中絶
避妊に失敗し妊娠してしまいました。
相手は独立を夢みてフリーター生活をしている方です。
私も彼の夢を応援していました。
二人で中絶を決めましたが、ごめんと数回言った後は、その話をしている時もずっと彼はいつも通り淡々としていて、私には他人事に思われているように感じられてとても悲しいです。もっとちゃんとお腹の子と向き合ってこれから先も二人でこの子の事を想って生きていきたいです。
手術の日が決まっても特に心配したり体調を気遣ってくれることもありません。
自分の体には何の変化もない男の人にとっては悪気がなくてもピンと来ないものなのでしょうか?
手術の後、私はこれからどのように彼と付き合って行くべきかまた別れるべきなのか...悩んでおります。
情けない私にどうかアドバイスをお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人生は理不尽
どらねこさん、手術はまだなのかな、もう終わったのかな、何よりもあなたの身体が心配です。
人それぞれに事情がありますので、堕胎を責めるつもりはありませんが、ひとつの命が失われることは、とても辛いことです、しっかりと供養してあげたいですね。
彼の態度が素っ気ないのは、ピンときていないせいもあるでしょうけれど、無意識のうちに現実から逃避したい気持ちもあるのかもしれません。
よほどの冷血漢でなければ、平気でいられるはずはありません。
あまり疑心暗鬼にならずに、しっかり話し合いましょう。
どらねこさんの質問を読んでいて、なぜか徳川家康の遺訓を思い出しました。
徳川家康の遺訓
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。
意味は、おおよそ以下のような感じです
(ネットからコピペしたものです、ごめんなさい)
人の一生というものは、重い荷を背負って遠い道を行くようなものだ。急いではいけない。
不自由が当たり前と考えれば、不満は生じない。
心に欲が起きたときには、苦しかった時を思い出すことだ。
がまんすることが無事に長く安らかでいられる基礎で、「怒り」は敵と思いなさい。
勝つことばかり知って、負けを知らないことは危険である。
自分の行動について反省し、人の責任を責めてはいけない。
足りないほうが、やり過ぎてしまっているよりは優れている。
長い人生、だれもが幸せになりたいと願いながらも、理不尽なことがたくさん降りかかってきます。
でもね、嘆くべからず、腐るべからず。ですよ。
淡々と今を生きよう。
供養は彼と共に
どらねこ様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
ちょっと、彼は軽く考えすぎているのでは・・と拙生も思ってしまいました・・
中絶は、女性の体の負担はもちろん、心の負担も大きなものがございますだけに、できれば、手術には、必ず彼に付き添ってもらいたいところでございました・・
そして、水子供養は、彼と共に必ず行って頂きたいとは存じます。
彼には、しっかりとこの度のことに、もっと真摯に向き合ってほしいと思います。
拙生は、彼の態度次第では、やはり今後のことについて真剣に考える必要もあるかと存じます。
とにかく御身体お大事になさられて下さい。水子さんは御供養により、善き導きのありますことを、共に御供養申し上げさせて頂きます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
お返事ありがとうございます。
今日手術を終えました。
しっかりと供養したいと思っております。
また私の体を気遣って頂きありがとうございます。
手術当日の今日も彼からは一切連絡はなく悲しい気持ちでいっぱいだったので、そんな中ご心配頂き、とてもあたたかい気持ちになりました。
現実逃避したい気持ち...まさにそういうことなんだろうと思いました。
疑心暗鬼にならず話し合いたいのですが、同意書を書いてもらう時も彼の気持ちや考えをきいてみても何も答えてはくれませんでした。
徳川家康の遺訓、何度も読み返しています。
不自由が当たり前、我慢することが基礎で怒りは敵、人の責任を責めてはいけない...心に響く言葉ばかりです。
今日まで泣いてばかりの毎日でしたが、頂いたお言葉を大切に、嘆かず腐らず、お腹にいた子の分まで前を向いてしっかり淡々と今を生きていきたいと思います。
ただ、何事もなかったかのように彼が連絡してきそうな予感がしているのですが、その時どのようにすべきか、いまだ悩んでおります...。
お答え頂きありがとうございます。
手術の日から音信不通になってしまい、やはり彼は逃げ出したい気持ちが強かったんだろうと今感じております。
手術の費用の話など全くきいてもくれない態度に私が責めてしまったのもあるかと思います。
妊娠がわかった時からずっと一人で悩み、手術後数日はお腹の痛みもあって精神的にも弱くなってしまい、彼の音信不通でかなり参ってしまいましたが、今はお腹にいた赤ちゃんのことだけを想い私1人で供養に行きたいと思っております。
彼とはもうこのまま会うこともないかとは思いますが、もし会うことがありましたら水子供養にはちゃんと行くよう話したいと思っております。