働くということ。
お久しぶりです。
前回、仕事の件で御相談させていただきました。ろくにお礼も申し上げず、ご無沙汰してしまいました。
仕事を始めて二ヶ月経ちますが、そもそも二度と戻りたくない業界でしたから、精神科で抗うつ薬を飲みながら頑張っています。家族には精神科に通っているのは黙っていたのですが、先日どうしても話さざるをえなくなりました。
夫は、「薬を飲みながら働くのはおかしい。せめて自分の心を満たす別の方法も手に入れてみては。」と言うのですが、私が望む、例えばお洒落をする、趣味の絵を見に行くなどの、私が好きな事を実行すると、お金がそれなりにかかります。そもそもお金の為だけに大嫌いな仕事に戻ったのに、自分に金をかけては本末転倒のような気がして、それは出来ないと言いました。
化粧品は百円ショップ、服はユニクロの見切り品で、我慢、我慢、と自分に言い聞かせて来ましたが、最近は「こんなことなら何もしない方がマシだ。」と化粧はせず、服は洗った順から何も考えずに着ています。
髪を切るのも面倒になりました。
そんなとき、娘が着せ替えのゲームをタブレットでしているのを見て、「ゲームなら格安でお洒落ができる。これからは人生の幸せを全部ゲームのアバターに代行してもらおう。」と思いました。良いアイデアだと思い、夫に話したら、「リアルな自分を満たす方法を考えてくれ。」と言われました。リアルな幸せを求めたら、金がかかるから、アバターに託すのです。そもそもお金があったら抗うつ薬を飲みながら働くなどということはしません。
リアルな幸せは、もう諦めています。今の私に大切なのは、金、金、金です。今の仕事は時給が良いから堪えているのです。それ以外の何物でもありません。
私のやり方は正しいのでしょうか。抗うつ薬を飲みながら仕事をし、人生の幸せは全てアバターに代行してもらう。リアルの人生は、ただの苦行と割り切る。夫はあまり賛成したくないようですが。
夫は「こんな状態を黙って見ているしか無いのか。」と言っています。こういう状態の妻を見ているのは辛いようですが、お坊様が夫の立場ならどう思いますか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ご無理なさらないように
拝読させて頂きました。
あなたがお金を稼ぐために頑張っておられることは尊重されることでしょう。
やはり生活していく為にはお金は必要ですからね。
とはいえそれ程薬に依存することはいかがかとは思いますね。
薬はやはり副作用がありますし、どんどんエスカレートしていきます。
そしてなかなか効かなくもなってきます。
ですからあなたの体調を鑑みるとそれ程に無理をしなければいけないのはどうかと思います。
お金と体調を秤にかければお金が下がるのかもしれません。それは仕方がないとは思います。
それでも合間合間には見直して頂きたいと思います。
人間の体調はどんどん年を取っていけば変わります。ですから薬の効き具合や副作用も変わってくるでしょう。
そこはよくよくご自身でも自分の状況を確信していくことが必要です。
気がついた時には手遅れという思いをできればなさってほしくはないです。
どうかあまりご無理なさらないようにお願いします。
あなたがこれからの未来や生活をご家族の皆さんと共に心豊かに幸せに生きていかれます様にと祈っております。