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『勝鬘経』とは、どういう内容のお経なのですか?

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はじめまして。
わたしは、ある本を読んで、勝鬘夫人が書かれた『勝鬘経』に、すごく興味をもちました。
『勝鬘経』とは、どういう内容のお経なのですか?
すごく、知りたいです。
よろしくお願いします。

2015年9月29日 20:38

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

えらい難しいご質問が来ましたね(笑)精読したことのあるお坊さんいるかしら…私自身付け焼刃ですが、自分の勉強をかねて頑張ります。

まず、『勝鬘経』は女人成仏を説いた経典として有名です。女性でも修行して悟れるよ!ということです。残念ながら仏教の歴史の中には女性差別の歴史もあり、上座仏教の方では今でも女性の『出家さえ』認められていない宗派も存在します。そんな葛藤の中で生まれたお経です。

内容は物語調の経典であり(←実はよくある形)、「お釈迦さまという尊いお方がいるらしいので我が国にお迎えしよう!」「そうしよう!」という所から始まります。そして敬意と礼をもってお迎えし、お釈迦さまは勝鬘夫人の前世、現世、来世にわたる悟りを予言します。

続いてお釈迦さまは勝鬘夫人に十の誓い(十大受)を授け、勝鬘夫人はお釈迦さまに三つの誓願を立てます。
十の誓い
1.戒を犯さない、2.慢心を起こさない、3.怒りの心や害意を起こさない、4.ねたみの心を起こさない、5.物をおしむ心を起こさない、6.自分の楽しみのために財物を蓄えない。ただし貧しく苦しむ人を助けるためには蓄える、7.利他行を実践します、8.困った人を見たら財物を貯め、助ける努力をします、9.生物を慈しみます、10.大乗仏教の教えを拠り所として精進します

三つの願い
1.何度生まれ変わってもそのたびに正しい智慧(仏法)を得ます
2.その正しい智慧を人々のために説きます
3.自分への執着や財物への執着を捨てて精進します

そしてその後、煩悩とは何かというややこしい話が続いた後、空の教えが説かれて悟りへの道筋が提示されます。如来蔵という大乗仏教特有の思想を軸に展開しますが、ぶっちゃけこれらを説明するには1000字までのここでは難しいです。

さて、全体を読んだ所感ですが、ちらほらデリケートな内容が見受けられますねぇ…一般の方にはあまりお勧めしたくないなぁ…一時間で斜め読みしただけですが、大学の講義で女人成仏のお経とだけ習い、詳しい内容を教わらなかったのはこういうことかと納得してしまいました。

個人的にはこちらをおすすめします。
http://satonaka-machiko.seesaa.net/article/385998823.html

2015年9月30日 0:08
{{count}}
有り難し
おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み) 最近YouTubeを...

wikipediaをご覧になった後、以下のサイトを

まずWikipediaをご覧になり、概略を掴んでください。よく要点を示してくれています。

次に、以下のサイトを参照してください。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~ym7m4ovz/shomankyo.htm
たいへんよく書かれているので、私もこれにより学ぼうと思っています。用語などが難しいとお感じになりましたら、このページで多くのお坊さん型にお尋ねになるか、万一、私にお尋ねなさりたい場合はFacebookで私を探してください。

2015年9月29日 23:49
{{count}}
有り難し
おきもち

私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...

質問者からのお礼

勝鬘経のこと、よくわかりました。
特に、わたしが大好きだなぁって思った内容は、十の誓いの9番目の生物を慈しみます。と三つの願いの1番目の何度生まれ変わってもそのたびに正しい智慧(仏法)を得ます。です。
この2つは、永遠に心に覚えて、実践していきたいなって思います。
勝鬘経のことで、またなにかわからないことがあったら、ご質問いたしますね。
藤岡俊彦様。大慈様。ありがとうございました。

すいません。質問者の有り難し・お礼のコメントに、『勝鬘経』と書きたかったところに、『』をつけずに、勝鬘経とそのまま書いてしまっていました。
とても失礼だなぁって思ったので、急いで、謝罪いたします。
藤岡俊彦様。大慈様。
ほんとうにすいませんでした。

「お経・経典」問答一覧

【プロフィール参照】お経をあげる意味について

最近、疑問に思っていることがあり各ご僧侶様のご意見を頂きたく質問させて頂きました。 まだ小学校低学年の頃から、30年以上前に亡くなった曾祖父に会いたがったり、誰に教わるでもなく仏像をねんどで作ったり絵に描き起こしたり何かと仏教とご縁のある身なのだなとありがたく思っております。 大学でも仏教学部に在籍していたこともあり学問的な仏教にも大変興味があります。 この1か月間で無量寿経、薬師経、阿弥陀経、般若心経等、10以上の真言、経典を読んでいました。 釈尊の言葉をまとめたものがお経なのであれば、なぜ葬式や法事であげるか少し理解できずにおります。教えを書き起こしたもの(学校でたとえるならば教科書でしょうか)を故人にあげる意味とはどういうことなのでしょうか? ある本には六道の中で人間界でしか仏教を聞く事ができないと書いてありました。 人の思う天国も六道では天界というところだそうですが、苦しみもあるとのことでした。 葬式や法事等であげるお経は人間界でしか学べぬ仏教を、故人にもその教えをお経として聞かせ参列している人もまた教えを一緒に聞く、という意味合いなのかなと解釈しております。。 菩薩や天部のエピソードは多少脚色されたものもあるのかもしれないなと物語として楽しく学んでおります。 また各浄土にいらっしゃる仏様それぞれが得意とする分野をお持ちですが(薬師如来なら無病息災や病気治癒など)、病気になった時はお薬師様、強い心を持ちたい時はお不動様などそれぞれの仏様に拝んでもよいのでしょうか? 全ての仏様のお師匠様が阿弥陀様ということを本で見かけましたので基本的に元をたどれば一つであると考えればどの仏様にお祈りをしてもよいのかなと、、 仏様のご利益は願って叶うものではなく、願ったのち自身が前を向き努力した時にそっと後押しをしてくれる存在と最近は思います。 ご僧侶様のご回答ご意見を、宗派関係なくお聞かせください。 ※曾祖父時代は浄土真宗、現在は真言宗ですが私自身はどの宗派も元をたどればおおかた同じと思っておりますので気に入った仏様や宗派を勉強しているようなかたちです。

有り難し有り難し 72
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