれば甘えが出てきて、やらなかったら、どうしてやってくれないの？今までやってくれたじゃないの？
とか、年上の方であれば、年下だからやってくれるのは、当然だ！
そんな雰囲気に変わっていきます。
ＮＯ！と言えない自分の弱さもあると思うのです。ええかっこしい！
人に嫌われたくない！出来ることならしてあげなきゃ！自分で
自分を縛り付けているのか？
しかし、最初は、感謝していた相手がだんだんと横柄になってくる態度をみると、「いつまでも甘えないでよ！」「いい加減にして！」という気持ちが出てきます。
そのせいで、人間関係がぎくしゃくとなってお稽古ごとをやめてしまわなければいけないようになってしまいます。
何かを与えると何かを求める気持ちがあるから、そうなるのかな？
と思ったりもします。
無償の愛というには、ほど遠い自分の不徳が原因でしょうか？
だんだんと人と付き合うのが怖くなり、家に閉じこもりそうな私です。どこかに属していないと、不安な気持ち。そして、与えなければ
与えてもらえないような気持ち。
どうしても出来ることは、引き受けてしまう私の性格。
でも、依存されるとうんざりしてしまう。
そういいながら、私自身が依存しているのではないか？とか
我儘なんでしょうか？人との距離がうまくとれません。
いったいどうしたら、上手な人間関係を築いていけるのでしょうか？
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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相手から言われていないことは気にしない
ご質問の中で気になった点があります。
「関係が濃くなれば甘えが出てきて、やらなかったら、どうしてやってくれないの？今までやってくれたじゃないの？
とか、年上の方であれば、年下だからやってくれるのは、当然だ！
そんな雰囲気に変わっていきます。」
というのは、実際に相手からそう言われたのでしょうか？
それとも、あなたが、そう思われている気がしただけでしょうか？
あなたがやってあげていることについて、他人が甘えてしまうことはあり得ます。
しかし、相手も「やってもらっている」ということは理解しているでしょう。
だとしたら、あなたがはっきりと「最近しんどくなってきたので○○をできない」と相談すれば、あからさまに怒る人は少ないのでは？
私が気になったのは、あなたが、実際には相手に言われたわけではないことまで勝手に心配し、勝手に怒ってはいないか、ということです。
人間、心中で色んなことを考えたとしても、口に出さないかぎり事実にはなっていません。
意外と、頼めば了解してくれるかもしれません。
相手にも、理性や善意はあるはず。
他人の理性や善意をもう少し期待してみてはどうでしょうか。
辛いでしょうが、スパッと断る勇気を
拝読させて頂きました。
確かに人の手伝いしたりしていくとどんどんエスカレートしていきますよね。
なんでこんなこともやらなきゃならないの？と頭にきてしまうこともよくありますよね。
みんな結構人使い荒いですし、ワガママですからね。
やはり一線を引くことが望ましいです。
何でもかんでもお手伝いすると当たり前になってしまって、本当のこと言ってその人の為になりません。まして自分も気持ちよく手伝えるならいいですが、単に利用されていると思うならしっかりと断りましょう。
自分にとってやるべきこともあり、自分の時間も大切にする必要があります。
辛いでしょうが、スパッと断る勇気を持って下さいね。
お手伝いもできる範囲・無理のない範囲で止めるべきです。
人に頼りにされて自分の存在価値を確認することもあるかもしれませんが、それ以外でもあなたの存在は充分にあるのです。
どうか自信を持って自分のやること・人のやることを心の中で整理してくださいね。
また人を利用して甘えて自分だけ得しようとする人、利用したら人をいとも簡単に捨てる人もいます。ですから冷静に観察することも忘れないでください。
そのように口先だけで自分のことしか考えてない人・損得勘定でした人を判断しない人の世の中にはいます。
その様な方々とは適度な距離を保ちましょう。悪い人ではないんでしょうが、自分の事で目一杯であと何にも考えてない方もいますからね。
あなたがご自分の生きる道をご自分で正しく選択し、判断なさり心から充実して毎日をお過ごしなさっていかれます様心からお祈り申し上げます。
質問者からのお礼
早速の回答、ありがとうございます。
>人に頼りにされて自分の存在価値を確認することもあるかもしれませんが、それ以外でもあなたの存在は充分にあるのです。
この言葉、心に響きました。
おそらく、人に頼りにされて、引き受けること。それが、自分の存在価値を確認することだと
思ってきたのかもしれません。
車間距離ならぬ人間距離を考えながら、自分の進むべき道を選択していきたいと思いました。
ありがとうございました。
